最近は送料無料化などで話題の楽天。
日本の通販の中ではけっこうな老舗に入ります。
トップの三木谷さんの豪腕が目立ちますね( *˙ω˙*)و グッ!
今回はそんな楽天の1998年から現在までの株価の推移(チャート)や業績、今後の予想、買い時について解説します。
またあわせて株主優待、配当金についても10年分以上を最も詳しくまとめていきます。
- 業績:売上1.2兆円、営業利益727億円
- 株価:824円
- 配当+優待利回り:3.65%
- ROE:-4%
- PER:マイナス(2018年は7倍)
これから詳しく解説していきます。
目次
楽天の株価を左右するビジネスモデル
株の購入を決める上で、企業のビジネスモデルを知ることはとっても重要です。株価の買い時を予想するのにもつながるからです。
楽天はいまやただの通販会社ではありません。金融から通信事業まで幅広く行っています。改めてどんなビジネスをやっていて、そのうち売上比率はどの程度なのか整理していきますね。
今やっている事業を大きくカテゴリ分けすると3つです。
- インターネットセグメント:通販
- フィンテックセグメント:金融
- モバイルセグメント:通信
まずこれらの売上比率がどうなっているかまとめました。
インターネットサービスが主軸ですが、フィンテックもけっこうな割合です。
今後はモバイル比率を増やしていくでしょう。
以下では実数でも見ていきます。
モバイルは利益はマイナスとなっています。今は完全に投資の段階ですね。
その後に甘い蜜を吸う作戦です。好物はあとに取っておくとくやつかな(。•̀ω-)b
あくまで事業は3つに分かれていますが、なにも無計画に経営しているわけではないです。主に楽天ポイントを武器に3つの事業で相互に成長を高め合っています。
たとえば楽天市場を使うことでポイントが貯まりそのポイントを楽天モバイルで使うみたいなことができます。
反対に楽天モバイルを契約した人は、楽天市場で通販を利用したときのポイントが+3倍みたいなことが実際に行われています。
ここからは各セグメントごとでどんなビジネスをやっているのか1つずつ解説しますね。
①インターネットセグメント
1997年、楽天当初の事業である楽天市場をメインとする事業です。
楽天市場はネット上のショッピングモールで、そこに中小企業などが出店しています。
その出店料金や維持費、そして売上の金額の一部を手数料としてもらうことで稼いでいます。
最近ではそれ以外にも主なものとして以下のものを運営しています。
事業内容 | |
楽天ダイレクト | 健康食品を運営する通販会社。ケンコーコムを買収してできた |
ラクマ | フリマアプリ。元はフリルという名前でやっていたが楽天が買収 |
楽天ブックス | 楽天が運営するオンラインブックストア。日本出版販売を買収して誕生 |
楽天ファッション | Stylifeを買収後、楽天が直接運営するファッション会社。 |
楽天ビック | ビックカメラと楽天のコラボショップ |
楽天西友ネットスーパー | 西友と楽天のコラボショップ |
楽天トラベル | ネット旅行予約サイト。マイトリップ・ネットを買収して誕生 |
*ここに書ききれないものもたくさんあります
ご覧の通りいまや楽天は企業にただモールという場所を貸すだけでなく、自身でも直販で売るようになってきています。
ネットショップをどんどん買収して楽天化を進めている状況です。
②フィンテックセグメント
2005年辺りから本格的に力を入れ始めたのがこのフィンテック領域です。
フィンテックとは金融(Finance)と技術(Technology)をかけ合わせた造語。
ざっくりいうと金融のIT化です。
今やこのフィンテック事業が楽天の中核にあるといいってもいいでしょう。
具体的には以下の事業を運営しています。
事業内容 | |
楽天カード | いまや利用総額1位を誇るクレジットカード。旧「株式会社あおぞらカード」 |
楽天銀行 | ネットバンクの中でもトップクラスの規模。元はイーバンクを買収 |
楽天ペイメント | QRコード決済である楽天ペイを軸とする事業 |
楽天Edy | プリペイド(前払い)方式の電子マネー。Suicaのようにタッチで支払える。元はEdyを買収。 |
