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ループイフダン

ループイフダンの両建てが良いワケ

投稿日:

ループイフダンの両建てが良いワケ

  • ループイフダンの両建てってなに?」
  • 「両建てのメリット・デメリットが知りたい」
  • 「両建ての場合、どんな設定がおすすめ?」

そんな人に向けて書いています\(*ˊᗜˋ*)/

株FX歴10年の私が初心者向けに評価をお伝えしていきますね。

この記事でわかること

  • ループイフダンは両建てで運用するべきか
くまお教授
はじまるよ〜

公式サイトで詳しくみる

ループイフダンの両建てとは

両建てとはFXの用語で、同じ通貨ペアで買いと売りの設定を同時にすることです。

普通のFXで両建てをやろうとすると、かなり難しく中級者以上の方向けですけど、ループイフダンなら割と簡単にできます。

ループイフダンにおいて、両建ては利益を増やすのに有効な手段だと私は考えていて、おすすめです。

ただし両建てで運用するとメリットとデメリットがそれぞれ存在するので、細かめに説明していきますね。

実際に実行する場合は、きちんと理解し考えてからやる必要がありますよ〜。

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両建てのメリット

まず両建てのメリットは以下のとおりです。

  1. 大幅な価格変動のときリスクヘッジになる
  2. 証拠金が半分で済む
  3. 利益が倍になる
くまお教授
1つずつ説明します。

①大幅な価格変動のときリスクヘッジになる

買い・売りどちらも注文するということは、価格上昇時・下落時の両方に対応できるということです。

損失が過度に膨らみすぎることを防げ、リスクヘッジになります。

FXは正直プロでも予想を外す世界です。

しかも10年に一度くらいは大きなショックが来たりするくらいですから、上値にも下値にも耐えられるの両建てはおすすめ。

価格が見通せない相場でも、落ち着いて運用できます。

②必要証拠金が半分で済む

必要な証拠金が少なくて済みます。

実際にループイフダンを運営するアイネット証券でも以下の記載があります。

買いポジションと売りポジションの取引数量が同数の場合は、片側分の取引証拠金が必要となります。

引用:アイネット証券

なぜ必要証拠金が半分で済むかと言うと、先ほどお伝えしたリスクヘッジができるから。

上昇時も下落時も、一定の利益と損失のバランスを保ちながら勧められるので、ロスカットがされづらいんです。

③利益が倍になる

買い・売りとも注文するため、取引量が増え、為替益は2倍になります。

利益を増やすためにやっている人が大半だと思うので、投資家にとっては非常に大きなメリットです。

両建てのデメリット

次に両建てのデメリットもきちんと説明します。

5つがあります。

  1. スプレッドが倍かかる
  2. 常に含み損が発生
  3. 両端の悪いを掴んでしまう
  4. 設定を停止するタイミングが難しい
  5. マイナススワップが発生する

1つずつ説明します。

くまお教授
運用する上で絶対に知っておきたいことをまとめました。

①スプレッドが倍かかる

確かに買いと売りの方向で合計2通りの注文をするので、基本はスプレッドは倍になります。

でもこれは両建てだからというわけではなく、単純に注文数が倍になるからです。

違う通貨ペアを1つずつ合計2種類注文する場合もスプレッドでも、両建てと同様にスプレッドは倍になります。だからあまり気にしなくていいんです。

以下に例を出して説明しますね。

前提

  • ①両建て(豪ドル/円のの買い&豪ドル/円売り)の設定をしたとする
  • ②2通貨ペア(豪ドル/円の買い&カナダドル/円の買い)の設定をしたとする

この場合、①②のスプレッドの違いがどうなるか表にまとめました。

通貨ペア① 通貨ペア② 合計スプレッド
両建て

(豪ドル/円)

豪ドル/円の買い:4銭 豪ドル/円の売り:4銭 8銭
2通貨ペア

(豪ドル/円の買い&

カナダドル/円)

豪ドル/円の買い:4銭 カナダドル/円の買い:5銭 9銭

ご覧の通りスプレッドは、両建てだろうがそうでなかろうが別にかわりません。というか両建てでないほうがスプレッドは高くなっています(単純にカナダ・ドルのスプレッドが高いからですけど)

他の通貨ペアでも理論上は同じです。

両建てだからスプレッドが増えるというのは間違いで、単純に設定する注文数が倍になったから、スプレッドが倍になっただけです。

②常に含み損が発生

両建ての場合は、上昇局面でも下落局面でも常に含み損が発生します。

しかし両建てでも、そうでなくても含み損は基本出ます。

さらに両建ては含み損が出ている反面、必ず逆方向に動かした設定で利益が出て相殺されるためさほど問題ありません。

しかも両建ての場合は、含み損は最低限で済みます。買いで生まれた含み損と、売りで生まれた含み損が別々に存在し、リスク分散になるからです。

一方で、買い方向だけのように、片方だけで含み損が出るほうがむしろ含み損が偏るリスクがあり危険です。

理由を両建ての場合と、買い方向だけで買った場合で例を出して、比較します。

前提

価格が右肩下がりで落ち続けたとします。そのとき両建て注文した場合と買い方向だけで2通貨ペアを注文した場合を比較

【両建ての場合】

円安局面(価格上昇) 円高局面(価格下落)
豪ドル/円の買い 為替益◯+含み益◯ 為替益△+含み益✗
豪ドル/円の売り 為替益△+含み益✗ 為替益◯+含み益◯
合計 合計利益◯ 合計利益◯

