※当サイトは広告を使用しています

日本株

【最も詳しい】キューピーの株価を予想!株主優待・配当情報も

投稿日:

【一番詳しい】キューピーの株価を予想!株主優待・配当情報も

最近の日経株価は本当に荒れていますね。思春期の女子高生以上です(゚Д゚≡゚Д゚)

そんな女子高生でも知っている会社がキューピーではないでしょうか。

今回はキューピーの株価や株主優待について、過去20年ほどの動きをまとめていきます。たぶん四季報の10倍程度はくわしいはず(/ω\*)

先に概要だけ書いて置くとこんな感じです

  • 業績:売上5,457億円、営業利益320億円
  • 株価:2,228円
  • 配当+優待利回り:1.41%
  • ROE:8%
くまお教授
これから前半ではキューピーがどんな会社か、後半では業績や株価、株主優待について解説します

キューピーの会社概要とビジネスモデル

私も書いている今知ったんですけど、正式名称はキューピーではなく「キユーピー」だそうです。

でも面倒なのでこの記事ではキューピーで通そうと思います。だってキユーピーってどう考えても変ですもの笑

ワンピースの主人公ルフィを「ルフイ」っていうようなものですよね(∩´͈ ᐜ `͈∩)

古い習慣にとらわれてないでさっさと社名変えてください(何様だ笑)

会社概要

さてキューピーがどんな会社なのか基本的な情報をまとめました。

ココがポイント

  • 創業:1919年(大正8年)
  • 本社:東京都渋谷区渋谷一丁目4番13号
  • 代表取締役社長:長南収(6代目)
  • 従業員:2,447(連結15,452)
  • 平均年齢:40.3歳
  • 年収:601万円
  • 上場遍歴:1970年東証2部に上場、1973年に東証1部上場

創業して100年ほどと歴史はそこそこ古いです。

本社が渋谷にあるのは意外じゃないですか。渋谷ってもっとイケイケの企業が集まる場所だと思ってました。最近ベンチャー企業が集まる街だったりするので。

今の社長はキューピーに若いときに入社したいわゆるサラリーマン社長です。

年収は600万とそんなには高くないですね。後ほど記載する営業利益率を考えるとあまりたくさん支払うときついですからね。

あと上には書いてないですが執行役員が23人。社員の割に多すぎるのでもっとスリムになったほうが経営判断が早くなっていいと思います。

ビジネスモデル

*キユーピー公式サイトより

投資をする上でビジネスモデルを知ることは必須です。

ビジネスモデルとは会社がどういう仕組みで売上を上げているかのことですね。

実は最近イケイケ企業の決算資料ばかりみていたのでびっくりしたんですけど、ここの資料みづらすぎる。

昔ながらの企業なのはわかりますが頑張ってほしい。意外と決算資料のクオリティと今後の業績の伸びって比例することもあるので。

さて取り直して、キューピーは6つものビジネスをしています。

キューピーの事業

  1. 調理・調味料事業
  2. サラダ・惣菜事業
  3. タマゴ事業
  4. フルーツ ソリューション事業
  5. ファインケミカル事業
  6. 物流事業

