長崎ちゃんぽんのレストランを運営するリンガーハット(8200)の株価分析を「どこよりも詳しく!」を目指して書きました。
店舗で飲食をする人が減り、今後の業績が心配されていますね。直近の決算もなかなか厳しい結果になりました。
目次
リンガーハットの株価情報
リンガーハットは長崎ちゃんぽんの「リンガーハット」・とんかつ屋の「浜勝」などを運営する会社です。
先に各指標を整理したので、まずざっくり内容を理解するのにご覧ください。
業績詳細
- 売上:472億円
- 営業利益:15.5億円
- 株価:2,071円前後
- 最低購入金額:207,100円前後
- 株主優待:お食事券
(利回り1.59%) - 配当利回り:0.48%
- ROE:-1.12%
- PER:測定不可
- PBR:2.82倍
PERが測定不可なのはフリーザ軍のスカウターが壊れているわけではありません。
それではここから各項目について詳しく説明していきますね。
リンガーハットの株主優待は拡充
出典 リンガーハットIR情報
さて、リンガーハットの株主優待と配当金の情報は以下のとおりです。
内容 | |
単元株数 | 100株 |
株価 | 2,071円 |
権利確定月 | 2月・8月 |
優待回数 | 年2回 |
優待内容 | お買い物優待券(1,650円分×2回〜) |
その他 | 追加で長期保有優待あり |
優待利回り | 1.59%程度(3年保有者は2.12%) |
配当利回り | 0.48%(予想) |
株主優待は拡充されています!詳しく説明していきますね。
株主優待は食事券550円×複数枚
株式保有数に応じて550円の食事券を複数枚もらえます。
【以下を年2回】
保有株式 | 優待内容 | 相当金額 |
100株 | 3枚 | 1,650円 |
300株 | 7枚 | 3,850円 |
500株 | 12枚 | 6,600円 |
1,000株 | 25枚 | 13,750円 |
2,000株 | 50枚 | 27,500円 |
ちなみに以前は100株で2枚でしたが、拡充され3枚となりました。地味に嬉しいですね!
たとえば100株保有なら年間1650円×2セット=3,300円分がもらえます。
株数に応じてかなり細かく設定されているのが株主想いです。
使用可能店舗
- 「リンガーハット」
- 「濵かつ」
- 「とんかつ大學」
- 「長崎卓袱浜勝」
利用上の注意事項
- 発送は5月末及び11月末頃(年間2回)
- おつりは出ない
- 使用できるメニューに制限はない
- お持ち帰り商品、ならびに株主ギフト(夏期・冬期期間限定)での利用は可能
- ネット通販には使用できない
- 食券店舗は買わずに店員に直接伝える必要がある
近くに店舗がない場合はどうすればいい?
近くにご利用店舗がない株主様には「食事ご優待券」と引換えに自社製品をもらえます。しかし最低交換枚数は優待券5枚以上のため、300株以上保有の株主のみ対象です。
優待の利用期限は?
だいたい以下のようになっていることが一般的です。
- 2月末の株主:翌年1月末が有効期限
- 8月末の株主:翌年7月末が有効期限
ただし有事の際は延長することも。
✓長期保有優遇優待制度
3年以上保有した投資家向けに追加の優待が年1回受けられます。地味に嬉しいですね。
詳細はこちらです。
保有株式 | 優待内容 | 相当金額 |
100株 | 2枚 | 1,100円 |
1,000株 | 4枚 | 2,200円 |
- 権利月が2月末、発送タイミングは毎年5月下旬頃。
- 3年保有の定義は、2月と8月の権利付きを合計7回分継続
つまり100株を3年以上持っていれば、通常の優待の6枚(3,300円)+長期優待の2枚(1,100円)=合計4,400円分がもらえます。
今の株価を元に利回りを計算すると、2.12%程度となります。
配当利回りはあまり期待できない
リンガーハットの配当予想は決算発表で公表されませんでした。ただ過去の配当金の推移をみれば予測は可能です。
✓配当利回り
だいたい1%を割ることが多くなっています。配当金が次回も同じであれば、今の株で計算すると年0.48%程度になる見込みです。
✓1株あたりの配当金
配当金は2016〜2019年まで増えていましたが、2020年から元の水準に戻りました。1株10円なので、100株上がりで1,000円もらえる計算になりますね。
