日本株

ニトリの株価と将来性をとことん解説!株主優待も整理

更新日:

「ニトリの将来性はどう?

「どんな優待があるのか知りたい」

って人に向けてFP保有のくまお教授が「ニトリホールディングス(9843)」を超詳しく分析をしていきますぞ(。•̀ω-)b

業績詳細

  • 業績:売上6,422億円、営業利益1,074億円
  • 株価:16,420円前後
  • 株主優待:ニトリ商品10%オフ券
  • 配当利回り:0.7%
  • ROE:16.73%
  • PER:24.4倍
  • PBR:3.29倍

動画でも解説してます。ぼーっとみたい方はこちらをどうぞ。

くまお教授
レッツゴー

ニトリの株主優待・配当金は両方もらえる

ニトリの株主優待と配当金の情報は以下のとおりです。

内容
単元株数 100株
株価 16,420
権利確定月 2月
優待回数 年1回
優待内容 ニトリ10%オフ割引券
優待利回り
配当利回り 0.7%程度

詳しく説明していきますね。

優待はニトリ割引券

ニトリやデコホームの買い物を割引する券を配布しています。

保有期間や株式数によってもらえる枚数が変わります。

保有株式 優待内容
継続保有期間1年未満 100株 5枚
継続保有期間1年以上 100株 10枚
500株 15枚

注意事項として1枚に付き利用できる金額の上限が10万円までという点です(そんなに商品を買う人は少なそうですが)

たとえば10万円の家具を買った場合、1万円が割引になります。

配当金は多くない

続いて配当について見ていきます。

✓配当利回り

最近は配当が1%を割っていて多いほうとはいえませんね。

配当利回りとは「株価に対する年間配当金の割合」のこと

✓1株あたりの配当金

ニトリは毎年のように増配を繰り返しています。

2015年に下がっているのは株式分割をしたからであって、実質の配当金は減っていません。

✓配当性向

16.3%とそんなには高くないです。

ただほぼ毎年増加傾向にありますね。

配当性向とは、会社が事業によって得た利益をどのくらい株主に還元しているかを表す指標です。

ニトリの株価をチャートでみると大きく上昇中

まずチャートでどんな動きをしているのか見ていきましょう。

✓月足チャート(2002年〜)

2003年時点ではだいたい株価が900円くらいでした。

10年後の2013年に4,000円台を突破し、2017年には18,000円台を超えました。

ああと2009年のリーマンショックのときの影響をあまり受けていないのが心強い。

✓週足チャート(2015年〜)

中期のチャートはこんな具合でした。

✓日足チャート

ここ1年間の株価推移では、2019年後半にかけて大きく上昇。

その後2020年3月下旬に下落したものの、最近では値を戻してきています。

✓日経平均と比較した月足チャート

日経平均株価と比べたチャートです。

ニトリは2003年から1,605%も上昇しています。

一方で日経は115%増なので、ニトリは明らかに日経よりも高いパフォーマンスを誇っています。

あと両者の連動性について。日経が下がっているときはニトリも下がっているのである程度の連動していると考えています。

*実数ではなく上限比率で比較したチャートです。

ニトリの業績:25年連続で増えている

ここからはニトリの業績を10年〜20年以上さかのぼってくわしく見ていきます。

*2020年の業績は決算月である2月時点でのものです

✓売上高

売上はおそるべき成績です。

ずっと上がるものだから、綺麗すぎるグラフになっちゃいました。

2020年4月に出した来期予想もいまのところプラスを予定しています。

✓営業利益

営業利益もすごい伸びていますね。

お手本みたいな業績だ。

売上と利益を表で見たい人もいると思ったので、別途まとめました。

 

✓営業利益率(売上高営業利益率)

