こんにちはくまおです!
「THEO(テオ)ってNISAに対応してるの?」という疑問に、毎月積み立てている私がお答えしますね!
目次
THEOはNISAに対応していない
THEOはNISA非対応です。
今後も特に対応する予定はないみたい。
THEOはロボアドバイザーという部類でして、その他のロボアドバイザーも同様にNISAには対応していません。
メモ
ロボアドバイザーとは、パソコンやスマホの画面上から、お客さまに最適なポートフォリオ(資産配分)を提案し、お客さまが預入れた資産を、お客さまに代わって管理・運用を行うサービスです。
引用:SBI証券
NISAをTHEOが使えない理由
THEO公式サイトでは以下のように書かれています。
THEOの運用では、お客さまの資産運用方針を維持するため毎月リバランスがおこなわれ、年間で多くの売買が発生します。そのため非課税枠の金額を超える可能性があります。THEOの運用では、NISA口座の非課税のメリットを活かすことは難しいため、NISA口座の対応は行っておりません。
引用:THEO公式サイト
つまりこういうことです。
NISAでは非課税枠の上限が決まっています。
THEOでは自動で何度もリバランスをする可能性があり、もしNISAでやったら非課税枠を圧迫しちゃうんです。結局それで非課税枠を超えた額を取引することになり、税金がかかってしまう危険性が高いのです。
私たちは毎月THEOという商品だけを積み立てているように見えて、テオ自体が色々なETFなどの売買を繰り返しています。
THEO以前にNISAってそもそも何?
NISAってなに?について解説します。
ちなみにNISAには以下の2つがありますよ。
- NISA
- つみたてNISA
順に説明しますね
NISAとは
金融庁の定義では以下の通りです。
NISAとは、2014年1月にスタートした、個人投資家のための税制優遇制度です。NISAでは毎年120万円の非課税投資枠が設定され、株式・投資信託等の配当・譲渡益等が非課税対象となります。
引用:金融庁
もう少し詳しく説明すると以下の通りです。
通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかります。
NISAは、「NISA口座(非課税口座)」内で、毎年一定金額の範囲内で購入したこれらの金融商品から得られる利益が非課税になる、つまり、税金がかからなくなる制度です。
イギリスのISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)をモデルにした日本版ISAとして、NISA(ニーサ・Nippon Individual Savings Account)という愛称がついています。
引用:金融庁
イメージとしてはざっくり以下の感じです。
※画像引用:みずほ銀行
NISAあり・なしで利益がどこまで変わる?
NISA適用なし
50万円の株や投資信託を買って、90万円まで値上がりし売却したら利益は40万円です。
その40万円に対して、普通は20.315%の税金つまり、約8万円が引かれます。
つまりあなたの手取りは40万円-8万円=約32円です。
NISA適用あり
120万円までは税金がかからないので、手取りは40万円丸々もらえます。
まとめると結果手取りの比較として
- NISAなし:32万円
- NISAあり:40万円
という結果になります。
つみたてNISAとは
つみたてNISAとは以下の通りです。
長期分散投資に適した公募株式投資信託及びETFが対象です。
非課税(つみたてNISA)口座を通じて購入できる限度額(非課税投資枠)は、毎年40万円までです。得られた分配金を再投資した場合にも、その分の投資枠を使用したことになります。40万円を超える分は非課税(つみたてNISA)口座での購入はできません。
毎年40万円ずつ20年間投資を続けると、最大800万円(年40万円×20年間)が非課税投資の対象となります。
引用:ゆうちょ銀行
名前の通り毎月コツコツ少額ずつ運用していく場合に利用するNISAです。2018年1月に始まったばかりの新しい制度になります。
NISAとつみたてNISAの違い
違いがいまいち分かりづらくなったので、改めて違いを比較しますね。
一般NISA | つみたてNISA | |
---|---|---|
利用できる人 | 日本に住む20歳以上なら誰でも | |
新規に投資できる 期間 |
10年間 (2014年~2023年) |
20年間 (2018年~2037年) |
非課税となる 期間 |
投資した年から最長5年間 (ロールオーバーを利用して最大10年間) |
投資した年から最長20年間 |
年間投資上限額 | 120万円 | 40万円 |
