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【一番詳しい】日本マクドナルドの株価分析!株主優待や購入方法

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【一番詳しい】日本マクドナルドの株価分析!株主優待や購入方法

「マクドナルドの株価はどう?今後どうなる?」

「株主優待はお得なの?」

「購入方法は?」

そんな人に向けてFP保有のくまお教授(@kumao__kumao)が「日本マクドナルドホールディングス」の分析をしていきます(灬ºωº灬)

外食業界では日本最大の売上高を誇るマクドナルドの業績は一度知っておいて損はありません。

くまお教授
レッツゴー!

日本マクドナルドの株主優待は1.2万円の価値

株主優待

日本マクドナルドの株主優待は豪華です。

内容
単元株数 100株
権利確定月 6月と12月
優待回数 年2回
優待内容 【株主優待食事券】

100株:1冊(年間2冊)

300枚:3冊(年間2冊)

500株:5冊(年間2冊)

1冊あたりの価値 約6千円(年間1.2万円)
優待利回り 約2.68%前後

株主優待食事券1冊でバーガー・サイドメニュー・ドリンクを1つずつ頼める優待券が合計6枚もらえます。

100株だと年間2冊なので12枚分です。

これちょっと分かりづらいですよね?

わかりやすく説明するために図解しました。

結論として100株購入で以下すべてが買えます。

ドドドドド!

※個々の画像データ参照元:マクドナルド

文字にすると以下のようになります。

  • バーガー12個
  • サイドメニュー12個
  • ドリンク12個

の合計36品です。

これが半年に1枚ずつくるので、これが2回味わえます。つまり36品です。

しかもほぼ全メニューから選べます。

選べる商品
バーガー類 てりやきなど安いもの〜グランクラブハウスシリーズ、ビッグマックなど高めのものも可能
サイドメニュー ポテトだけでなくチキンナゲットやサラダも可能。サイズはS・M・Lから
ドリンク コーラ、コーヒーはもちろんシェイク等も可能サイズはS・M・Lから

かなり許容範囲が広いので高いメニューを頼めば結構お得です。

たとえば最高値である以下を買ったとしましょう。

  • グラングラブハウス:490円
  • ポテトLサイズ:330円
  • ミニッツメイドオレンジLサイズ:270円

これで合計1,090円相当の価値になります。1枚で買える値段です。

マクドナルド株を100株買うと、これが年間で12枚(6枚×2回)買えるので、1,090円×12枚=13,080円分に!

優待利回りを計算すると以下の通りです。

現在の株価が4870円(100株だと48万7千円)なので、約2.68%相当が優待利回りとなります。

株主優待はいつ届く?

  • 6月末の権利確定→9月下旬に発送
  • 12月末の権利確定→3月末に発送

有効期限は発送日からおよそ半年程度のことが多いようです。

配当利回り

株主優待とは別に現金で還元される配当金があります。

1株あたりの配当金は30円。配当利回りは現時点では0.68%(予想)です。

中間配当はないので、12月にまとめて配当金の権利が得られます。

過去の推移をグラフにしました。

日本マクドナルドの配当利回り

基本的に増配はしていません。

株価は後ほどお見せしますが、長期スパンでは株価が上がっていてるので、配当利回りは減っています。

株価が高くなっても配当金は増えないからです。

参考までに配当性向も作りました。

日本マクドナルドの日本マクドナルドの配当性向

これは会社の利益をどれだけ株主に還元しているかを表す1つの指標です。

そんなに高くはないですね。

配当利回り+優待利回りを整理

配当利回り+優待利回りを整理するとこうなります。

還元率
配当利回り 0.68%
優待利回り 2.68%
合計 3.36%

なかなかの還元率だと思います。

配当利回りは低いものの、優待利回りでカバーしている感じですね。

マクドナルドが好きな人にはいいと思います(不要な場合でも金券ショップでそれなりの価格で売れるとは思いますが)

ただ還元率は株価によっても変わってくるので注意が必要です。

株が上がれば利回りは落ち、株が下がれば利回りは上昇します。

日本マクドナルドの株価分析

ここからはマクドナルドのチャート、売上・営業利益を見ていきます。

20年弱の長期チャート

✓月足チャート(2006年〜)

2916年から業績が回復し大幅に株価が情報しています。

 

✓週足チャート(2015年〜)

 

✓日足チャート

直近はコロナショックの影響を多少受けていますが、他の企業に比べると圧倒的に下がり具合は少ないです。

そしてより違いをわかりやすくするために、日経平均株価と比較したチャートが以下になります。

✓日経平均と比較した月足チャート

2008年〜2009年のリーマンショックのときの落ち幅を見ても、直近のショックを見ても、マクドナルドは不況に比較的強い銘柄といってもいいでしょう。

売上・営業利益・各指標

続いて業績を解説します。

✓売上・営業利益

先ほどちょろっと言いましたが、2014年と2015年は赤字決算だったんです。

最近はそこから売上、営業利益ともにV字回復を遂げています。

わたしはたまにしかマクドナルドに行きませんけど、明らかに前より混んでいるのがわかります。

昼時はけっこうな頻度で行列ができていて驚きます!

