「ウォルトディズニーの業績ってどうなの?」
「今後の株価とか将来性が気になる」
「株持っていればちゃんと夢の国へ連れて行ってくれる?笑」
そんな人に向けてFP保有のくまお教授(@kumao__kumao)がお届けします⚈(`◕ల ◕´)⚈ハハッ!
この記事のポイント
- 私の運用状況と購入理由
- 超長期チャートによる株価推移と今後の予想
- グラフで売上・営業利益などの最新の動向チェック
目次
アメリカのウォルトディズニー株を買った
いまアメリカ株は割高なんて言われています。
正直言うとわたしもそう思います。
だからドルコスト平均法で積立NISAやiDeCoなど時間分散をして投資をしている状況。
時間を分けて投資することで値段が下がったときの損失が大幅に下げられるからです。
個別株の購入はなるべく控えて、株価暴落したときにまとめ買いしようとひそかに目論んでおります。
でもそれでも高くても買いたいと思うのが人間の本能。
わたし、以前からこっそり買い始めました( ᐢ˙꒳˙ᐢ )
✓残高
✓購入履歴
プチ暴落したところでちょこちょこ買い集めています。
今のところプラスにはなっていますが、今後どうなるかは正直わかりません。
購入したのはたったの2株です。
アメリカ株は日本のように100株単位で買う必要はなく、1株から買えるのがありがたいです。
この程度の数量なら別にリスクでもなんでもないので、毎月を目処に1株ずつ追加で買っていこうと考えています。
積立NISAの個別株バージョンみたいな感じで買ってます。もちろん非課税にはならないですけどねん。
本場アメリカのディズニー株を購入した理由
わたしがなぜ数ある株式の中からウォルトディズニーを選んだかというと、主に大きく3つの理由があります。ハハッ!
- 将来永続的に存続する企業
- 他社を寄せ付けない独占的企業
- 毎年業績を伸ばしていること
アメリカのディズニーはこんな企業だと思っているからです。
1つずつ解説します。
①将来永続的に存続する企業
ウォーレンバフェットを以前より尊敬している私は、こう考えます。
「株を買うときは一生持っていてもいいと思う会社を選ぶべきだ」と。
バフェットもたしかそんな事を言っていたと思います。
一般人が投資で富を築くためには長期投資が最も勝率が高い方法です。
その長期投資をする上で大切なのが、その企業がずっと生き続けられるか。
ディズニーは私が考えうる限りなくなるということは考えられないと考えています。
これからはファンが多い企業こそが生き抜いていけると、コカコーラの社長が言っていました。
私の周囲にもファンはたくさんいるし、世界中でもそう。まさにディズニーこそファンに囲まれた永久的に存続しうる会社だと思います。
②他社を寄せ付けない独占的企業
どんなに優秀な経営者、社員、技術があっても、競合他社が多ければ経営は難しくなります。
ライバルがいればいるほど、価格競争に追い込まれ、そうなれば利益率がどんどん下がっていくからです。
しかしディズニーには圧倒的な独占的ポジションを築いています。
知名度、ブランド力、そしてファンがいます。
たとえばディズニーだとミッキーはもちろん、くまのプーさん、各種ディズニープリンセス(シンデレラ、アリエルなど)など強力なキャラクターたちがいます。
下記のデータによるとなぜかポケモンが1位ですが、2位以降はディズニー絡みのものばかりでそれらを足せばディズニーグループが圧倒的1位です。
*【引用】Finders
最近はスターウォーズとかマーベルも買収してディズニーの一角になっていますし。
テーマパークにしてもディズニーランドに匹敵するようなパークってなかなかありません。
せいぜい近しいものでもUSJくらいじゃないでしょうか。それでもディズニーのほうが圧倒している気がします。
③どんな経営者でもなくならない会社
経営者の力で成り立っているような企業もそれはそれですごいですけど、ディズニーはそういった力がなくても生き残っていける会社だと思います。
ワンマン経営の会社の場合、後継者がいまいちだったりすると一気に業績が傾くことが多いです。
ウォルトディズニーの場合は、
- ブランド力
- キャラクターの強さ
- 熱狂的なファンの多さ
などが総じて強力すぎるため、経営者がたとそうそう業績を落とさないのかなと思いました。
(もちろん今の経営者は優秀だと思ってはいますよ( ˃̶͈ ᴗ ˂̶͈ ))
ウォルトディズニーの株価分析
チャートをまずみてから、その後に詳しい売上状況などをみていきますね。
チャートの推移
記事執筆時点での株価がこちらです。
✓5年チャート
【出典】TradingView5年
(*最新の数値を見たい方は上のリンクから飛んでください)
この時点での株価は141ドルなので、だいたい日本円だと1株14,100円くらいです。
しばらくヨコヨコのトレンドでしたが、最近また上がってきています。
✓全期間チャート
全期間でみると凄まじい伸びです。
- 1968年当時:おおよそ0.22ドル程度
- 2020年現在:おおよそ141ドル程度
ざっくりと伸び率を考えるとなんと約640倍!!