✓配当性向
純利益が赤字の年は配当性向が計算できませんので、2012年と2020年は掲載していません。それ以外の年は30%程度とほどよい割合で推移していました。
配当性向とは、会社が事業によって得た利益をどのくらい株主に還元しているかを表す指標です。
チャート!株価は2014年から急上昇
続いて株価をみていきましょう。
✓長期チャート(2002年〜)
2008年〜2012年の間は業績悪化に伴い株価が1,000円台前半で低迷していました。
しかし2013年の終わり頃から急上昇し2,000円台を超えています。それ以降は2,800円をつけるシーンもありましたが、その後は2,000円台をウロウロしています。
✓中期チャート(2015年〜)
ここ5年ほどは最近まで基本横ばいでした。
✓短期チャート
リンガーハットの1年間の株価チャート。2020年3月に入って乱高下をしています。
✓日経平均と比較した長期チャート
日経平均株価と比べたロングチャートです。
ともに上昇率を表したもので、
- 日経平均は+82%
- リンガーハットは+88%
と日経平均に対してやや上回っています。動きはこれを見る限り両者大きく連動しているみたいですね。
*実数ではなく上限比率で比較したチャートです。
リンガーハットの業績は売上増で利益減
ここからはリンガーハットの過去から最新の業績までを時系列でくわしく見ていきます。
*2020年の業績は決算月である2月時点でのものです
✓売上高
売上は2010年からずっと右肩上がりが継続しています。
2021年2月期は私の予想だと前年を下回る結果となると思います。その理由は後ほど説明します。
✓営業利益
営業利益は大きく下げました。
売上と利益を表で見たい人もいると思ったので、これから別途お見せします。
純利益は2020年はマイナスと非常に苦しい状態が続いています。
下げた要因の1つは、以下のグラフにある店舗の「新規出店」「工場設備」に投資しているからですね。
*出典 リンガーハット決算資料
もう1つの要因は、以下の新コロ等による特別損失ですね。
*出典 リンガーハット決算資料
特別損失とは、企業の通常の経営活動では発生しない、その期だけ例外的に発生した損失のことです。店舗拡大中に新コロのダメージを負ったことでの計上って感じだと思います。
普通の損失として計算したら経常利益がすごいことになっちゃいますからね。
✓営業利益率(売上高営業利益率)
2017年は7%を超えていましたが、それ以降は落ち始めています。
補足として、リンガーハットは今後、経常利益率を10%まで上げる目標を立てています。そのため1店舗あたりの売上増と、効率化によるコスト削減を進めています。
参考までに経済産業省によると、飲食サービス業の営業利益率の平均は3.7%とそもそもあまり高い方ではないことを知っておいてもいいでしょう。
【補足】営業利益率が高いほどライバルに対して優位に事業をこなせていることを表します
✓ROE
あまり高いとは言えません。飲食、しかも低単価のレストランなので仕方ないところもあるでしょう。
2020年は純利益が出ていないので、マイナスになっています。
あとこのグラフで個人的にすごいなと思ったのがリーマンショックである2009年のマイナスっぷり。リンガーハットがたまたま経営不振になっていた時期と重なるとはいえ、すごいなと思います。
【補足】ROEは10%以上が優良かどうかの基準と言われます
✓EPS(1株あたりの純利益)
右肩上がりになっているのが理想ですが、いまのところなかなか厳しいですね。
✓BPS(1株あたり純資産)
BPSはマイナスに少しなっていますが、2016年以前に比べるとまだ高いので問題なさそうです。
【補足】BPSは企業の安全性を示す指標
✓フリーキャッシュフロー
ここ2年はマイナスです。投資段階だから様子見が必要そうですね。
【補足】フリーキャッシュフローとは手元に残った自由に使えるお金
✓自己資本比率(%)
プレナスの自己資本比率は54.7%とけっこう高いです。40~60%あれば優良企業っていわれるくらいなので問題ないでしょう。
事業内容と戦略を徹底解説
リンガーハットのビジネスモデルや収益の源泉を整理していきます。まずは創業など、ここはざっくり見ていただければ結構です。
会社概要