それぞれの売上構成比をまとめたのが以下のグラフです。

キューピーの事業ごとの売上構成比

事業ごとの規模がなんとなくつかめたのではないでしょうか。

ここから1つずつ詳しく解説します。

①調理・調味料事業

*キューピー公式サイトより

1925年、マヨネーズやドレッシングを軸としたキューピーの元祖であり今も主力事業です。

日本で始めてマヨネーズを販売し、その後ごまドレッシングなどのヒット商品を生み出しました。

スーパーのドレッシングコーナーに一番多く置かれているのが、たいていキューピーだったりします。

Mpacのデータによると、2019年のドレッシングの売上TOPのうち5商品がキューピー製品です。すごいですね。

しかしマヨネーズ・ドレッシングともに味の素、リケン、日清オイリオなあどライバルが増えてきています。

もっというと各コンビニ、スーパーなど各社がプライベートブランドを出しているのも脅威です。

そのため色々なユーザーの好みに合わせた商品拡大中。

具体的には健康を意識したノンオイルシリーズやちょっとプレミア感のあるテイスティーシリーズなどがあります。

今後は国内消費は人口とともに減少していくので、色々手を売っていかないと厳しい状況です。

②サラダ・惣菜事業

*キューピー公式サイトより

1974年から、スーパーやコンビニなどで販売するサラダや惣菜も提供をはじめました。

主にカット野菜やマヨネーズを使用したたまごサラダなどが代表的な商品です。

③タマゴ事業

*キューピー公式サイトより

法人向けの事業で、商品の原材料となる原料を提供しています。

皆さんには馴染みの少ない商品ばかりです。

たとえばかまぼこの中に練り込む卵白だったり、パン・スイーツの中に入れるタマゴのクリームだったり。

それ以外にもチェーンレストランのオムライスのオムの部分も作っています。

更にコンビニやスーパーのカルボナーラの上に載っている黄身とかもキューピーが手掛けています。

④フルーツ ソリューション事業

*キューピー公式サイトより

1932年以降、アヲハタのジャムやピーナッツクリームなどを製造しています。

その他にパスタソースやスイートコーンなども。

⑤ファインケミカル事業

*キューピー公式サイトより

1985年からサプリも販売しています。

他には化粧品も取り扱いを開始。

通販も開始しているみたい。

とはいえ売上は全事業のほんの一部です。

⑥物流事業

キューピーのグループ会社である「キューソー流通システム」の事業です。

様々な温度を保ちながら食品を運ぶ運送会社。

量販店、外食チェーン、コンビニエンスストアなどが顧客で、輸送以外に倉庫対応、コンサルもやります。

元々キューピーが自社でやっていたノウハウを活かした事業ですね。

キューピーの業績

ここからはキューピーの業績を昔まで振り返りながらお伝えしていきます。

✓売上高

キューピー株の売上

ジグザクを繰り返しながらも傾向としては上昇ペースを保っています。

✓営業利益

営業利益も売上よりもさらに高低差がありますが、長期ではしっかり伸びています。

キューピー株の営業利益

 

表にもまとめました。

キューピー株の売上・営業利益

 

✓営業利益率(売上高営業利益率)

キューピーの営業利益率

投資判断で非常に重要な指標です。

この営業利益率が右肩上がりになっているのはいいですね。

メーカーは基本的に作るほど1個あたりのコストが減るので、利益率も自然と上がっていきやすいです。

Strainerによると食品メーカーの中では現時点で29位の営業利益率の高さです。

一般的な事業が2~3%なのを考えると悪くないと思います。個人的にはもっとほしいですが。

✓ROE

キューピー株のROE

投資判断で非常に重要な指標です。

ROEとは「企業が私たちが投資した資金を使ってどれほど効率的に利益を生んでいるか」を表す指標です。

10%を超えると良い企業だと言われることが多いです。

キューピー株はもう一歩ということろですね。

✓EPS

キューピー株のEPS

投資判断で非常に重要な指標です。

EPS(1株あたりの純利益)が高いほど、企業が効率よく儲けていることになります。

特に右肩上がりに成長している企業が優秀と言われています。

キューピーはいい感じに上昇しているといっていいでしょう。

✓BPS

キューピー株のBPS

BPS(1株あたりの純資産)は企業の安全性を示す数値で、高いほうがいいです。

キューピー株はこちらも綺麗に伸びています。

✓フリーキャッシュフロー

キューピー株のフリーキャッシュフロー

企業の財務健全性を見る上でとても重要な指標です。

たまにマイナスがみられますが、おおむね問題ないと行っていいでしょう。

知っておきたいポイント

  • フリーキャッシュフロー:営業キャッシュフロー」ー「投資キャッシュフロー」
  • 営業キャッシュフロー:本業の利益を表す
  • 投資キャッシュフロー:事業投資を表す

キューピーの株価チャート

ここからは長期、中期、短期、日経平均と比較したキューピーの株価チャートを見ていきます。

✓月足チャート(2002年〜)

2008年のリーマンショックの影響もそこまで受けていませんね。

2012年あたりからは大きく上昇しています。

直近数年ではヨコヨコを継続していましたが、ここのところは伸び悩んでいます。

✓週足チャート(2015年〜)

ここ数年に絞ったチャートです。右肩下がりです。

✓日足チャート

ここ1年のチャートです。右肩上がりです。

✓日経平均と比較した月足チャート

チャート単体で見るよりも、日経平均株価と比べたほうが市場との連動性がよく分かるので比較しました。

実数ではなく上限比率で比較したチャートです。

日経よりは金融危機の影響を受けづらいといっていいでしょうね。

2014年からは顕著な伸びを示しています。

キューピーの株主優待と配当利回り

*キューピー公式サイトより

株主優待

✓優待内容

キユーピー自社製品がもらえます。

そもそも3年以上の保有をしないと貰えないとう厳しい制約も。

金額は以下の通り。

株主優待の内容
100株 1,000円相当
500株 2,000円相当
1,000株 3,000円相当

✓優待条件

優待利回りはあまりといった感じです。

内容
株価 2,228円(記事執筆時点)
単元株数 100株
権利確定月 11月
優待回数 年1回
優待金額目安 1,000円
優待利回り 約0.45%
条件 3年以上の保有

