- 損害保険とは?わかりやすく教えてほしい
- どんな種類があるの?
そんな人に向けて書いています(◦ˉ ˘ ˉ◦)
この記事ではFP保有のくまお教授(@kumao__kumao)が解説しています。
わかること
損害保険で必ず知っておきたいキホンと、選ぶときに気をつけるポイント

目次
損害保険とは!わかりやすく解説
損害保険ってそもそもなんでしょうか。
わかりやすく回答すると「事故や災害のリスクに備える仕組み」です。
元々は中世ヨーロッパのイギリスから始まりました。
当時は海洋貿易が主流で、船が沈没するリスクに備えて準備されたのが起源です。
船を用意するのは大金がかかりますし、今よりも事故が多い時代ですから、万が一うまくいかなったときのためにみんなからお金を集めてリスク分散をはかる目的で損害保険が作られました。
そうすることでみんな安心して船を作り、航海ができるようになったんです。
今でも損害保険は主要な位置づけで、生命保険に比べると保障される金額も莫大です。
1事故あたり1億円単位のものも多くなっています。

損害保険の種類
一口に損害保険と言ってもいまはたくさんの種類があります。
主なものは以下です。
保障対象 | |
火災保険 | 火災、風災、落雷など |
地震保険 | 地震、津波、噴火など |
自動車保険 | 自動車による事故 |
傷害保険 | 病気、交通事故、旅行事故など |
賠償責任保険 | モノの破損、他人へのケガなど |
1つずつわかりやすく説明します。
火災保険
火災保険とは字の通り火災で建物や家具などが破損してしまったときの保険です。
火災保険には主に2種類あります。
- 住宅火災保険
→火災のみ保障するシンプルな損害保険 - 住宅総合保険
→火災以外にも幅広くカバーする損害保険
いま売られている商品のほとんどが②です。
②は災害におけるかなり広い範囲をカバーしてくれるためおすすめです。
具体的には以下の保障があります。
※【引用】三井住友海上
地震やシロアリ被害を除いてかなり多くの災害をカバーしてくれます。
最近話題の台風についても保障の対象に。
またトイレなどの水漏れ被害なども含まれています。
マンションなどで最初に加入させられた損害保険は手数料の高い割高なものなので、自分で加入したほうが断然お得になります。
安いところを比較して無料の一括見積りできる保険スクエアBangのような便利なサイトもありますので、ためしに利用してみることをオススメします。
地震保険
地震保険は地震や津波、あとは噴火について対象の損害保険です。
対象は災害による建物と家財の破損。
実は地震保険単体で入ることは出来ず、火災保険のオプションとして入ることになります。
注意が必要なのは支払われる金額に上限が決まっている点で、火災保険の30〜50%の範囲までとなっています。
そして上限が
- 建物:5,000万円
- 家財:1,000万円
までとなっている点にも注意。
さらに実際に支払われる金額は被害の度合いによってわかれています。
保険金額に対する保障割合 | |
全損 | 100% |
大半損 | 60% |
小半損 | 30% |
一部破損 | 5% |
試しに試算してみます。
もし仮に5,000万円の火災保険に入っていて地震保険で30%の設定のものに入っていたときに、地震で自宅が小半損したら支払われるのはたった450万円だけです。
(※計算式:5,000万円×30%×30%)
しかもあくまでこれは試算なので判定も実際にされてみないとわからないところもありますし、契約者が支払う保険料も割高な傾向なので、加入の判断が難しい保険だと思います。
自動車保険
自動車では元々強制加入の自賠責保険に加入していますが、追加で任意の民間の自動車保険に入ることができます。
先に強制加入の自賠責保険がどの程度補償してくれるか解説します。
内容 | |
補償内容 | 対人賠償事故 |
補償金額 | 死亡事故:最高3,000万円
障害事故:最高120万円 ※後遺障害の場合は75万円〜4,000万円 |
ケガなどをさせた歩行者や相手の運転手・同乗に対しては保障されますが、自分のケガや相手の車の破損に対しては対象外です。
そのため任意の自動車保険に入る人が多いです。
具体的には以下のような補償があり、自分で必要だと思うものに絞ることも可能。
※【引用】ソニー損保の自動車保険
たくさんありますね。
傷害保険
傷害保険は生活上で事故やケガをしたとき用の損害保険です。
種類は以下がありますが、細かいので「これだけ種類あるんだな」くらいでみておけば大丈夫。
内容 | |
国内旅行傷害保険 | 国内旅行中に起こった障害を補償。細菌性食中毒も対象だが、地震などは対象にならない |
海外旅行傷害保険 | 海外旅行中の障害を補償。細菌性食中毒、地震などの障害も対象 |
普通傷害保険 | 国内海外ともに普段の生活での傷害を補償。食中毒、地震等は対象外 |
家族傷害保険 | 普通障害の家族版。配偶者、生計を一にする同居・別居の未婚の子も対象 |
交通傷害保険 | 国内海外ともに交通事故、乗り物、建物などの火災における障害を補償 |
ファミリー交通傷害保険 | 交通障害の家族版。配偶者、生計を一にする同居・別居の未婚の子も対象 |
この中で旅行保険がみなさんにとって一番馴染み深いと思います。
クレジットカードにも自動で付帯していたりするので、単体で傷害保険に入る人は少ないです。
賠償責任保険
賠償責任とは人や他人の物を壊してしまった時に適用される損害保険です。
種類は個人向け、企業向けがありますが、みなさんは個人向けの「個人賠償責任保険」さえ知っておけば問題ありません。
内容 | |
個人賠償責任保険 | 普段の生活の事故で人に怪我を負わせたり、他人のモノを壊し、損害賠償責任をおったときに補償。1契約で家族全員が補償対象に。 |
一応補足として法人向けに「PL保険」、「視察所有管理者賠償責任」なんてのもあります。
だいたいこういうのは企業がお客様に損害を与えたときに保障されるものです。
ちなみに最近ではペット保険とか細かい保険も色々登場していますが、それはまたの機会に。
損害保険は火災保険だけ入っておけばなんとかなる
いっぱい書いてきましたが、とりあえず火災保険だけ入っておけばほとんどカバーされます。(※自動車に乗る人は自動車保険は別途必要ですが)
火災保険だけで最近は以下のものを補償範囲になることが多いからです。
- 火災
- 台風
- 落雷
- 噴火
- 水害
- オプションで地震
- 賠償責任
- 自転車事故
火災保険の説明欄にこのあたりもきちんと書かれているので、ちゃんと読んで契約しましょう。
あと海外旅行保険はクレカである程度事足りると思います。
とりあえず火災保険で補償されるような事故は何千万とか億とか、一度受けたらそれだけで人生が積む可能性があるものですから必ず加入しておくことをオススメします。
まとめ|損害保険とは!わかりやすく解説
このブログでは損害保険とはなにかを解説してきました( ◌•ω•◌ )
記事内容をまとめると以下のようになります。
- 損害保険とはわかりやすくいうと「事故や災害のリスクに備える仕組み」
- 何かあったときの損害額が大きいので損保は必須の保険
- とりあえず火災保険だけでほとんどカバーされる
おすすめの火災保険一括見積もりサイト
- 保険スクエアBang
:安くなったとの声多数。26社の中から見積もり可能
- 住宅本舗
:開始8周年&利用者数5万人、16社の中から見積もり可能

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