IR情報をベースにしています。
内容 | |
創業 | 1962年に前身となる浜勝を創業。1974年前身となる長崎ちゃんめんを長崎にオープン(現リンガーハット長崎宿町店) |
本社 | 東京都品川区大崎1-6-1TOC大崎ビル14F |
社長 | 佐々野諸延(会長は米濵和英) |
従業員 | 149名 (連結442名) |
平均年齢 | 44.7歳 |
平均勤続年数 | 15.3年 |
平均年収 | 667.6万円 |
上場遍歴 | 1985年福岡証券取引所上場、2000年東証一部上場 |
*2019年決算月時点
上は有価証券報告書の提出会社のデータです。
連結でバイト・パートなどをすべて含めると4,975名いると記載があったので、いかにバイト等が多いことがわかります。今後はより人材採用と活用がキーになってきそうですね。
現会長の米濵和英(よねはま かずひで)さんは創業者の1人です。
重要!事業別の店舗数と売上
今後株式を買うか判断するなら知っておかないといけない情報を順番に説明していきます。
✓事業別の売上・利益
売上・利益ともに大半はちゃんぽん事業、つまりリンガーハットです。
もう少し細かい数字を見ていくと、売上はリンガーハットの売上が伸びたものの、利益率が下がっています。
*出典 リンガーハット決算資料
前期に比べちゃんぽん事業の売上が伸びたのは店舗数を増やしたからで、利益が下がったのは店舗出店コストや新コロの2~3月のマイナスによるものでしょう。
リンガーハットはとんかつ事業に比べて関東圏での出店数が多いので特に影響を受けたのだと思います。このあたりは終盤の予想の箇所で詳しく解説しますね。
✓店舗数と比率
毎年のように新店舗を出しています。
特にロードサイドを減らし、ショッピングモール内を中心に広げているのがわかります。主にフードコートです。
リンガーハット社の店舗はほとんどがちゃんぽん事業です。先ほどお見せした売上比率とほぼ一致しますね。
地域別にみると、九州、関東エリアがほとんどを占めます。
実数で見たときのグラフが以下です。
エリア問わずまんべんなく増やしているのがわかります。
海外はまだ17店舗と少ないです。
ここからは、出店にあたってリンガーハットが特に意識していることが何かをお伝えします。
それはこちらの2つです。
ココがポイント
- ショッピングモールへの出店
- FC店舗の増大
詳しく解説します。
①ショッピングモールへの出店
いわゆるイオンとかららぽーと、アリオなどを指します。なぜSC店舗にこだわるかと言うとこちらのメリットがあるからです。
- 出店にかかる初期費用が安い
- 集客力がある
- ターゲット層が広く取れる
- スタッフの確保がしやすい
- 雨の日でもある程度集客できる
ショッピングモールのほうが幅広い世代や性別のお客さんを獲得しやすいです。
ロードサイドと比較して、フードコートだと気兼ねなく入りやすいですからね。
リンガーハットは健康を意識したメニューが多いので、幅広いユーザーに受け入れられやすいため客層が厚いショッピングモールとの相性が良いといえます。
②FC店舗の拡大
FCすなわちフランチャイズで展開したほうが初期コストや人材確保が必要ないので、早く広げやすいです。
なのでFC化を推し進めようとしています。
しかし、今は狙い通りにうまくFC店舗が集まっていないみたいですね。
重要!リンガーハットの強みを詳しく分析
飲食業界は利益率が低く、ライバルが多いので、差別化をしていかないと生き残っていけません。わたしたち投資家としても、他社と比べて強みがある企業に投資しないと痛い目を見ます(/ω\*)
企業が何に対して優位性を持っているのか分析してから投資してほしいので、一通りまとめました。いまリンガーハットの強みは3つあるので、順番に説明します。
✓強み1:ニッチ市場
長崎ちゃんぽん専門店という飲食業界でもかなりニッチなところを攻めているため、直球のライバルがほぼいません。ラーメンとはちょっと違い、大きな違いは野菜がたくさん入っていることです。
ラーメン好きの若い男性客だけでなく健康を意識する層、たとえば女性客、シニアなども取り込めます。しかも2009年に国産野菜を使うという作戦に出て、より体に気を使う顧客層に受け入れられる体制を整えました。
✓強み2:大量の国産野菜の確保