※3年以上継続保有とは、5月31日と11月30日の株主名簿に連続7回以上同一株主番号で記載されていること

くわしくはキューピー公式の株主優待品ページもご覧ください。

配当利回り

株主優待とは別に現金で還元される配当金があります。

1株あたりの配当金は46円。配当利回りは現時点では1.80%(予想)でまあまあ貰えるなと行った感じです

1996年からの推移をずっとみていくときちんと増やしてくれていることがわかります。

キューピー株の配当金

年々増えていることがわかると長期保有する上では信頼できるので持ちたいって気持ちになりますよね。

会社によってはすぐ配当金が減ったりするところもあるなか、キューピーはちゃんとしているなと思います。

さすがマヨネーズ&ドレッシングが首位名だけあって安定感がありますね。

キューピー株の配当利回り

利回りも配当金が増えて続けているためか株価が上がっても減っていません。

 

✓配当性向

キューピー株の配当性向

結局どれくらいちゃんと配当しているか見るもう1つの指標として「配当性向」があります。

会社が事業によって得た利益をどのくらい株主に還元しているかを表す指標です。

安定していますね。

会社によっては凸凹が激しかったりするんですが、キューピーは安定してます。

配当利回り+優待利回りを合計してみる

結局のところ、配当金と優待を足したらどれくらいお得か整理していきますね。

還元率
配当利回り 0.45%
優待利回り 1.80%
合計 2.25%

十分な還元率だと思います。

優待品もあって困らないようなものばかりですし。

今後の買い時を予想

結論としては現状はいつ買っても失敗はほぼなさそうな株だと思います。

短期視点

くまお教授
皆さん気になっているのは直近のこのショックでしょう

幸いなことにキューピーはほとんど影響はないと思います。

あるとしたら企業に卸しているタマゴ事業ですかね。レストランにも売っているので、その分の売れ行きはマイナスでしょう。

しかし主力はマヨネーズ、ドレッシングです。

もちろんこちらも店舗に卸している分もあるでしょうが、メインは消費者向けでスーパーなどに並ぶもの。

いまスーパーが大盛況なので、マイナスを帳消しにする売上はあると思います。

結局お店でキューピー製品が消費されるかか、家で消費されるかが変わるだけです。

あと補足として物流事業もありますが、食品と似たようなものだと思います。

外食系で依頼されているものは減る一方で、スーパーや量販店に頼まれる量は増えていることでしょう。

長期視点

結論から言うと、海外で伸びると思うんなら買いです。

*キューピー中期経営計画より

キューピーはコア事業であるマヨネーズやドレッシングの事業を進めつつ、海外も伸ばす計画を立てています。

長期となると色々頑張らないとまずいからです。

まず国内な人口が減るので単純に売上は減ります。

今後は味の多様化も進むでしょうから、新しい商品を出していく必要があります。

必須なのは海外戦略ですね。

実はマヨネーズは日本が発祥ではなく19世紀にスペインやフランスで広まった調味料です。

海外ではベストフーズというメーカーが販売するリアルマヨネーズが定番。

そのため海外にシェアを伸ばすのは簡単ではありません。

現在キューピーは中国などのアジアを中心にドレッシング等を攻めていますが、これがどこまで行きよいよく伸びるかで今後が大きく左右されそうです。

アジアとかヨーロッパってあんまりドレッシングの種類がなかったりします。

イタリアとか行ったことある人ならわかると思うんですけど、みんなサラダにかけるのはオリーブオイルと塩だけ。

毎回それ。実にシンプル。だから飽きるんですよね。

一方で日本をみてみるとこんなにドレッシングの種類が豊富なのは日本くらいではと。

だからまだまだ隠れた需要はあると思っています。

あとキューピーマヨネーズは海外のものと大きく味が異なり、ひそかに高評価なのでチャンスはありそうです。

日本食ブームの流れでいかにつかめるかが重要。

現状中国では15%程度しかマヨネーズを使う風習がないそうなので、日常的に使うようになってくれればかなりの売上寄与になります。

なぜなら日本の人口は1.2億程度なのに対し中国は13億人以上はいるので。

チャイニーズドリームです。

私の意見ばっかり言ってもしょうがないんので、実際の売上推移もまとめました。

キューピー株の海外売上

国内はほぼ横ばいですが、海外は少しずつ増やしています。

以下が国内と海外の売上比率です。

キューピー株の海外売上

まだ10%にも満たないのでまだまだこれからですね。逆に言えば全て伸びしろなのでチャンスかと。

実は決算資料とかでまとまったデータが無くてグラフ作るの苦労しました。過去何年もさかのぼって頑張って作ったのでほめてください(๑°ㅁ°๑)冗談です

補足(ただの独り言)

