「つみたてNISAは一括で支払うことについて知りたい」
そんな人に向けてFP保有のくまお教授(@kumao__kumao)お届けします( ⁰̷̴͈ ꇴ ⁰̷̴͈ )
この記事のポイント
- つみたてNISAは一括で購入ができるのか?
- 分割と一括で買うのはどっちがいいか?
積立NISAは一括で可能?
普通に一括で支払うことはできませんが、ある方法を使えば可能です。
それは「増額設定」です。
※会社によっては増額指定、ボーナス設定ともいう
増額設定はボーナス設定とは異なり、1年間の投資枠に余裕がありその年の投資額を増やしたい時に利用できます。 年の途中で設定する場合も、毎月積立の上限33,333円、毎日積立の上限1,632円は変わりません。 1年間の投資枠に余裕があり、その年の投資額を増やしたい時に増額設定が利用できます。
引用:楽天証券
増額設定を使えば、指定した月に追加で一括買付が可能です。
たとえば毎月3万円の積立をしている人がいたとします。
それだけ年間36万円なので、つみたてNISAの上限である40万円に届きません。
そのため増額設定で12月とかに+4万円入れればちょうど年間の投資額が40万円となります。
増額設定は多くの金融機関で対応しています。
たとえば
- メガバンク
- ゆうちょ
- 証券会社全般(楽天証券、SBIなど)
はできます。
ただ1円単位で一括支払いができるのは楽天証券、SBI証券の2つだけなので注意が必要です(記事執筆時点)
分割と一括で買うのはどっちがいいか?
毎月の積立はほとんどせず一括で買いたいという人もいると思います。
その場合先ほど説明した方法を使えば、7月に何十万円みたいな買い方も不可能ではありません。
しかしわたしとしては分割で買ったほうがおすすめです。
なぜなら一括は扱いが難しくリスクが高いため。
それぞれの違いをまとめると以下のとおりです
リターン | リスク | 判断の難しさ | 手間 | |
分割 | 中 | 中 | 簡単 | 小 |
一括 | 高 | 高 | 難しい | 大 |
それぞれ説明します。
✓リターンとリスク
一括で安いタイミングでドカンと買ったほうが確かに利益は増えます。
でも反対に高いタイミングで買ってしまうと損失を出してしまう可能性もあります。
✓判断の難しさ
そもそも安いタイミングがいつかを判断するのも難しいですし、投資上級者ですら当てるのはほぼ不可能です。
分割であればドルコスト平均法により安いときにたくさん買い、高いときは少なめに買うが自動的に実行されるので最も無難です。
積立NISAに限った話ではないのですが、商品を買うときは分けて買うのが投資玄人のセオリーです。
初心者が失敗する最大の理由の1つにいっき買いがあります。
わたしも昔それで痛い目をみたことがあるので、皆さんに一括ではなく分割での購入をおすすめします。
✓手間がかかる
いつが安いかを調べて、いちいちエントリーしてとやっていくとかなり面倒です。
しかも買付したいリアルタイムのタイミングで買うことは出来ませんし、それでうまく行かなかったらそもそも全て無駄になってしまいます。
注意事項
増額設定をする場合、条件があります。
一番注意が必要なのが以下です。
- 年内の積み立て回数が2回以上している必要がある
- 増額設定は年2回までが上限である
※楽天証券の例で書いていますが他の金融機関も同じような感じです。
だから非課税枠の上限がもったいないみたいに気にする人は10~12月の開始は微妙かもしれません。
私自身はそんなに気にする必要はないと思っていますが
(今後2027年までとなっていたルールが変わりそうなので、その制度改定にもよります。あと英国のNISAは無期限なので、日本も無期限になるか期間延長の可能性は十分にありえるので早め開始のほうが良いと思います)
まとめ:つみにーは分割で積み立てておけばいい
この記事ではつみたてNISAの一括購入について解説してきました(๑•̀‧̫•́๑)
改めて整理すると以下になります。
記事内容まとめ
- 非課税枠を上限まで買うための帳尻合わせで買うなら問題ない
- 儲ける目的での一括購入はおすすめしない
つみにーは最低100円から始められる制度なので、気軽に始められるのもメリットです。
将来お金に困らないためにも少しずつ資産を増やしていくことをオススメします。
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