世界経済の多くを占めるアメリカとイギリスの株価指数の長期チャートを公開していきます。
特に主要な指標である米国のNYダウ、S&P500と英国のFTSE100についてお伝えしますね。
目次
アメリカNYダウの長期チャート
では早速米国のNYダウからいきます。
※小さくて見づらいかもしれませんので、少し拡大してご覧ください(>人<;)
1989年から2019年5月までのチャートです。
※出典;海外版yahoofinace
NYダウとは
S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスという会社が算出する、アメリカの最も代表的な株価指数。日本で言うところの日経平均株価に近い感じです。
ボーイング、アップル、ゴールドマンサックスなどのアメリカを代表する30銘柄で構成しています。
NYダウ推移の解説
長期チャートで見るとかなり順調に右肩上がりになってきています。
ただ要所要所で急落しているポイントがありますね。
まず最初に1987年の金融危機であるブラックマンデーでガクッと落ちています(長期で見るとかすり傷程度に見えますがw)
2002年にも下がっています。主な理由は大手電気通信事業者のワールドコムという会社が破綻、2003年にはイラク戦争で米国経済への懸念が強まったことがあげられると思います。
2009年は有名なリーマンショック。かなり大きな株価下落です。
その後は比較的堅調に推移してきています。
アメリカS&P500の長期チャート
1991年から2019年5月までのチャートです。
※出典;海外版yahoofinace
S&P500とは
S&P500とは「Standard & Poor's 500 Stock Index」の略です。
ダウと同様に、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが算出しているアメリカの代表的な株価指数。
ニューヨーク証券取引所、NYSE MKT、NASDAQに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価に基づいて計算します。
構成銘柄の平均株価を指数化するNYダウに対し、S&P500とは構成銘柄の時価総額を指数化するため、時価総額の大きな銘柄(大型株)の株価に強く影響される点が大きな違いです。
S&P推移の解説
2002年、2003年、2009年とNYダウ同様に下げる時期は連動しています。
ただ下落率はNYダウよりも大きいです。
長期で持つ限り基本的には右肩上がりで推移していますね。もし1990年に購入していたら約6倍になっていました。
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イギリスFTSE100の長期チャート
※出典;海外版yahoofinace
FTSE100とは
FTSE100は、「FT100指数」や「FTSE100種総合株価指数(FTSE100指数)」とも呼ばれます。
イギリス、ロンドン証券取引所に上場する時価総額上位100銘柄で構成される株価指数。
世界的に有名な企業ではバーバリー、ユニリーバ、プルデンシャルなんて会社が入っていますよ。
FTSE推移の解説
全体的には右肩上がりで推移してますね。
ただし2002〜2003年、2009年で大きく下落しています。イギリスもアメリカ同様、マイナスの影響は避けられなかったみたいです。今回紹介してませんが、日本も他の国も下がるところは同じように下がっています。
2016年の下落はEU離脱問題の影響でしょう。
総評として、アメリカに比べると緩やかな上昇といった感じです。
アメリカ・イギリスの長期チャートに影響を与えた金融ショックまとめ
一応これまでに起きてきた金融ショックを羅列してみました。
- 1929年 ウォール街大暴落(ブラックサーズデー)
- 1971年 ニクソンショック
- 1987年 ブラックマンデー
- 1991年 日本バブル崩壊(日本)
- 1997年 アジア通貨危機 2001年 ITバブル崩壊
- 2006年 ライブドアショック(日本)
- 2008年 リーマンショック
この中でアメリカやイギリス経済が特に打撃を受けたのは、1987年のブラックマンデー、2008年のリーマンショックですね。
他はあまり影響を受けていません。
※1929年は流石に昔過ぎなので解説してないです。
まとめ:米英の株価(NYダウ、S&P、FTSE)長期チャート公開
次にいつ金融ショックが来るかわかりません。そう考えると一気に大量の資金を投入して株を買うのはおすすめしません。
しかし毎月少額を平均的に積立ておけば、長期での値上がりの可能性は高そうです。世界経済は成長するのが原則なので。
私はつみたてNISA、iDeCoなどで毎月コツコツと積立しています。
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