さらに日本にあるドレッシングってなたね油とかばっかりですけど、もっと体に良さそうなオリーブオイルを使ったりとか砂糖を控えめにしたやつを売り出したらヒットすると思うんですよね

PERやPBRからいまの割安感をはかる

✓PER(株価収益率)

PERが低ければ低いほど、企業が稼ぐ利益に対し株価が割安であることを表します。

直近の予想PERは21.98倍です。

一般的には15倍より下が買い時と言われますけど、個人的には今までの推移を見て判断すべきだと思っています。

キューピー株のPER

過去に20を割っていたことを考えるとちょっと割高かなと思います。

✓PBR(株価純資産倍率)

企業の持っている純資産から見た株価の割安度を表す数値で、安いほうが良いです。

現在の予想PBRは1.35倍。

一般的には1倍を切ると安いと言われますけど、こちらも過去の推移を考えるべきです。

キューピー株のPBR

推移を見た感じ安くも高くもないと行った感じですね。

さいごに

この記事ではキューピーの株価や優待の分析をしてきました(๑•̀‧̫•́๑)

今回の内容を整理すると以下になります。

記事内容まとめ

  • キューピーは金融危機や景気に左右されづらく安定感がある
  • 配当金や株主優待利回りはまあまあ
  • 海外戦略が今後の肝となる

現状の株価だと2,228円の100株からなので、最低購入金額は222,800円から買えます。

国内株を買う場合は以下の会社がおすすめです。

  • SBI証券:口座開設数1位、手数料最安クラス、商品ラインナップが鬼
  • 楽天証券:口座開設数2位、手数料最安クラス、画面使いやすい

とりあえず上記の2つにしておけばまず間違いありません。

くわしくみたい方はこちら
【手数料が安い順】日本株の売買でおすすめな証券会社
【手数料が安い順】日本株の売買でおすすめな証券会社

「日本の株を始めようと思ってるんだけどどこの証券会社がいいの?」 そんな人に向けて投資歴10年&FP保有のくまお教授(@kumao__kumao)がお届けします(灬ºωº灬) 最初なにを選んだらいいか ...

続きを見る

資金が足りない、どうしても1株(2,228円程度)から少額で買ってみたいという方はSBIネオモバイル証券を使うという手もあります。

他の端株サイトよりお得に売買可能です。優待はつきませんが、配当金はしっかりもらえます。

※対応していない株式もあります。

  • この記事を書いた人
くまお教授@資産運用してる?

くまお教授

積立NISAやiDeCo、米国株、投資信託を毎月コツコツ。FP保有者。投資歴10年以上。尊敬する人はバフェット、推しキャラはSAOのアスナ。企業サイトも寄稿中!視聴者第一主義者。

YouTubeもやってます

Twitterはこちら

人気記事

1

「iDeCo(イデコ)を比較したときにどこがいいの?」 「色々みてみたものの実際に使っている人の意見を聞きたい」 という人向けです。 iDeCo(イデコ)は1つの金融機関でしか選べないため、絞らないと ...

積立NISAの証券会社でおすすめ口座は2社 | 本音 2

  どうもくまおです! 積立NISAを始めるなら証券会社の口座は「SBI証券」か「楽天証券」のどちらかがおすすめです。 私はどちらも口座を持っています。その理由や特徴をお伝えしますね╰(*´ ...

米国株はSBI証券+住信SBIネット銀行がおすすめな理由と買い方 3

「米国株はどこで、どうやって買うのがお得なの?」 「買い方がよくわからない」 そんな人向けです。 米国株をやる場合は為替コストがかかったりと、国内商品と勝手が違うのでしっかり特徴ややり方を知っておく必 ...

SBI証券×三井住友カードで積立NISAもポイント付く件 4

いよいよSBI証券でもクレカ払いが解禁されましたので、どんなサービスなのかくまお教授(@kumao__kumao)が解説していきます! 結論としてはなかなかいんじゃないのかなあというところです。 目次 ...

-日本株

Copyright© 資産運用してる? , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.