✓営業利益率

営業利益率は赤字のときはしょうがないとして、それ以外は悪くないです。

いい感じに上がってきていますね。

飲食業は4%前後が平均とも言われているので9%台は高いほうです。

参考:経済産業省

✓ROE

ROEとは企業が私たちが投資した資金を使ってどれほど効率的に利益を生んでいるかを表す指標です。

10%を超えると良い企業だと言われることが多いです。

2017年からはかなり高い数字を叩き出しているのがわかります。

✓EPS・BPS

日本マクドナルドのEPS・BPS

EPS(1株あたりの純利益)は企業が効率よく儲けているかどうかの指標です。

BPS(1株あたりの純資産)は安全性を表す指標です。

これらが安定して右肩上がりになっている企業が株式投資するにあたって優良企業とされています。

もうちょっときれいに上がっているといいんですが、ここ数年の動きはいいと思います。

✓フリーキャッシュフロー

日本マクドナルドのフリーキャッシュフロー

フリーキャッシュフローが多い会社ほど経営状態が良好といえます。

つまづきポイント

  • フリーキャッシュフロー:営業キャッシュフロー」ー「投資キャッシュフロー」
  • 営業キャッシュフロー:本業の利益を表す
  • 投資キャッシュフロー:事業投資を表す

事業内容と最近の動向

✓事業モデル

マクドナルドはとてもわかりやすい事業なので馴染みが強い企業だと思います。

本当にシンプルで、ハンバーガーを売りそれで利益を得るという構造。

売上を増やすには【店舗あたりの売上を増やすか、店舗を増やすか】の2つです。

最近は店舗数をあまり増やさず、1店舗ごとの売上を最大化することを狙っているようです。

✓店舗推移

マクドナルドの店舗推移(直営店・フランチャイズ)

まず2018年までは店舗数全体を減らしにいっています。

不採算店舗から順に削っていっているようです。選択と集中というやつですね。

マクドナルドには直営店とフランチャイズ店(FC店)があります。

フランチャイズとは「本部が会社の看板を貸して、店自体の運営は別会社やオーナーに委託するもの」です。

本部は加盟店(代理店)の収益の一部をロイヤリティ(利用料)として回収します。

土地代や店の建設費、人件費などを加盟店に負担させることができるためメリットは大きいです。

継続的なコストがかからないため、なにかあったときのリスクを避けられます。

たとえばマクドナルド本部としては自社で社員を雇う必要がないので、いざ経営難になったときに人件費を払うのは代理店なので本部としてはリストラをする必要もないです。

あと事故や事件などがおこって店舗が運営できなくてもそのときの店舗運営コストは代理店負担になったりとか、売れ残ったときの在庫コストなどを抱えなくていいわけです。

身軽経営ができて、これも一種の選択と集中だと思います。

なお補足として、2018年から2019年にかけてはFC比率は載っていませんでしたが、総店舗数は2899店→2910店と久々に11店舗ほど増えています。

✓社長・会長遍歴

社長
1971年〜 藤田田
2002年~2004年 八木康行
2004年~2013年 原田泳幸
2013年~ サラ・カサノバ
2019年〜 日色保

サラ・カサノバは会長として健在。

原田社長時代は苦しい時代でしたが、カサノバ社長があとを引き継ぎ黒字化。

2019年に日色保(カサノバは会長)に。

これからどうなるんでしょうか。

成功要因:5年ほどの事業モデルの変化

なぜマクドナルドが黒字回復したのか。その理由について私が考えたポイントをまとめました。

内容
メニュー表の掲載 店舗においてメニュー表を一時なくしていたが不評で元通りに。ないとか頭おかしい。
メニュー刷新 新メニュー、ランチメニューの刷新。たとえば高単価のドリンクの販売、チーズを中心にした需要を見込める商品の開発など。ワクワクするメニューが増え購買意欲の向上に。
サイドメニューが選べるように 以前はセットだとポテト一択だったが、ナゲット・サラダ・コーンなどが選べるように。消費者は飽きずにセットを頼めるように。
価格の公正化 以前は店舗ごとに料金が異なっていたが、全国で価格統一。またサイトに値段を表示するようになった(以前はなんと非公開だった笑)。安心して買えるようになった。
電子決済対応 以前は現金しか使えないひどい状態だったが今はクレカ、電子マネー、QRコード決済が使える
デリバリーの強化 自社のデリバリーやUberEatsの活用により店舗以外での注文が増えた。店舗混雑の解消につながり回転率&CSの向上。
店舗の刷新 おしゃれなカフェ風の店舗にリニューアル。来店頻度向上およびブランド価値の向上。