野菜を安くかつ安定的に確保するのはかんたんではありません。特に国産となると、なおさらです。
しかしリンガーハットは全国各地の農家と契約し、季節を問わず仕入れることができています。
これを他店が真似しようと思ってもなかなか難しいです。自社で一通りこなせる「製造直売業」をめざしているみたい。
製造小売業のニトリ、ユニクロ、無印あたりと似たようなビジネスモデルを目指しているのでしょうか。本当にそれが出来れば利益率は向上していくでしょう。
✓強み3:強力な店舗設備
店舗の調理器具などにたくさんの投資をしています。
セントラルキッチンで予め用意するのはもちろん、各店舗においても「ドラム式の鉄鍋」や「鍋スライドシステム」などを用意。これにより大量の野菜を短時間かつ一定の味で提供することが出来ます。
バイトの確保が難しくなっている昨今で、こういった店舗インフラに投資するのは非常に重要ですね。特に店舗拡大を目指すリンガーハットにとって、1店舗ごとの効率化とクオリティの安定化は至上命題でしょう。
リンガーハットの株価は決して安くはない
データ面、市場面の両方から今後の株価予想をしていきます。
✓PERはノーカウント
過去の推移から見ると30倍くらいがちょうど買い時でしょうか。
2020年は純利益がマイナスになったので、PERは計測できない状況です。
でも予想はできます!2019年までのPERはかなり割高で、そのときから株価が2割程度しか落ちていないことを考えるとまだ割高かなと。
正直ここ1、2年で1,500円割ってもおかしくないかも。
利益率が高く、年々大きく成長するような企業ならPERは高くてもいいでしょうが、ここは外食業なのでこのPERの高さはちょっと怖いです。
おそらく株主優待が魅力的なので買われているのでしょう。優待が良いと業績あまり関係なく買われることがありますからね。
ちなみにJPXによると、2020年3月時点の東証1部における食料品の平均PERは20.7倍、小売業だと22.1倍です。業者問わずの全社(東証1部)は14.5倍となっています。
【補足】PERは低いほど割安ということになり、一般論では15倍がその基準。
✓PBRはほぼ横ばい
続いて過去のPBRデータです。
対して、今まとめている段階でのPBRは2.78倍。ここ何年かはずっと変わらずですね。
ちなみにJPXによると2020年3月時点で東証1部における食料品の平均PBRは1.3倍、小売業は1.5倍です。業者問わずの全社(東証1部)は1倍となっています。
【補足】PBRは低いほど割安で、一般論には1倍が基準
今後のリンガーハット株の予想!長期ならあり
結論からいうと短期だとかなり厳しいでしょうけど、長期なら伸びしろは結構あるんじゃないかと思っています。
今後の企業戦略を踏まえて、短期と長期に分けて説明していきます。
✓短期での戦い:新コロで大打撃
ちょうど店舗拡大のときに新コロとか運悪いですよね。
外食産業は1番打撃を受けているのでかなりきついでしょう。
多分すぐには終息しないでしょうから(詳しいことは専門家に聞いてください)、数年はかなり厳しいことを覚悟したほうが安全だと思います。
実際のデータを見てみますと
*出典 リンガーハット決算資料
グラフの通り、3月は勢いよく下げています。
さらに2020年3月度月次情報を調べてみると3月の前年比の売上増減比がこちら。
売上高 | |
リンガーハット | 72.6% |
濵かつ | 84.3% |
合計 | 76.3% |
つまり前年と比べてマイナス23.7%なわけです。
3月でこのレベルですから、4月5月は5割減くらいになってもおかしくないでしょう。いまはショッピングモールも結構閉まってますからね。
もうね、経営陣のみなさんは真っ青だと思いますよ。決算発表日に何の知らせもなく、後日無言でしれっと公開しただけありますよ笑
経理の人絶対たいへんだったでしょ笑。ただでさえ、人件費、原材料高騰してるのに。キー!って感じでは。
✓長期戦略:5年10年後は伸びていく可能性が
短期ではけっこう絶望感ありますが、長期だとうまくいく可能性も十分あると思っていますよ。
①消費者をみて戦略を立てている
ユーザーをよく見ているなと思った1番の出来事が野菜の国産化です。先ほどもちらっとお伝えしましたが、2009年から野菜をすべて国産化しています。
主要メニューの保存料・合成着色料の使用も全て排除!