楽天生命 | ネット上で生命保険を販売する会社。アイリオ生命を買収して誕生。 |
楽天証券 | 今やネットで1、2位を争う証券会社。前証券会社の中でも1番伸びている。旧「DLJディレクトSFG証券」 |
楽天損保 | ネット上で火災保険、自動車保険を販売。朝日火災海上保険を買収し誕生 |
上記はすべてグループ会社として楽天が取り仕切っています。
金融系の事業をほぼあますところなく運営しているのは凄まじい拡大力です。
最近では楽天カード、楽天証券など国内トップクラスの売上を誇る会社も出てきています。
いずれの事業も実は1から作ったわけではなくて、企業を買収したところからスタートしています。
それを楽天の資金と経営力で伸ばすというスタイルですね。
*いずれも楽天株式会社決算資料より
今後も各分野を伸ばしつつ、さらなる領域も広げるという流れは止まらないでしょう。
③モバイルセグメント
ここ数年で力を入れているのがモバイル事業です。
具体的には以下があります。
事業内容 | |
楽天モバイル | 格安SIMを提供。直近では自社で電波も買い取り第4のキャリアを目指す |
Viber | ネットでショートメッセージが出来るLINEと同じようなサービス。 |
最近話題になっているのが楽天モバイルです。
元々はドコモなどの電波を借りて格安SIMとして運営していましたが、最近電波を高額で買い取り自社で運営する方針に決めました。
前倒しで色々進めてはいますが、計画が後連れして苦労している状況です。
基地局設置(携帯の電波を届ける機器)などの投資額が大きいだけにモバイル事業がうまくいくかで、今後の楽天の株価が何割か左右されるでしょう。
いま(MVNOとして運営)のところ決算を見る限り利用者は年々増えてはいるようです
今後自社の電波を使えるようになれば更に伸びるかの制覇高まります。
上記で①〜③としてあげたセグメント以外にも株式を多く保有し楽天のグループ企業としているのは以下もあります。
参考までに知っておいてもいいかもしれません。
会社概要
一応会社の概要もまとめておきます。気になる方は見ておいてください。
楽天はこんなカイシャ
- 創業:1997.2
- 本社:東京都世田谷区玉川1-14-1楽天クリムゾンハウス
- 代表取締役社長:三木谷浩史
- 従業員:単体7,288(連結20,053)
- 平均年齢:34.4歳
- 年収:755万円
- 上場遍歴:2000年にジャスダック、2013年に東証一部上場
※2019年度有価証券報告書より
代表はずっと三木谷さんなので、別の方に変わったときが心配ではあります。
オーナー社長が運営する会社の1番恐いところですね。まだ55歳なのでしばらくは続けると思いますが。
役員は7人中2人が外国人とグローバル化がかなり意識されています。
楽天の業績推移を10年以上みてみよう
ここからは楽天株式会社の業績を昔まで振り返りながらお伝えしていきます。
✓売上高
1997年の創業以来ずっと右肩上がりで増えてきています。
今後も増えてづつける予想です。
株主としては安心感がありますね。
✓営業利益
売上高とは違い年によってまばらな状況です。
楽天は元の事業とは別分野に突如とてつもなく大きな投資をすることがあり、それが原因となっています。
2019年で伸び悩んでいるのは、携帯電話の基地局設置のコスト増や出資するLyft社の経営難によるものです。
Lyftとはアメリカのライドシェアの会社でUberのライバル企業。Lyftは一時的なものなのでそこまで問題ないですが、基地局の設置コストは数年は続くでしょう。
ただし今の楽天のコアとなっている通販、金融においては順調に増えて続けているので、長期で見れば問題はないかなと思っています。
✓営業利益率(売上高営業利益率)
投資判断で非常に重要な指標です。
数字が高いほど他社に優位に事業をこなせていることを表します(もちろんこれが全てではないですが)
楽天の営業利益率は徐々に落ちてきているのが気になります。
一般的な事業が2~3%なのを考えると悪くないですが、インターネット事業だったら平均して10%を超えていてもいいかなというのが正直なところです。
✓ROE