まさに夢の国ならぬ「夢の株」。
みんなを魔法でハピネスにする企業というのはハッタリではなさそうです(たぶんそういう意味じゃない笑)
売上・営業利益などの状況
財務情報についてもみていきましょうか。
まずはざっくりの全体の数字をお見せします。
※単位はUSドルなので円で考える場合はだいたい100倍にしてください。
決算期 | 売上 | 営業利益 |
2016/10 | 55,632,000千 | 14,202,000千 |
2017/09 | 55,137,000千 | 13,775,000千 |
2018/09 | 59,434,000千 | 14,804,000千 |
2019/09 | 69,570,000千 | 10,668,000千 |
2020/09(予想) | 81,400,819千 | ー |
2021/09(予想) | 86,606,472千 | ー |
*単位は千ドル
ちょっと数字だけだとみづらいかも知れないので、ここからはグラフを使って解説しますね。
✓売上
大企業の割には毎年かなりの成長を見せています。
夢のある企業ですね。
✓営業利益
直近で大きな投資をしたため、一時的に営業利益が下がっています。
今後の成長につなげるためです。
ネガティブな営業利益低下ではありません。
✓EPS
EPSとは1株あたりの純利益のことで、これが高いほど効率的な運営ができているといわれています。
年々上がっているかどうかがけっこう重要だと思っています。
2019年は少し落ちましたが、10年で5倍ペースで伸びていますよ。
✓その他(PERなど)
その他に特に重要な指標は以下でしょう。
- PER:22.54
- 配当利回り:1.25%
※2020年2月10日ベース
PERは株価収益率を意味し、出している利益に対して株価が割高かどうかを示す1つの数値です。
数字が高いほうが割高と判断されます。
高すぎず安すぎずと言った印象です。
1年前くらいはは10を切っていた記憶があるので「割安だなあ」と思っていました。
他のアメリカ大手企業は30とか物によっては100以上言っていることを考えると割とマシなほうじゃないでしょうか。
配当金はアメリカ株の中ではそんなに高い方ではないです。
一般的な日本株よりは多い気がしますが。
株主優待はアメリカ株なのでそもそもありません。
ウォルトディズニーの企業分析
アメリカの本家ディズニーは実はかなり手広くビジネスを展開しています。
結論から言うと、パーク事業は全体の数割しか売上に寄与していません。
こちらが事業ごとに売上の内訳を出したものです。
売上の変遷は以下の通り
今回出しているグラフは全て*ウォルト・ディズニーのアニュアルレポートをベースに私が作りました
それぞれの事業別になにをやっているか解説します。
メディアネットワーク
ケーブルテレビなどの収益です。
日本人にはあまり馴染みがありませんが、ディズニーは大手TV局やストリーミングチャンネルを保有しています。
主要なものの一覧をあげると以下です。
内容 | |
ABC | アメリカの大手TV局 |
EPSN | スポーツ専門チャンネル。衛生放送やケーブルテレビとして提供。 |
ディズニー・チャンネル | ディズニー番組に特化した有料のチャンネル。アメリカではTV番組を有料で登録するのが日本よりも一般的だったりする |
パーク
ディズニーランドなどのパーク事業です。
ここにはパーク内での飲食なども含まれます。
みなさんが一番馴染みがあるのがここじゃないでしょうか。
具体的なパークとしては以下があります。
内容 | |
ディズニーランド・リゾート | 1955年アメリカのカリフォルニアに一番最初にできたテーマパーク |
ウォルト・ディズニー・ワールド | 1971年にアメリカのフロリダに誕生。4つのパークがあり世界最大規模。一週間は余裕で楽しめるらしい |
東京ディズニーリゾート | 1983年に千葉県に登場。皆さんご存知の通り |
ディズニーランドパリ | 1992年フランスのパリにできた。規模はあまり大きくない |
香港ディズニーランドリゾート | 2005年に香港に生まれる |
上海ディズニーランド | 2016年にできたパーク。最新ホヤホヤの最先端。 |
これ以外にアウラニディズニーリゾートというのもありますが、パークはなくホテルしかないので載せませんでした。
ちなみに東京ディズニーのみ直運営ではないです。