 

【両建てでない場合】

円安局面(価格上昇) 円高局面(価格下落)
豪ドル/円の買い 為替益◯+含み益◯ 為替益△+含み益✗
カナダドル/円の買い 為替益◯+含み益◯ 為替益△+含み益✗
合計 合計利益◯ 合計利益✗

両建てであれば、価格が上がろうと下がろうと、安定した利益になりやすいです。

実際に円の買いだけで運用している人はほぼみんな多くの含み損で苦しんでいますね。

2019年の8月現在で起こっている外貨下落やリーマンショックの下落時には、円が高くなり、それ以外の価格は軒並み下がっています。

ちなみに今回の例はたまたま豪ドルやカナダドルを例に出しましたが、他の通貨ペアで試しても理論上同じことです。

両建てなら、円高でも円安局面でもこの表のようにリスクを抑えることが出来ます。

③上下両端の悪いポジションを掴んでしまう

買いでは最高値を、売りでは最高値をそれぞれ持ってしまう可能性があります。

でも正直そこまで悪いことではなかったりします。

むしろ価格が下がっている局面で、先ほどの「豪ドル/円+カナダドル/円」のように買いポジションを最安値でいくつも持っている方が危険です。

悪いポジション×2を同時に同方向に抱えることになるので、損失が極大になり、ロスカットの対象になりやすいからです。

反対に両建ての場合、買いで悪いポジションを持っているということはつまり、売りで最高のポジションを持っていることになります。

だからリスクヘッジになるんです。ロスカットリスクも下がります。

具体例で比較してみましょう。

前提

価格が右肩下がりで頂点に達している。そのとき両建てと買い方向だけの注文をそれぞれしていたと仮定

【両建ての場合】

ポジションの状況
豪ドル/円の買い 悪い
豪ドル/円の売り 良い
トータル 普通のポジション

 

【両建てでない場合】

ポジションの状況
豪ドル/円の買い 悪い
カナダドル/円の買い 悪い
トータル 最悪

だから両建てで上下に悪いポジションを持つことがかならずしもNGなわけではないんです。

また両建ての場合、両端の悪いポジションをそれぞれ同時に持つ可能性は低くなります。

以下の豪ドル/円のチャートを見てください。

※グラフ元:TradingViewを当サイトで編集

直近5年チャートで最高値の100円以上の値から、最安値である71円に到達するまで、約4年ほどかかっています。

このように最高値から最安値になるまで即ということはありません。

短くても2年とかはかかるのが普通です。

もし2015年の段階で高値で含み損をかかえても、ほとんどの注文は安値になっていくタイミングで決済されていきます。

さらに値段が下がると、売り注文の利益がどんどん増えるため問題ありません。

④設定を停止するタイミングが難しい

含み損を抱えた状態がつづくので、やめ時が難しいと言われています。

やめるときは設定を停止する形を取ります。

その際のおすすめとしては、同時に買いと売りのループイフダンを停止するのではなく、片方ずつ設定を停止すると良いです。

具体的には以下の通り。

  • 価格が上がっているときは先に買いの設定を停止し、手動決済、その後価格が下がりだしたら売りの設定を停止し手動決済する
  • 反対に価格が下がっているときには売りの設定を先にして、手動決済、その後価格が上がったら、買いの設定を停止し手動決済する

含み損をかかえたままで停止しても注文を決済されず残すことが出来ますから、自分で好きなタイミング(利益にかわった)ときに売却(または買い戻し)すると良いでしょう。

⑤マイナススワップが発生する

両建てをすると、買いと売りのスワップポイントの差がマイナスになります。

表の合計の欄を見てください。

買い 売り 合計
米ドル/円 80 -88 -8
ユーロ/円 -17 10 -17
英ポンド/円 27 -34 -7
豪ドル/円 30 -42 -12
NZドル/円 30 -46 -16
カナダドル/円 40 -49 -9
スイス/円 -33 19 -14
トルコリラ/円 105 -125 -25
メキシコペソ/円 15 -30 -15
南アランド/円 12 -20 -8
豪ドル/NZドル -8 6 -2
豪ドル/米ドル -31 19 -12
ユーロ/米ドル -105 89 -16
NZドル/米ドル -20 10 -10