累計非課税投資 上限額 |
600万円 | 800万円 |
投資対象商品 | 上場株式(ETF、REIT含む)、投資信託 | 金融庁が定めた基準を満たす投資信託・ETF |
投資方法 | 一括買付、積立 | 定期かつ継続的方法による積立のみ |
資産の引き出し | いつでも引き出せる | |
損益通算、繰越控除 | できない | |
金融機関の変更 | 年単位であれば可能 |
NISA・つみたてNISAのメリット
税金が一定額までかからない
何よりの最大のメリットがこれ。利益が出た場合の税金が一定額までかからないということです。
シンプルですがこれはかなり強いですね。
NISAのデメリット
意外とデメリットもあるので、しっかりお伝えしていきます。
損益通算ができない
NISA以外で資産運用した場合は損益通算ができますが、NISAの場合は損益通算ができません。
損益通算とは
メモ
一定期間内の利益と損失を相殺することです。株式などの投資を行って利益(譲渡益や配当など)が出た場合は税金がかかりますが、一方で損失が出た場合には利益から差し引いて、その分だけ税金を減らすことができます。それでもマイナスになった場合、確定申告を行うことで最長3年間損失を繰り越して控除することも可能です。引用:SMBC日興証券
ちょっと分かりづらいので具体例を出します。
損益通算 | 2017年損益 | 2018年損益 | 税金対象 | 支払税金 |
なし | −50万円 | +100万円 | 100万円 | 約20万円 |
あり | -50万円 | +100万円 | 50万円 | 約10万円 |
損益通算ありだと、2017年に損を出した場合2018年の利益を相殺して、支払い税金額を減らせます。最大3年まで控除可能です。
一方で損益通算なしだと、2017年と2018年が別々のものとみなされてしまいます。
控除とは
ある金額から一定の金額を差し引くという意味。税金の場合は基本以下を指す。
税金がかかる対象所得をマイナスしてくれるのもの。つまり税金を減らしてくれる天使のような存在w
売買を繰り返すとすぐに枠を消化してしまう
NISAの場合、売買を繰り返すことは基本できません。
例えばAという投資信託を20万円買うと、非課税枠が120万円から100万円に減ります。
その後Aを売って、また20万円分を再度買うと、非課税枠が100万円から80万円になってしまうのです。そのため売買を繰り返す人には向いていません。
有効期限がある
現状のままだとNISAは2023年に終わる予定です。
NISAとつみたてNISAは併用できない
一般とNISAとつみたてNISAは併用できません。どちらか一方を選ぶ必要がある点に注意が必要です。
一人一口座しか開設できないため資産を動かしづらい
開設する金融機関は1年単位で変更可能ですが、投資を行った場合は投資枠が残っていても翌年になるまで他の金融機関に変更することができなません。
当然、一般の総合証券口座は複数保有することができます。
購入済み資産はNISAに移動できない
すでに証券口座で持っている株式・投資信託を、NISA口座に移すことはできません。
対象となるのが新規での投資に限定されているからです。
制度が細かいから計算が面倒
なにがどこまで税金に入るのか、仕組みはどうなっているか正直に理解しづらいです。
考えるだけで面倒な人もいると思います。
THEO+住信SBIネット銀行にNISAはある?
THEO+SBIにもNISAはありません。
またSBI経由での新規のお申込み受付は、2019年4月4日(木)をもって停止しました。
また「THEO+住信SBIネット銀行」のサービス終了は2019年5月中を予定。
それ以降は通常のTHEOに自動で切り替わるようです。
【結論】THEOはNISAなしでもやるべき?
THEOはNISAが使えませんが、やってみることをおすすめします。
実際にNISAは計算や手続きが面倒です。しかしTHEOは入金するだけで勝手に世界中に資産を分散できますよ。
自分で分散やリバランスをやろうとすると、勉強したり、都度入れ替える手間が発生しますが全部任せておけば安心です。
また税金がかかるのも利益が出た分に対してだけなので、気持ちが和らぎますね。毎月1万円からできる点も、気軽に試すにはもってこいでしょう。
【まとめ】THEOはNISAに対応していない!じゃあどうすべき?
- THEOはNISA非対応
- NISAとは株などで儲けた利益に対して税金を控除するもの
- NISAにはメリット・デメリットがある
- THEOはNISAなしでも試してみる価値はある
投資は無理せずコツコツといきましょう。
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