営業利益率は16.73%と小売の中では極めて高いほうです。後ほど紹介する「SPAという業態だからこそ」というのもあるでしょう。

インテリア業界の利益率ランキングにおいて、最も高い数字となっています。この業種だと普通は1%とか2%くらいが普通でしょうから。

ちなみにホームセンターで国内トップクラスの「ナフコ」は営業利益率2.0%です。

いかにニトリが高いのかわかりますね。

さらにすごいのがニトリは年々上がっているということ。これは商品数が増えることで、1商品ごとの生産コストや流通コストが抑えられているからでしょう。

あとは店舗のコスト最適化が要因としてもあると思います。

【補足】営業利益率が高いほどライバルに対して優位に事業をこなせていることを表します

✓ROE

10%を超えているかが基準になり、ニトリは13%以上になっています。

小売にしては、これは頑張っていますね。

【補足】ROEとは「企業が私たちが投資した資金を使ってどれほど効率的に利益を生んでいるか」を表します。

✓EPS

右肩上がりに増えている会社が優良企業と言われています。

ニトリはお手本のような上がり方で見ていて気持ちが良いです。

【補足】EPSは「1株あたりの純利益」。投資家の資金を使ってどれだけ高い効率で利益を出しているかを表します。年々増えているのが理想とされています。

✓BPS

BPSも伸び続けているのが理想ですが、まあ問題ない数値です。

2014年は株式分割のため下がっているだけ。2007年のデータは追えませんでしたが業績が好調だったことを考えると、おそらく分割をしていると思います。

【補足】BPS(1株あたりの純資産)は企業の安全性を示す指標

✓フリーキャッシュフロー

最近はプラスに落ち着いてきており、安定しているといえます。

【補足】フリーキャッシュフローとは手元に残った自由に使えるお金。営業キャッシュフローから投資キャッシュフローを引いた数字。

✓現金等残高

2019年は140,791(単位:100万円)と十分残しています。

【補足】現金等残高とは「営業CF、投資CF、財務CFの動きの結果、手元に残った現金および預金や3カ月以内の短期投資など現金同等物の期末残高」です。

✓自己資本比率(%)

40~60%あれば優良企業といっていわれ、ニトリの自己資本比率は、なんと82%と極めて高いです。

有利子負債倍率は0.03だけなのでかなり少ないです。

かなり盤石と言っていいでしょう。

ニトリの事業内容

会社概要:1967年に北海道でスタート

IR情報をベースに会社概要もまとめておきます。

内容
創業 1967年「似鳥家具店」を創業
本社 東京都北区神谷三丁目6番20号(札幌本社は札幌市北区新琴似七条一丁目2番39号)
社長 白井 俊之(会長は似鳥 昭雄)
従業員 347人(連結12,688人)
平均年齢 42.3歳
平均勤続年数 9.4年
平均年収 855万円
上場遍歴 1989年札幌証券取引所に上場、2002年東証1部上場

*2019年決算月時点

現会長の似鳥昭雄が立ち上げた会社。1人でここまで大きくしています。すごい。

北海道発で全国展開する企業です。他にはあまり聞きませんよね。これもすごい。

事業内容は家具の販売

皆さん御存知の通りニトリホールディングスは、家具・インテリア用品の販売をしている会社です。

しかしただのインテリアショップではなく、製造・流通・販売まで一括して全てやるSPAモデルを採用していることです。

普通のお店は製造・流通・販売はすべて別の会社がやるのが一般的ですが、ニトリは全てやっています。

これをやるメリットはこちらです。

  • 仕入れから出荷への無駄を省くことでコストを削減できる
  • 顧客の要望を商品開発に反映できる
  • 作った商品をすぐ店に出せる

デメリットして初期費用が膨大なことですが、一度作ってしまえば他社に対して大きな競争優位になります。

他業界だとユニクロとかジンズあたりが導入している手法ですね。

✓ニトリの事業は複数ある

具体的には主にこちらになります。

事業名 内容
1 ニトリ 家具インテリア用品の販売
2 デコホーム 2011年に誕生。ニトリの小型店のような存在。ファッション、生活必需品も扱う。ショッピングモールなどをメインに出店。
3 ニトリネット ニトリの通販事業

それぞれの事業の売上規模としては以下のとおりです。

✓売上比率

ほとんどが国内ニトリの店舗売上が占めます。

通販はその1割くらいですね。

ただ最近はオンラインの売上も伸びてきています。

✓店舗数の推移

いずれも勢いよく店舗数を増やしていて、それに伴い売上も売上も伸びています。

国内もまだ増やしているのが意外でした。

来期も増やす計画を立てています。

✓地域別の売上

全国まんべんなく出店はしています。

特に多いのは関東、近畿。人口に基本比例している感じでしょうか。

ニトリ株の買い時を考える

データ面、市場面の両方から今後の株価予想をしていきます。

PERはやや割高

以下が過去10年間のPERの推移です。

対して、今まとめている段階だとニトリのPERは24.4倍です。

過去10倍程度だったことを考えると、今はけっこう上がってきています。

さすがに10倍前半に戻る可能性は高くないかもしれませんが、20倍を割る可能性はあるかも。

東証1部の小売の平均PERは22.1倍、見方によっては業種は繊維製品とも取れるのでその場合は15.3倍です。

ニトリはそのあたりの平均とそれと比べてもちょっと高めですね。

【補足】PERは低いほど割安であることを示します。一般的には15倍以下が割安と言われていますが、会社によって違うと思っているのでこのように推移や業種ごとにみることをおすすめします

PBRも高い

こちらがニトリの過去のPBRデータです。

対して、今まとめている段階でのPBRは3.29倍。

小売業界は1.5倍、繊維製品業界は0.7倍となっているので、ニトリは高いですね。

【補足】PBRは低いほど割安であることを示します。一般的には1倍以下が割安と言われていますが、優良企業で1を割ることはほぼないのと、会社によって割安を表す数字は違うと思っているのでこのように推移と業種の平均を見ています。

今後のニトリ株の予想

今後の動向を短期と長期に分けて説明していきます。

直近の動向

短期で気になるのはやはり新コロちゃんの影響でしょう。

2020年4月に出した決算では来期も前年度を上回るという決算予想を出してきました。

ただしどこまで今の自粛が続くことを考慮しているかにもよりますよね。

有価証券報告書を見たらこんなことが書いてありました。

サプライチェーンの停滞による商品供給の遅延リスクや、国内外での個人消費低迷及び来店客の減少が見込まれております。上記見通しは来店客の減少が上期まで継続すると仮定したものであり、終息時期によって変動する可能性があります。