※2019年7月時点のもの、出典:アイネット証券

たしかにマイナススワップにはなります。

しかしスワップの金額なんて為替益に比べれば、ちっぽけな物です。

それに両建てに限らず、ドル/円の売りのように、円を売る形で設定すればマイナススワップになるから別に特別なことではありません。

また後半でも説明しますけど、またスワップの少ない通貨ペアを運用すればいいだけです。

スワップについてくわしくは以下記事を見てください。

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両建てを運用する場合の対策や設定

ループイフダンの両建て設定をする場合に、デメリットをより抑える対策や利益を増やすための設定を考えました。

くまお教授
以下のとおりです。
  1. スワップが少ない通貨ペアを選択
  2. スプレッドが少ない通貨ペアを選択
  3. 初回設定時にチャートの真ん中に位置していることをチェック
  4. 価格が端にいくまえに設定を止める

1つずつ説明します。

①スワップが少ない通貨ペアを選択

両建てする場合、買いと売りのスワップが相殺されるのでマイナス分は平均-10程度しかありません。

しかし買い売りの注文数が偏り、片方のスワップが多くなる可能性もありえるので、なるべくスワップ自体が発生しづらい通貨ペアがおすすめです。

具体的には

  • ユーロ/円
  • 豪ドル/NZドル
  • スイス/円
  • NZドル/米ドル

あたりがスワップポイントの観点では良いです。

②スプレッドが少ない通貨ペアを選択

両建てだと買いも売りもあることで取引数が多くなるので、なるべくスプレッドは少ないに越したことはありません。

ループイフダン(アイネット証券)のスプレッドは以下のとおりです。

通貨ペア スプレッド
米ドル/円(USD/JPY) 0.7銭~1.0銭
ユーロ/円(EUR/JPY) 1.4銭~2.0銭
英ポンド/円(GBP/JPY) 2.0銭~5.2銭
豪ドル/円(AUD/JPY) 1.5銭~4.0銭
NZドル/円(NZD/JPY) 2.0銭~6.5銭
カナダドル/円(CAD/JPY) 2.5銭~5.5銭
スイスフラン/円(CHF/JPY) 3.0銭~10.0銭
豪ドル/NZドル(AUD/NZD) 5.0pip~11.0pip
豪ドル/米ドル(AUD/USD) 1.0pip~4.0pip
ユーロ/英ポンド(EUR/GBP) 2.0pip~4.5pip
ユーロ/NZドル(EUR/NZD) 6.0pip~13.0pip
ユーロ/米ドル(EUR/USD) 0.7pip~1.5pip
NZドル/米ドル(NZD/USD) 3.0pip~6.5pip
 南アフリカランド/円(ZAR/JPY) 15銭

※2019年7月22日時点

特にスプレッドが少ないのは、

  • 米ドル/円
  • ユーロ/円
  • ユーロ/米ドル

です。

③初回設定時にチャートの真ん中に位置していることをチェック

最初にループイフダンの両建てを設定するときに、選ぶ通貨ペアがロングチャートで過去の位置から考えて真ん中あたりに位置しているかをチェックします。

あまりにも現在値が高すぎたり、安すぎたりした場合は、投資をおすすめしません。

その場合は別の通貨ペアを選ぶようにしましょう。

参考のためユーロ/円のチャートを載せます。

※出典:TradingView(2019年8月21日時点)

10年チャートでみると、今は高すぎず安すぎず推移していることがわかります。

投資タイミングとしては悪くないです。

④価格が端にいくまえに設定を止める

購入後しばらく立ったあとの話です。

ロングチャートを見て、価格が極端に上がりすぎたり下がりすぎた場合は一度設定を止め、悪いポジションを取りすぎないよるのも手。

ただしこの方法は上級者向けなので、慣れてきたらやるほうがいいです。

ループイフダンで両建ての実験をします

色々説明してきましたが、実際に運用して実績を出さないと説得力がないので、実際にやってみようと思います。

私が犠牲となります。

通貨ペアはユーロ/円でやります。

理由は以下の通り

  1. スワップポイントが極小
  2. 世界3大通貨の2つだから最高値と最安値の価格変動は少ない
  3. 高すぎず安すぎない
くまお教授
実際に始めてみた証拠はこちらです。

今後このブログやツイッターで運用状況を書いていきますね。

 

まとめ|ループイフダンの両建て

この記事ではループイフダンの両建てについてお伝えしてきました\( ´꒳`)/

まとめると以下のとおりです。

【▼メリット】

  • 大幅な価格変動のときリスクヘッジになる
  • 証拠金が半分で済む
  • 利益が倍になる

【▼】デメリット

  • スワップが少ない通貨ペアを選択
  • スプレッドが少ない通貨ペアを選択
  • 初回設定時にチャートの真ん中に位置していることをチェック
  • 価格が端にいくまえに設定を止める

ループイフダンをまだやったことがない人は、口座開設、維持費、解約料は一切かからないので、試しにやってみましょう。。

特に口座を作るデメリットがないので(時間がかかるくらい)、気になっている方はとりあえず開設しておくのもありかなと思います。

公式サイトでくわしくみる

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  • この記事を書いた人
くまお教授@資産運用してる?

くまお教授

積立NISAやiDeCo、米国株、投資信託を毎月コツコツ。FP保有者。投資歴10年以上。尊敬する人はバフェット、推しキャラはSAOのアスナ。企業サイトも寄稿中!視聴者第一主義者。

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