農家と直接契約し、コスト削減及び、品質の徹底管理、安定供給しています。これがうまくいったおかげで低迷から脱しました。
外食で野菜を取れるチェーン店ってあまりなかったです。しかも国産となると特に。それって絶対需要あるけどやっている会社なかったですよね。
リンガーハットは他にも低糖質メニューなどをうまく展開し、たくさん食べたい女性やダイエット、健康をする男性に受けているようです。
あと商品(Product)だけではなく、店内の清潔感を保ったり、席に店員さんを呼ぶベルが付いていたりと女性でも入りやすい構造(Place)になっています。
マーケティングで4P(Product,Price,Place,Promotion)って言葉がありますが、それって全てターゲットに合わせて揃えたときに最大の効果を発揮するんですよね。リンガーハットはしっかりマッチできています。
このようにリンガーハットは消費者の声を聞いて、戦略をしっかり練っています。多分経営層がかなりの現場主義なのでしょう。
②店舗拡大をしている
新コロとか、一時的な投資コストがなければ1店舗あたりは普通に利益を出せています。それでいて、店舗数はまだ多くなく直接の競合も少ないです。
つまり店舗拡大をすれば、どんどん利益を増やせる素地は揃っています。
今後は国内はもちろん、海外にも伸ばしていくことを表明してます。過去のコーポレートレポートで「海外で半分稼ぐ企業になる」「長崎ちゃんぽんを世界の日常食に」と言っていました。
いまはタイを筆頭にハワイやカンボジアに17店舗とまだ少ないですが、現地でのメニューの最適化など色々スモールテストを行っている段階みたいです。(まずは日本人の多く住んでいそうなエリアを狙っていると思われる)
無理に一気に拡大するより、小さく出して失敗して改善して増やすほうがいいですからね。いきなりステーキみたいになるのは恐い。。
もちろんただ海外に打って出ればいいわけではなく、アピールポイントが必要です。
しかし強みもしっかりあって、それが日本の野菜!海外のリンガーハットでも、メイドインジャパンの野菜をゴリゴリに推していたんです。
今後世界的にも健康ブーム、ダイエットブームは来ると思います。しかも日本のブランド価値と相まってこれはなかなか期待できるんじゃないでしょうか。
あと濵かつのとんかつも「Japanese Food」感を推して結構出店しています。
私は今後とんかつも絶対に海外で伸びると思っています。日本に来る観光客は実際に豚カツを食べてすごい感動してくれる人が多いから。ただライバルも来ると思うのでどう差別化するかですね。
その他の戦略
楽天ポイントカードの導入でビッグデータ活用っていうのもやっています。利用者の分析をすることでエリアごとの戦略、マーケティングができるそうです。
あとデリバリーにも力を入れ始めたみたいです。人員確保に苦しんでいて広げていけなかったところを、UberEatsでカバーした模様。ただデリバリーでちゃんぽん頼もうとあまり思わないですよね、と思ったので大々的には取り上げませんでした。
さいごに
いつも本当はもっとタイトに記事を仕上げたいんですが、ついつい長くなってしまいます。すいません。
さて今回の内容を整理するとこちらになります。
評価 | 概要 | |
営業利益 | ✗ | 大きく下げ |
利益率 | ✗ | 下げ傾向 |
ROE | ✗ | マイナス |
EPS | ✗ | マイナス |
フリーCF | ✗ | マイナスが多い |
株主優待 | ◯ | 利回りはそんなだけど店を利用する人は使い勝手が良さそう |
配当金 | △ | 減配。気持ち程度。 |
PER、PBR | △ | PERは測定不能、PBRはやや高め |
現状の株価は2,071円。単元は100株からしか買えないので、最低購入金額は207,100円です。
手が出せる価格ではありますかね。100株単位で買えるぞって方は以下の証券会社がおすすめです。
これは本音で書いているので、とりあえず上記の2つにしておけば後悔はしないでしょう。
詳しい理由は【手数料が安い順】日本株の売買でおすすめな証券会社でも書いてます。
「資金が足りない」「100株はリスクがあるから1株から少額で買ってみたい」という方は1株から買えるSBIネオモバイル証券を使うのもありです。
他の端株サイトよりお得に売買可能です。優待はつきませんが、配当金はしっかりもらえます。余ったTポイントも使えるのもありがたいです。
皆さんの資産が無事増えますように。