出典 ニトリ四半期報告書

これによるとどうやら上半期、つまり4月〜9月まで続くと想定した場合の数字を出しているようです。

うん、半年分の低迷は織り込んでいるということか。これで前年度プラスはすごいですね。

でもあくまで予想なので慎重に判断することも忘れないでおきたいです。

あと今回の自粛で店舗に行く人は減ると思うのでオンライン需要が高まると思います。

ニトリは年々オンライン比率が増えていますが、この時期にどれだけ増えるかも短期では重要な要素になってきますね。

最近はアプリも作ったりとか色々やっているみたいです。

成長戦略と中期経営計画

中期戦略ではニトリは以下を打ち出しています。

  • 2022年:1,000店舗、売上高1兆円
  • 2032年:3,000店舗、売上高3兆円

なぜここまで拡大することが出来るとニトリが言っているのかを考えました。

2つあると持っていて、1つは通販の拡充、2つ目は海外の拡大です。

特に後者の海外展開が鍵になってくると思います。

その海外展開はどこまでうまくいっているのかというと、今のところ微妙だと言うのが正直なところです。

詳しく説明していきます。

✓海外の店舗数推移

海外進出は中国、米国、台湾の3地域です。

店舗数を見ると2018年までは店舗数を増やしていましたが、2019年では退店が増えています。

この3国の中でも特に市場が大きい中国がキーになってくるでしょう。しかし今のところはあまりうまくいってなさそうです。

ちょっと歴史を振り返ると、実は中国市場に対しては2006年から準備を始め、はじめて出店したのは2014年。

中国では現地の文化を考えたのか、日本のやり方とちょっと違います。店舗には商品在庫は置かず、最寄りの物流倉庫から顧客の自宅へ直送する仕組みを導入するスタイル。

中国はすでに格安の家具店はたくさんあるため、いまのところ中国ブランドのメーカーに遅れを取っているのが正直なところです。

日本でうまくいったお得な家具インテリアというキャッチコピーだけでは、なかなか厳しいかもしれません。

どうやら聞いた情報だと、ライバルのIKEAや無印のほうがポジションを明確にし、うまくいっていると言われています。

たとえばIKEAはおしゃれ路線、無印は日本の高品質イメージ押し。

今後はメイドインチャイナの日本製品がどこまで海外に通用するかが、ニトリの今後を左右すると言っていいでしょう(∩´͈ ᐜ `͈∩)

個人的にはデザインも「お値段NITORI♪」になったら爆売れしそうな気がしています。

まあ一回でうまくいかないこともあるでしょう。いまは色々なやり方を錯誤しているみたいですし、まだまだチャンスはあると思っていますよ。

私自身はニトリ好きですし、日本人の私としては海外戦略、ぜひ頑張って欲しいです!

【補足】アメリカではニトリという名前ではなく「AKI HOME」という名前で出店しています。

さいごに

この記事ではニトリホールディングスの株価や優待の分析をしてきました(o´・ω-)b

今回の内容を整理すると以下になります。

評価 概要
営業利益 ずっと右肩上がり
利益率 10%超えで小売としては優秀
ROE 10%を超えていて高い
EPS 右肩継続
フリーCF 最近はずっとプラスで安定している
株主優待 ニトリで買い物する人には良い
配当金 あまり多くはない。増配は継続
PER、PBR やや高い

現状の株価は16,420円。単元は100株からしか買えないので、最低購入金額は1,642,000円です。

かなり高額なのできついですが、100株単位で買えるぞって方は以下の証券会社がおすすめです。

  • SBI証券:口座開設数1位、手数料最安クラス、商品ラインナップが鬼
  • 楽天証券:口座開設数2位、手数料最安クラス、画面使いやすい

これは本音で書いているので、とりあえず上記の2つにしておけば後悔はしないでしょう。

詳しい理由は【手数料が安い順】日本株の売買でおすすめな証券会社でも書いてます。

「資金が足りない」「100株はリスクがあるから1株から少額で買ってみたい」という方は1株から買えるSBIネオモバイル証券を使うのもありです。

他の端株サイトよりお得に売買可能です。優待はつきませんが、配当金はしっかりもらえます。余ったTポイントも使えるのもありがたいです。

皆さんの資産が無事増えますように。

  • この記事を書いた人
くまお教授@資産運用してる?

くまお教授

投資歴10年。FP取得。
浪人→大学で株に目覚める→東証一部上場の会社員中に仮想通貨失敗→独立開業。過去の最大含み益は約6千万超。失敗経験を踏まえ過去の自分に向けてつぶやく。企業サイト寄稿中!基本はつみたてNISAとiDeCoをコツコツしたい人。個別株はVとDIS推し。個人事業主の働き方も発信。キラキラよりもリアルを

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