オリエンタルランドが運営していて、その収入の一部をウォルト・ディズニーが受け取っている形になります。
スタジオエンターテイメント
映画やドラマなどの映像制作の事業です。
年々買収が進み、多くの名作映画がディズニー参加に加わっています。
制作部門 | 代表作品 |
ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ | 白雪姫、シンデレラ、ラプンツェル、アナと雪の女王 |
ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ | パイレーツオブカリビアン、」「アリスインワンダーランド、実写版の美女と野獣 |
タッチストーン・ピクチャーズ | アルマゲドン、ナイトメア・ビフォア・クリスマス |
ピクサー・アニメーション・スタジオ | トイストーリー、カーズ、モンスターズインク |
マーベル・スタジオ | アベンジャーズ、スパイダーマン、アイアンマン |
ルーカスフィルム | スターウォーズ、インディージョーンズ |
あと他にも少しあるみたいですけど、有名どころは上記のとおりです。
改めてみるとそうそうたる作品ばかり。
これらはamazonプライムとかネトフリとか諸々ではみれないですからね。
自社で独占するうまい戦略ですね。
ダイレクトコンシューマー&インターナショナル
キャラクターグッズなどの物販です。
特に有名なキャラクターは以下の通り。
内容 | |
ミッキーマウス&フレンズ | ウォルト渾身の作品。世界一有名なねずみとその仲間たち。 |
ウィニー・ザ・プー | なぜか日本だとくまのプーさんと略される世界一有名なくまとその仲間たち。 |
ディズニープリンセス | ディズニーの映画で登場するお姫様たち。ベル、ジャスミン、オーロラ、エルサなど |
ユニベアシティ | ミッキーが作ったとされるくまさんたち。このあたりから露骨にビジネス臭が漂い始める |
これ以外だとピクサーやマーベル系のキャラクターがいます。
ココもポイント
ディズニーの場合は事業がこのように複数に分かれていても、実はそれぞれが相互に影響しあっています。
映画がヒットすれば、パークへの来場者数やグッズの売上が伸びます。
反対にパークに人が集まればグッズも売れ、映像関連の事業もうるおうといった感じです。
そのあたりはかなり緻密な計画のもの経営されているように思います。
2019年の総括
2019年に大きく売上が伸びたのは、大手映画会社のFOXの資産買収や動画ストリーミングサービスHuluの経営権取得によるものです。
ただそれら獲得のための費用により営業利益が下がりました。
これはあくまで先行投資なので、事業がうまくいっていないから下がる場合とは違います。
実際にその他の事業、パークと映像関連は2桁成長と利益を大きく伸ばしています。
「ライオンキング」「トイストーリー4」「アラジン」などのディズニー関連映画も好調です。
正直動画コンテンツ系ではNetFlixやアマゾンプライムという強力なライバルがいて、競争は激しいです。
しかしいまや買収を繰り返し、有名どころのキャラクターなどは抑えていてかなり強いため十分戦っていけるでしょう。
直近では「Disney+」の会員数の伸びが凄まじいです。
ディズニーは他社に一貫してコンテンツをわたしていなかったことが功を奏するかも知れません。
さらになによりウォルト・ディズニーの強みは元々の利益の源泉であるパーク事業、キャラクタービジネスで圧倒的優位と安定感があるので、そう簡単に崩れることはないと思います。
今後も大きな買収をする可能性があり、そのたびに売上も伸びていくでしょう。
大きくなりすぎてなんの会社かわからなくなるのも嫌だけどね。
永遠に私たちに夢を与え続ける会社であることを望んでいます(なんかこの言い方だと怪しい宗教みたい笑)
さいごに|おすすめ証券会社とか
米ウォルト・ディズニーの株価や企業分析をしてきました(*´ω`*)
まとめると以下の感じになります。
記事内容まとめ
- ディズニーはバフェットが提唱する買うべき株の条件をけっこう満たしている
- 業績は安定、右肩上がり
- パーク事業以外にもいっぱい手掛けている
投資家目線100%で考えたときに、米国株投資におすすめの口座は以下のとおりです。
特にSBIだとややこしいツールに飛ばずに簡単にスマホから買付ができ、ドルへの切り替えを安く出来るのでおすすめです。
米国株の取引以外でもかなり優秀ですし。