ROEとは「企業が私たちが投資した資金を使ってどれほど効率的に利益を生んでいるか」を表す指標です。
こちらも投資判断で非常に重要な指標。
10%を超えると良い企業だと言われることが多いです。
推移を見る限り楽天株は平時は超えているんですけど、なにか投資をするときは下がってしまっていますね。
あとマイナスの気になると思います。当期純利益(最終的に稼いだ金額)が赤字の年は財務上どうしてもマイナスになります。
✓EPS
投資判断で非常に重要な指標です。
EPS(1株あたりの純利益)が高いほど、企業が効率よく儲けていることになります。
当期純利益(最終的に稼いだ金額)が赤字の年があるので、マイナスになってしまっています。
直近だと2018年まではよかったですが、2019年は苦しい状況ですね。計画だとプラスになる見込みではありますがどうなるかはわかりません。
✓BPS
BPS(1株あたりの純資産)は企業の安全性を示す数値で、高いほうがいいです。
楽天の場合、順調に伸びている点は安心ですね。
✓フリーキャッシュフロー
企業の財務健全性を見る上でとても重要な指標です。
マイナスが目立つのでけっこう無茶な経営をしているなあと思います。
知っておきたいポイント
- フリーキャッシュフロー:営業キャッシュフロー」ー「投資キャッシュフロー」
- 営業キャッシュフロー:本業の利益を表す
- 投資キャッシュフロー:事業投資を表す
✓現金等残高
フリーキャッシュフローが思わしくなく不安だったので、現金等残高も見ていきます。
現金等残高とは「営業CF、投資CF、財務CFの動きの結果、手元に残った現金および預金や3カ月以内の短期投資など現金同等物の期末残高」です。
幸い楽天は増えているので問題ないですね。
✓自己資本比率(%)
自己資本比率とは「全資産のうち、どれだけ自己資本(自分のお金)でまかなえているか」を示します。
自己資本は返済が不要の資金なので、数字が大きいほど安全です。
20%は合ったほうが健全で、優良企業なら40〜60%は欲しい数値なのですが、楽天は8%笑。
ちなみに中小企業の平均は40.92%
*参考 中小企業実態基本調査(平成30年度)
ただし楽天は銀行業もやっていますよね。
実は一般的に銀行は自己資本比率が低いのが当たり前で、平均は9.31%(2014年時点)。44業種中で43位に位置しています(最下位は建設業)
楽天がその他に手掛ける分野である業種もみてみると、39位保険、33位証券と軒並み低いです。
*参考 EDIUNET
だからそこまでは心配はしなくてもいいとは思いますが、楽天は銀行以外も大きな比率でやっているので決して高くはないということは覚えておきましょう。
銀行には自己資本比率のルールがある
あとご存じの方もいるかもしれませんが、銀行には以下のルールがあります。
- 銀行が国外で運営していくためには自己資本比率が8%以上
- 銀行が国内で運営していくためには自己資本比率が4%以上
というルールもあるのでさすがにこれを下回らないように計算はされていると思います。
楽天のチャート!10年以上の株価推移
ここからは長期、中期、短期、日経平均と比較した楽天チャートを見ていきます。
✓月足チャート(2005年〜)
2008年のリーマンショックの影響もほぼ受けていません。
2020年直近の日経平均株価の下げもあまりって感じです。
ただしそれ以外の年でかなりの上下幅を記録しています。
2015年頃には株価2,000円を超えることもありましたが2018年には800を割るシーンも。
大企業の中ではボラティリティ(変動)が大きいと思います。
✓週足チャート(2015年〜)
中期チャートも載せておきます。
徐々に下がってきていますね。
✓日足チャート
最近1年間の推移です。
楽天モバイルの基地局設置が予定より遅れたり、Lyftによる減損のニュースがあってくらいからどんどん下がっています。
✓日経平均と比較した月足チャート
チャート単体で見るよりも、日経平均株価と比べたほうが市場との連動性がよく分かるので比較しました。
実数ではなく上限比率で比較したチャートです。
楽天の株価は関係なくオレサマ的な感じで、自由に動いています。まるでジャイアンみたい。そういえば三木谷さんってジャイアンぽいよいね(え?)
