「自営業はiDeCoをやろうか迷っている?」
「他の人と比べてなにかやるメリットある?」
「やったほうがいい?」
そんな人に向けてFP保有で個人事業主のくまお教授(@kumao__kumao)がお届けします(灬ºωº灬)
私は運用したほうがいいと思っています。
実際に運用している私がなぜやっているのか理由を解説していきますね。
この記事のポイント
- 自営業や個人事業主、フリーランスがiDeCoをやったほうがいいワケ
- よく聞かれるQ&A集
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自営業こそiDeCoをやるべき理由3つ
自営業はサラリーマンや公務員などと比べて、iDeCoをやるメリットが大きいです。
私も会社員→個人事業主になり、iDeCoを始めました。
その理由は以下の3つです。
- もらえる年金が少ない
- 退職金がない
- 利用の枠が広い
1つずつ解説していきます。
①もらえる年金が少ない
自営業の場合は国民年金に加入します。
国民年金・厚生年金がいくらもらえるかわかりやすく解説でも書いたとおり、国民年金だと最大でも年間780,100円しかもらえません。
こんなので食べて行けとか絶対無理です。せいぜい生活の足しにしかなりません。
しかも今後は受取金額がもっと減っていく可能性が高いと思ったほうがいいでしょう。
年間780,100円だけでは生活していくことができないばかりか、不安だらけなので自分で資金をためていく必要があります。
反対に会社員などは厚生年金に入っていて、国民年金よりも支払う金額が多い分、貰える金額も増えます。
その際にiDeCoで貯めておくと安心感が違います。
iDeCoでしっかりと運用できれば、将来は1,000万円〜5,000万円くらいは目指すことも可能です。
節税金額も約30万円〜400万円も合わせると結構な金額になります。
関連記事:iDeCoを続けた場合に得られる金額のシミュレーション
②退職金がない
自営業や個人事業主の場合、退職金というものがありません。
会社員には退職金が1,000万円とか2,000万円とかある人がいます。
それに比べると自営業は0円なので、自分でどうにかしておかないと60歳以降で大変なことになります。
もちろん個人事業主やフリーランスならずっと働き続けるという人も多いでしょう。
それなら会社員と違ってずっと収入を得続けることができます。
しかし年を取ると体や頭の回転も鈍ってきますし、若いときのように働くことも難しくなってくる年頃。
若いときのように無理が効かなくなってくるし、病気にもなりやすくなる。
だから働き盛りの20〜60歳のうちにしっかり貯蓄や投資で増やしてほうがいいです。
iDeCoは60歳以降にならないと受け取れないので、途中で誘惑に負けて引き出してしまうリスクがありません。
③利用の枠が広い
自営業は他の人たちよりも運用できるiDeCoの上限金額が大きいです。
だいたい2〜3万円の人たちが大半の中、自営業に関しては68,000円/月も運用することができます。
もちろん余裕のある範囲で積立をしてほしいですが、多く投資するほど将来受け取れる金額が増えるのでありがたいことです。
途中で自由に金額を変えることができるので、懐事情に応じて調整も可能。
さらにiDeCoは運用益が非課税になるだけでなく、支払った分だけ税金が安くなる制度なのでけっこうお得です。
自営業は他の手当があまりないので、国が上限を大きくしてくれているという考え方もできます。
関連記事:つみたてNISAの税金や控除の仕組みをカンタンに解説
その他のおすすめ理由
会社員の退職金にも実は税金がかかります。iDeCoの受け取りも同様です。もし会社の退職金とiDeCoの受け取りが両方もらった場合は税金がやや多くなってしまうので少しもったいないです。しかし自営業なら退職金がないので、税金はあまりかからないというメリットがあります。まあかかる税金は手取りが増えるように優遇策がかなりあるので、そんなに大した金額にはなりませんが(くわしくは上記の関連記事でまとめています。)
iDeCoを自営業がやる場合のQ&A
その他によく聞かれる質問をまとめました。
【質問1】30才女性
自営業の妻はiDeCoをやったほういい?
【Answer】以下の条件にあてはまるのであればiDeCoに加入するのは賛成です。
- 自分も働いていて収入がある奥さん
- 今後も働き続ける
- 生活に必要な資金は別途確保している
生活資金は最低でも1年分くらいがあるのが望ましいと言われています。
上記以外の奥さんに関して言えば、無理にやらないほうがいいと思います。
iDeCoは収入がある人ほど節税効果が期待できますが、ないとその効果が活かされないためです。
先に積立NISAを優先してやったほうがいいですよ。
もちろん積立NISAの上限金額を使っても更に余裕資金があるのなら、iDeCoをやってもいいと思います。
関連記事:つみたてNISAとは!初心者向けに運用方法をわかりやすく解説
【質問2】20才男性
いま自営業だけど会社員に戻る可能性がある。その場合iDeCoはやったほうがいい?
【Answer】iDeCoは会社員になっても続けることになります。途中でやめれないので。
ただ会社員に戻っても積立を続ければいいだけです。節税のメリットや将来に金額を受け取れるメリットは変わらないので続けるほうが普通にお得なので全く問題ありません。
会社員でiDeCoをやっている人はたくさんいますし、私もおすすめしています。自営業の方がより利点が多いというだけです。
【質問3】40才男性
自営業から会社員になって、会社に企業型確定拠出年金とか401kがあるんだけどどうする?もうiDeCoは開始しているんだけど。
【Answer】いままで積み立てていたiDeCoの資金は企業型の確定拠出年金に移管されますので、そのまま運用が可能です。ただし会社が採用している金融機関で今持っている商品がない場合は今の商品はそのままで、追加で買う分は別の商品を選ぶ必要があります。
以下は年のための補足ですが一応...
仮に、もしまた個人事業主に舞い戻ったら再度、iDeCoに資産を移管する形になりますよ。その場合、手数料として数千円かかります。
さいごに
自営業でiDeCoをやったほうがいい理由を解説してきました(*´ω`*)
まとめると以下の感じになります。
記事内容まとめ
- 自営業は老後の手当が他の人より手厚くないので自分で資産を用意しておく必要がある
- 他の属性の人達よりもiDeCoの運用金額が優遇されている
将来老後生活がどれだけ続くかわかりません。
そんなときに強制的に着実にためられるiDeCoは便利です。
将来に向けて少しでも運用しているという実感があるだけでも大きな安心材料になるんですよね。
おすすめの口座は以下のとおりです。
楽天は積立NISAだとポイントが付くのでおすすめですが、iDeCoではつかないので、私は商品で優位性があるSBI証券のセレクトプランでやっています。
詳しくは以下でも解説しました。