「つみたてNISAの限度額や上限はいくら?」
そんな人に向けてFP保有のくまお教授(@kumao__kumao)お届けします。
この記事のポイント
- 月ごと、年ごと、一生ごとで最高でいくらまで投資できるか
- 限度額のよくある勘違い
- ロールオーバーができるか
つみたてNISAの年間の限度額(上限)は40万円
積み立てNISAの限度額は年間で40万円と決まっています。
それ以上を積み立てようとすると、エラーが出て購入することが出来ません。
そのため「勝手に上限超えた」みたいなことにはならないので安心してください。
40万円とはなにかというと「投資信託の元本の上限金額」のことを指します。利益と間違える人がいるため注意しましょう。
たとえば2020年に元本として40万円分の投資信託まで購入できます。
もしそれが年内に100万円まで値上がりした場合、100万円すべてが非課税となります。
つまり投資元本40万円の非課税枠を使ったものは、利益がいくらになろうが非課税になるんです。
ちなみにある年に限度額をすべて使っても、翌年にはまた40万円の限度額が付与されるので毎年40万円ずつ投資元本を増やしていくことが出来ます。
一生で800万円が限度額、月換算で33,333円
つみたてNISAははじめたときから最長20年間続けられます。
毎年40万円ずつ積み立てていくと、40万円✕20年で800万円の元本に対して非課税となります。
引用:金融庁
毎月に関しては40万円を毎月の12等分して月33,333円が、上限金額になります。
それを超えて設定しようとするとエラーが出て次に進めません。
これはどの金融機関も同じです。
毎月積立の設定可能な上限金額は33,333円(40万/12ヶ月)、毎日積立は約1,500~1,600円(40万円/各年営業日)です。
引用:楽天証券
でもほとんどの人は年の途中から積み立てNISAを始めるはずですから、上限使えないのは損だと言う人もいるでしょう。
その場合の対策はあります。
楽天証券などではボーナス設定というのができ、指定した月に追加で購入が可能です。
それを使って不足分を投資すれば年間ちょうど限度額の40万円になるように設定が可能できます。
つみたてNISAは上限の繰越ができない
注意が必要なのは、積み立てNISAの年間40万円をその年に使わなくても、翌年に繰り越すことはできません。
つみたてNISAでは、翌年の非課税投資枠に移すこと(ロールオーバー)はできません。
引用:金融庁
たまに繰り越せると勘違いして表記している人がいるので注意しましょう。
繰り越せるのは積立NISAではなく、通常のNISAのほうだけです(2023年まで)
ちなみに通常のNISAとの違いは以下の記事でまとめています。
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NISAか積立NISAどっちか迷ったら積立NISAが良い理由|体験談込み
「NISAか積立NISAどっちがいいの?」 という人向けです。最初はわからなくて当然ですよね。 NISAと積立NISAは同じ年に併用はできないので、どちらかに決める必要があります。 私の答えからいうと ...
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年間の上限まで設定すべきか
正直無理に高い金額を毎月積み立てる必要はありません。
生活資金とは別の余裕資金として出せる金額を積み立てるようにしましょう。
目安としては、あとで積立NISA口座から出金しないと生活できないレベルなら積立金額は多すぎでしょう。
出金はいつでもできますが、非課税枠は使ってしまうことになるのでもったいないです。
ネット証券であれば、毎月最低100円や1,000円からでも始められるので最初は無理しすぎず始めることをオススメします。
途中で金額も買えられるので、慣れてきたりお金の余裕が出てきたら増やすなどするでもいいですよ。
いくらかけるのがいいかについては積立NISAは毎月いくらがいいか運用中の私がタイプ別に解説でくわしくまとめています。
まとめ
このブログではつみたてNISAの限度額について解説してきました( ◌•ω•◌ )
上限を改めて整理すると以下になります。
- 年間の積立上限額:40万円
- 毎月の積立上限額:33,333円
- 毎週の積立上限額:7,692円
- 毎月の積立上限額:1,619円
記事内容まとめ
- つみたてNISAは年間の上限を超える設定をしようとするとエラーが出る
- 翌年に上限の繰越(ロールオーバー)ができない
- 無理に多額のお金を積み立てる必要はない
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