まあそれはおいといて、楽天と他の株を持ち合わせること分散投資になるかもΣ(‘ω’ノ)ノ笑
楽天の株主優待
優待条件
優待利回りは高いほうです。
内容 | |
株価 | 809円(記事執筆時点) |
単元株数 | 100株 |
権利確定月 | 12月 |
優待回数 | 年1回 |
優待金額目安 | 2,500円 |
優待利回り | 約3.09% |
優待内容
楽天の株主優待は2種類両方もらえます。
✓楽天キャッシュ
保有期間や株数によって優待内容が変わります。
保有5年未満 | 保有5年以上 | |
100株 | 500円相当 | 1,000円相当 |
1,000株 | 1,000円相当 | 1,500円相当 |
5,000株 | 1,500円相当 | 2,000円相当 |
10,000株 | 2,000円相当 | 2,500円相当 |
「楽天市場」「楽天トラベル」「ラクマ」または楽天Payとして加盟店で利用できます。
✓楽天トラベル国内宿泊クーポン
保有期間問わず | |
100株 | 2,000円相当 |
楽天トラベル国内宿泊クーポンは、選択制となっていて以下のどちらかを選べます。
- 「2名以上の旅行に利用できる2,000円クーポン×1枚」
- 「1名以上の旅行に利用できる1,000円クーポン×2枚」
ココに注意
気をつけたいのが申し込みをしないともらえないという点です。必ずWEB上で申し込みが必要になります。
優待内容をご利用いただくには、申込み期間内に楽天株主様ご優待専用サイトにて、事前のお申込みが必要となります。
楽天キャッシュおよびクーポンは、楽天株主様ご優待専用サイトでのお申込み後に、お申込みの際に使用された楽天IDへウェブ上で後日付与されるものであり、紙媒体等で郵送されるものではございません。
引用:楽天株主優待ページ
楽天の配当利回り
株主優待とは別に現金で還元される配当金があります。
1株あたりの配当金は4.5円。配当利回りは現時点では0.56%(予想)で気持ち程度ですね。
10年以上にわたる配当金の推移をみてください。
すごいわかりづらいですよね?
なぜこうなったかというと楽天株は何度も株式分割を行っているからです。
*楽天公式サイト
株式分割をするたびに1株あたりの配当金はどうしても減ります。
しかし別に損になるわけではありません。
例えば仮に100株持っていたときに、10分の1に分割されたら1000株保有に変わりますのでトータルでもらえる配当は一緒です。
✓配当利回り
配当利回りとは【株価に対する年間配当金の割合】のことです。
たとえば株価100円、配当金1円だった場合に1%と計算されます。
楽天は上の図の通りの推移となっていて決して減ってはいません。
2020年に関してはグラフに載せていませんが、今書いている時点では0.56%の予定です。
なお当然株価が上がれば配当利回りは減り、株が下がれば配当利回りは増えます。
✓配当性向
結局どれくらいちゃんと配当しているか見るもう1つの指標として「配当性向」があります。
会社が事業によって得た利益をどのくらい株主に還元しているかを表す指標です。
2011年、2019年は当期純利益(最終的に稼いだ金額)が赤字だったので、計上していません。
配当利回り+優待利回りを合計してみる
結局のところ、配当金と優待を足したらどれくらいお得か整理していきますね。
還元率 | |
配当利回り | 3.09% |
優待利回り | 0.56% |
合計 | 3.65% |
株主優待がけっこうつくのでトータルの還元としては高くなっています。
楽天のサービスを使うユーザーならかなり使いやすい優待なので悪くない内容です。
今後の楽天株の買い時を予想
楽天はなかなか判断が難しい株ですが、私なりの考えや今後の展望に付いて書いていきます。
結論としては今買っても十分安いです。
不安なら今のショックが一旦落ち着くまで待ってもいいと思います。
PERやPBRからいまの割安感をはかる
✓PER(株価収益率)
PERが低ければ低いほど、企業が稼ぐ利益に対し株価が割安であることを表します。
直近の予想PERは当期純利益がマイナスなので計測不能です。当期純利益(最終的に稼いだ金額)が赤字の年があるので、マイナスになってしまっています。
参考にするデータは合ったほうがいいので、過去の楽天のPER推移を見てみます
一般的には15倍より下が買い時と言われますけど、個人的には今までの推移を見て判断すべきだと思っています。
