「つみたてNISAで債券は選ばないほうがいいの?」「債券で投資するならどんなことに気をつけるべき?」
そんな人に向けてFP保有のくまお教授(@kumao__kumao)お届けします( ⁰̷̴͈ ꇴ ⁰̷̴͈ )
この記事のポイント
- つみたてNISAで債券を選ぶべき人とそうでない人
- 注意点やオススメの債券銘柄
目次
つみたてNISAで債券が必要な人とそうでない人
答えから先にいうと、債券を積み立てるかどうかは、積み立てNISAを今後何年間続けるかで判断するといいです。
積み立て予定目安 | 債券要否 |
11〜20年以上 | 不要 |
5年~10年以下 | 必要 |
つみたてNISAは最長で20年間投資できる制度なので、けっこうな長丁場になります。
長い期間運用したときに最もパフォーマンスが良いのは、「株式>債券>現金」の順番です。
だからなるべく株式に投資したほうが良い。
見込める利回りの目安として
- 株式:年5~7%程度
- 債券:年1~3%程度
- 現金:ほぼ0%
となります。
ただしこれは10年〜20年という長期で見たときの1年の平均パフォーマンスであることに注意が必要です。
短期で見たときの下落率が大きい順に並べると、株式>債券>現金となります。
値があがることだけではなく、下がることも意識しないといけません。
そのため5~10年年未満など短期で投資する人は、債券でリスクを減らしておいたほうが無難でしょう。
スイッチングができるイデコは株が上がったら一時的に債券に戻すなどができますが、つみたてNISAはできないので債券を投資するのに上級者を除きあまり向いていないと思います。
そもそも債券ってなに?という方は以下の記事をご覧ください。
-
債券とは?わかりやすく解説|中学生でも理解できる
債券とはなに? 中学生でも理解できるようにわかりやすく教えて そんな人に向けて書いています(◦ˉ ˘ ˉ◦) この記事ではFP保有のくまお教授(@kumao__kumao)が解説しています。 わかるこ ...
続きを見る
おすすめの債券の選び方と銘柄
選び方
つみたてNISAはほとんど投資信託を選んで投資します。
債券を買うとなると、債券に連動した投資信託を買うことになります。
債券の中にも種類があり、指数に連動して価格が決まりますからどの指数に対応しているかが非常に重要です。
大きく3種類あります。
価格変動 | 為替変動の影響 | 主な対象国 | |
日本国債券 | 小 | なし | 日本 |
先進国債券 | 中 | あり | 米国、英国など |
新興国債券 | 大 | あり | 南米、東南アジア、ロシアなど |
※いずれもメインは各国の国債に投資されます
表を見ると価格変動が大きいほうが利益が大きいものの、その分マイナスになるリスクも大きいです。
新興国債券は安定感にかけ、債券の本来の価値を見出しづらいのであまりおすすめしません(伸びしろはあるかもしれませんが)
一番リスクが少ないのは日本国債券です。
リーマンショックのときでも唯一プラスで維持した実績があります。
ただし利回りもかなり少ないので、先進国債券も合わせて持つというのがおすすめです。
推奨銘柄
日本国債券と先進国債券でおすすめな具体的銘柄は以下になります。
銘柄 | 信託報酬 | |
日本国債券 | eMAXIS Slim 国内債券インデックス | 0.132% |
先進国債券 | eMAXIS Slim 先進国債券インデックス | 0.154% |
選んだ理由はどちらも信託報酬が安く、純資産総額が右肩上がりだからです。
信託報酬とは、商品ごとに必ずかかる運用代行手数料みたいなものです。表記されているのは年あたりのコストです。
純資産総額は人気投票みたいなもので、みんながいくら買っているのかを表す数字です。
このeMAXIS Slimシリーズはコストの安い商品のため、大元の三菱UFJ国際投信または、楽天証券、SBI証券などのネット証券でしか原則扱っていません。
おすすめの業者は以下でまとめています。
-
積立NISAの証券会社でおすすめ口座は2社 | 本音
どうもくまおです! 積立NISAを始めるなら証券会社の口座は「SBI証券」か「楽天証券」のどちらかがおすすめです。 私はどちらも口座を持っています。その理由や特徴をお伝えしますね╰(*´ ...
続きを見る
実は債券だけよりは組み合わせる事が多いが
投資家の中で債券100%という人は正直あまりいません。
複数のジャンルの銘柄にわけることで、利益を増やしつつリスク分散を図るためです。
一例としてあるのが「株式7:債券3」とか「株式8:債券2」とかです。
もちろん年齢や投資スタイルによって大きく異なるので、一概にはいえませんけどね。
ここからは私の意見ですけど、余裕資産でやるうちなら若い人は株式比率100%で問題ないです。
あわせて50歳とかでも資産が1,000万円以上あって、そのうちの3万円を毎月つみたてNISAに使うくらいなら全額株式でも正直良いと思います。
現金がたくさんあれば、投資は強気で行っても全体のポートフィリオがから見れば大した金額ではないですからね。
反対に資産がほとんどない人は慎重になるべきでしょう。
-
つみたてNISAのポートフォリオ!タイプ別におすすめをFPが解説
つみたてNISAのポートフォリオってどうやって組むべき? そんな人に向けて書いています(◦ˉ ˘ ˉ◦) 私個人の独断と偏見でお届けしますね。 この記事ではつみたてNISA運用中&FP保有のくまお教授 ...
続きを見る
ちなみに1つ持つだけできれいに分散された「eMAXIS slim バランス(8資産均等型)」という銘柄があります。
株式・債券・REITを「日本・先進国・新興国のエリア」に均等分散されています。
かなり優秀な投資信託なので、資産があまりない・株式だけだとどうしても恐いという方にはおすすめです。、
まとめ:つみにーの債券運用はそこそこでOK
この記事ではつみたてNISAの債券投資について解説してきました(๑•̀‧̫•́๑)
改めて整理すると以下になります。
記事内容まとめ
- 長期投資なら基本的には株式だけいい
- 債券長期で投資しない人向け
- 株式と債券を組み合わせた優秀な商品もあるので資産がない人などはあり
つみにーは最低100円から始められる制度なので、気軽に始められるのもメリットです。
将来お金に困らないためにも少しずつ資産を増やしていくことをオススメします。
くまお教授のツイッターもみてね(@kumao__kumao)
※質問やコメントもお気軽にどうぞ
他の記事も読んでくれたらうれしいな(◦ˉ ˘ ˉ◦)♡