- 「ループイフダンはどんな失敗リスクがあるの?」
- 「どうすればループイフダンの失敗を防げる?」
そんな人に向けて書いています\(*ˊᗜˋ*)/
株FX歴10年の私が初心者向けに評価をお伝えしていきますね。
この記事でわかること
- ループイフダンの失敗リスクと対策の内容
目次
ループイフダンの9つの失敗リスクと対策
ループイフダンを失敗する理由は大きく分けると以下の8つです。
- 為替変動
- マイナススワップ
- 証拠金不足
- 単一通貨への集中投資
- 誤った通貨ペア選択
- 投資タイミングミス
- 設定ミス
- 追尾リスク
- 狼狽売り
それぞれの失敗の詳細と対策について書いていきます。
①外部要因による為替変動
まずは基本的な失敗の要因として、為替変動があります。ループイフダンに限らずFX全般に付きものですね。
為替がゆっくり変動するなら良いのですが、急激に動くことは失敗リスクになります。
どういったときに為替が動くのか?以下に代表的な例をお見せします。
- 政治情勢
- 経済指標
- 災害
主にこの3つです。常に変化し続けているため、外部要因は避けられません。
これらは自分でもどうしようもないため、対策のしようがないです。
②マイナススワップ
スワップは金利のこと。
金利が安い通貨から高い通貨に交換する場合は、スワップとしてプラスの金利が受け取れます。
反対に金利が高い通貨から安い通貨に変えるとき、マイナススワップになり、金利が取られてしまうんです。
スワップの金額は通貨ペアによって大きく異なります。
くわしくはで解説しています。
ループイフダンでは、同じ注文で長く持ち続けることがあるので、強いマイナススワップがあるペアを保有すると失敗のリスクになります。
✓マイナススワップへの対策
対策として、なるべくプラススワップになる通貨ペアを選ぶ。またはマイナススワップの場合でも、スワップの額が少ない通貨ペアを選ぶとリスクが減らせますよ。
③証拠金不足
証拠金とはFXを売買するために最低限必要な元で元手資金のこと。
ループイフダンは元手資金以上の金額をレバレッジを効かせることで取引が可能です。
ただしレバレッジをかけすぎると、ロスカット(強制決済)されてしまうリスクが高まります。
✓証拠金不足への対策
証拠金が取引設定に見合っていないことで、レバレッジが高まってしまいます。
最初の設定をする前に、自分の投資可能金額でどれくらいまでならリスクを抑えて取引できるか確認しておきましょう。
ループイフダンには目安資金表という便利なツールが有り、これを使うと必要資金や適切な設定が出せますよ。
くわしくは以下記事でまとめましたのでみてください。
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④単一通貨への集中投資
1つの通貨ペアだけに集中投資すると、失敗するリスクがかなり大きくなります。
為替はときに大きく変動するものです。
1通貨ペアだと調子の良い相場であれば大きく利益を出せますけど、悪い相場だと大きな損失をこうむります。
これはかなりの博打です。
✓単一通貨への集中投資の対策
対策としては最低2つ以上の組み合わせの通貨ペアを保有することです。
そしてそれは反対の動きをする物を持つことをおすすめします。
すると片方が大きく損を出しても、もう片方が逆に動き利益が出せ、トータルとして失敗を防げます。
ループイフダンは価格が変動する小さなジグザグで利益を増やしていけますから、結果として利益につながりますよ。
例を上げるなら、ドル/円の買い、ユーロ/円の売りとかなら真逆の動きを普通はしますね。
このように売り注文をうまく使うのがおすすめ。
くわしくは以下で書いています。
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⑤誤った通貨ペア選択
通貨ペアの分散だけでなく、そもそも選ぶこと自体おすすめしない通貨ペアがあります。
ループイフダンで利益を出すためにはレンジ相場といって、一定の範囲内を行き来して戻ってくるような相場で強みを発揮します。
反対にずっと上がり続けたり、下がり続けたりする通貨ペアは、含み損ばかり積み上がり失敗するリスクが跳ね上がります。
✓誤った通貨ペア選択の対策
具体的には南アフリカアランドやトルコリラといった通貨ペアは、レンジ相場ではないので触らないほうがいいです。