これらで共通することはお客様目線での刷新ということです。

メニュー表がないとか、ネットに値段書いていないとか、キャッシュレス使えないとかって企業目線の考え方ですよね。

いまはユーザーのことを考えて運営しているのがお客さんが帰ってきたという印象です。

あとは不採算店舗の刷新、フランチャイズ店舗の増加などもしています。

1店舗ごとの質(クルー含め)を向上することに力を入れていますね。

諸々の結果として1店舗あたりの売上が増加するという状況になってきています。

その他のポイント

赤字がかつて続いていた他の要因としては、チキンナゲットなど、中国での衛生問題があると思います。けっこう品質のトラブルが相次いでいましたが。

改善したほうがいいと思うこと

今後お客さんを増やす+コストを減らすためにやったほうがいいと個人的に思うことを書いていきます。

  • 個人的にはオーダーはタッチパネルでいいかと。海外はそれでやっている。
  • どの店舗も他飲食店に比べトイレが汚い傾向にあるのでもっとチェックを厳しくすべき
  • 店内がくさい。スタバとかモスバーガーではそんなことはありえない(換気の問題なのかゴミの問題なのか)
  • デリバリーのときに熱々で届けられるような工夫をすべき(ピザやのように)
  • サイドメニューを追加すれば飽きが軽減され来店頻度があがるかもしれない。例:オニオンフライの追加、スイーツ系のサイドメニュー

買い時はいつ?PERとPBR

ショックが続けば今後の決算に悪影響も考えられますから、もう少し待ってもいいような気がします。

参考までに割安の指標となる数値を載せます。

✓PER(株価収益率)

PERが低ければ低いほど、会社が稼ぐ利益に対して株価が割安であることを表します。

マクドナルドのPERはこんな具合です。

日本マクドナルド株のPER

記事執筆時点でのPERは35.57倍

過去は30を割っていたときもあるので、それ以上高いと少し割高に感じてしまいます。

✓PBR(株価純資産倍率)

企業の持っている純資産から見た株価の割安度を表し、安いほうが良いです。

日本マクドナルド株のPBR

現在のPBRは4.06倍。

ちょっと高いですね。

*データ参考:Yahooファイナンス

一般的にはPERが15倍以下、PBRが1倍以下だと割安と言われます。

あわせて業種や成長率、会社の特徴ごとによっても変わりますので、こうやって過去の推移を見てみるのが参考になります。

PERやPBBを今の数字と照らし合わせるとマクドナルドはあまり割安ではありません。

ただしこの数値が良いから必ずしもいいわけではなく、他の数字もあわせて投資判断をすべきです。

日米マクドナルド株の購入方法

前提

【前提】マクドナルド株を買うにはまず証券口座の開設が必要です。

無料でできるので、どこがいいかわからない方は【手数料が安い順】日本株の売買でおすすめな証券会社を読んでください。

また株を買うためには100株まとめての購入が最低必要なので合計50万円弱はないといけません。

購入の流れは以下のとおりです。

  1. 開設が終わったらサイトにログインします。
  2. 銘柄検索の画面でマクドナルドといれます
  3. 現物買いを選びます
  4. 購入株数を入れます(100株単位)
  5. 成行か指値を選びます(成行=今の価格で買う、指値=指定した金額になったときに買付をさせる)
  6. 指値の場合は期間(いつまで注文を保存するか)を設定します。保存期間までに指定の金額にならない場合はキャンセルになります
  7. 注文ボタンを押せば購入完了

もしわからないことがあればネット証券でも電話窓口で丁寧に教えてくれるので心配はいりません。

さいごに

この記事では日本マクドナルドの株価分析をしてきました(๑•̀‧̫•́๑)

今回の内容を整理すると以下になります。

記事内容まとめ

  • 見事赤字から黒字経営に復活
  • 圧倒的なブランド力なので外食の中では安定な部類
  • 優待利回りがなかなか強力

外食株の中では初心者にも中級者にしやすい企業だと思います。

国内株を買う場合は以下の会社がおすすめです。

  • SBI証券:口座開設数1位、手数料最安クラス、商品ラインナップが鬼
  • 楽天証券:口座開設数2位、手数料最安クラス、画面使いやすい

とりあえず上記の2つにしておけばまず間違いありません。

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  • この記事を書いた人
くまお教授@資産運用してる?

くまお教授

積立NISAやiDeCo、米国株、投資信託を毎月コツコツ。FP保有者。投資歴10年以上。尊敬する人はバフェット、推しキャラはSAOのアスナ。企業サイトも寄稿中!視聴者第一主義者。

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