いままでのPERが少ないときでもだいたい10を超えていて、多いときには30や40だったことを考えるとPERを見る限り今は割安な水準だと感じます。
✓PBR(株価純資産倍率)
企業の持っている純資産から見た株価の割安度を表す数値で、安いほうが良いです。
現在の予想PBRは1.52倍。
一般的には1倍を切ると安いと言われますけど、こちらも過去の推移を考えるべきです。
過去は2~3倍が普通だったことをみると、いまの1.52倍は割安な水準といえるでしょう。
経営面から短期視点でみる
先程も書きましたが、出資先のライドシェア企業Lyftの不調や楽天モバイルの基地局のコスト増で利益が圧迫されています。
Lyftの方は長引くものでもないでしょうから心配は不要でしょう。
基地局に関しては今後5年くらいは増やしていくでしょうから、その分はコストはしばらく掛かり続けます。
どこまでコストがかかるのか、そしていつサービスが本格開始するか、そして電波が既存キャリアに比べてちゃんと入るかによって株価は大きく揺れ動きます。
もう1つ気になるのは今のショックの影響を楽天株がどこまで受けるかでしょう。
オンラインショップは盛況なようなので、利益はむしろプラスになりそうです。
株価も現在は無傷に近いですが、この後の展開次第ではマイナスに進む可能性はあります。
本当に危機感が出たときは業績なんて関係なく下がることがあるので。
いまの株価は800円程度。みんかぶの予想だと1,000円程度とされています。
経営面から長期視点でみる
インターネットサービス(通販など)、フィンテック(楽天カード)などは今後も堅調に推移していくと思います。これがある限り楽天の経営基盤はそうそう崩れないでしょう。
今後の飛躍のカギはやはりモバイル事業ですね。
予想としては以下です。
- モバイル事業が好調:株価けっこう上がる
- モバイル事業がイマイチ:株価少し上がる
- モバイル事業+その他でも低迷:株価がいまのままか下げる
理由を詳しく書いていきます。
✓①好調なケース
電波の問題がうまくいきさえすればこのままユーザー数は増えて行くでしょうから、そのときはかなり株価は上がると思います。
予想するなら株価2,000円越えも不可能ではないです。
✓②イマイチなケース
もちろんあまりうまく行かないケースもありえます。
他キャリアが何年も積み重ねてきてやっと今の電波のレベルに達しました。以前は地下や田舎は通じづらかったですよね。
今は電波の届かないところはほぼないですし、かなり速くなり、世界でもトップクラスのクオリティに。
楽天がすぐに先輩キャリアの水準に追いつくのは正直厳しいかなと思います。
でも楽天の電波が入らないところはauのものを借りるという方針にしているので、それで不満が抑え込める気もします。
仮に電波がイマイチだったとしても、楽天モバイルは楽天ポイントなどのいわゆる楽天経済圏で囲い込めますので、
事業がいまいちだったとしても、モバイル事業以外は堅調ですし、長期では株価が今より下がった状態がずっと続くとは思えないです。
✓③モバイル事業+その他でも低迷
正直このケースになることはほぼないと思います。
モバイル事業はひょっとしたらうまくいくまで時間がかかるかもしれませんが、続けていれば必ず目は出るでしょう。
5Gもありますし、将来性は◯です。
たとえしばらく基地局のコストで苦しんでも、一度電波環境を構築してしまえば参入障壁の高い業種です。
他キャリアを見ているとわかるんですが、かなり安定したキャッシュが毎月入ってきていますし。
通販事業はライバルが多くいるとはいえ、市場自体は伸びているので業績が低迷するのはあまり想像できません。
フィンテックも安定感がありますし。
さいごに
この記事では楽天の株価や優待の分析をしてきました(๑•̀‧̫•́๑)
今回の内容を整理すると以下になります。
記事内容まとめ
- 楽天は日経平均株価に連動していない
- 配当金+株主優待利回りは3%超えでまあまあ
- ROEやEPSなどの各指標は変動が大きい
- しかし売上高やコアビジネスは安定して成長している
現状の株価だと824円の100株からなので、最低購入金額は82,400円とかなりお手軽な金額から買えます。
国内株を買う場合は以下の会社がおすすめです。
とりあえず上記の2つにしておけばまず間違いありません。
-
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※対応していない株式もあります。