またこういった金利の極端に高い通貨は、金利が高い目的で買われている傾向が強いため、金利が下がった途端大幅に下落します。
また経済や政治基盤が不安定な通貨ほど金利が高い傾向にあるので、価格変動が大きいです。
対策として、
- 信頼性のより高い通貨ペア
- レンジ相場を作っている通貨ペア
を選ぶと良いです。おすすめはドル、ユーロ、豪ドル、NZドル、スイスフランあたり。
⑥投資タイミングミス
投資タイミングも地味に重要ですが、上級者向けなので出来る人だけでいいです。
極端に偏ったチャートを形成しているときに、対象の通貨ペアで取引を開始すると失敗するリスクが増えます。
具体的には絶賛下落中のトルコリラ/円とかです。
✓投資タイミングミスの対策
基本的に安定した通貨ペアを選べば、投資タイミングがある程度悪くてもリスクが減ります。
相場の雲行きの怪しいときはメジャー通貨であるドル、ユーロなどを狙うといいです。
⑦設定ミス
ループイフダンの設定はすごく簡単なので、万が一設定でミスをするとしたら
- 通貨ペア
- 買い売りの方向
- 値幅
- 最大ポジション数
の4つです。
✓設定ミスの対策
通貨ペアについては先ほど説明下の割愛します。
買いと売りの方向についても繰り返しですが、複数のポジションを保つ場合、片方が買い、もう片方が売りで持つと失敗リスクが減ります。
値幅はどれくらいの間隔で注文を並べるかということ。値幅が広すぎるとなかなか決済されません。反対に狭すぎると注文数が増えすぎてコストがかかります。
わたしのおすすめは40~60程度に抑えるのがバランスがよくおすすめです。くわしくは以下記事でまとめています。
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最大ポジション数は一度に最大いくつまで取引をするかを意味します。多いほど利益は増えますが、必要資金も増えます。
反対にポジション数が少ないほど利益が減り、必要資金も減ります。
自分の投入資金に見合ったポジション数を設定しないと、痛い思いをするので注意しましょう。
⑧追尾機能リスク
ループイフダンには、追尾機能があります。これは為替が変動したときにトレンドを追いかけてくれる機能です。
たとえば最初にドル/円の買いで100~120円の範囲をカバーできてたとします。その後価格が上昇すると、カバーする範囲が110~130円へと移動するイメージ。
リスクとして、想定した価格より高い値段で購入してしまうと可能性があるんです。
✓追尾機能リスクの対策
追尾機能はオンオフの切り替えができないので、どうしようもできません。
今後、ループイフダンの運営会社であるアイネット証券の機能改修が行われるのを待つのみです。
あえて投資家側で出来るとしたら、最大ポジション数を減らしてリスクを下げるくらいですかね。
⑨狼狽売り
ループイフダンに限らず、地味に投資全般における一番の失敗要因が狼狽売りです。
狼狽売りとは
狼狽売りとは、何らかの材料(ニュース)や相場環境により、株価が急激に下落した際に心理的に混乱を生じてパニック状態に陥り、持ち株を慌てて処分(売却)してしまうことを言います。
株式投資は、多分に人間の心理に影響されることから、後から冷静に判断すれば何ら株式価値に影響を及ぼさないことであっても、市場の雰囲気にのまれてしまい、このまま保有すれば膨大な損失が生じるのではないかとパニックに陥り、一刻も早く処分(売却)して損失を最小限に食い止めようとする意識が働くことにより生じる現象といえます。出典:トレタビ
✓狼狽売りへの対策
長期で含み損を抱えながら徐々に利益に変えていくのがループイフダンの醍醐味なので、気長に投資しましょう。
含み損に関する考え方については以下記事でまとめています。
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まとめ|ループイフダンの失敗は最小限に
この記事ではループイフダンの失敗と対策ついてお伝えしてきました\( ´꒳`)/
まとめると以下のとおりです。
- 為替変動
- マイナススワップ
- 証拠金不足
- 単一通貨への集中投資
- 誤った通貨ペア選択
- 投資タイミングミス
- 設定ミス
- 追尾リスク
- 狼狽売り
まだループイフダンをやったことがない人は、口座開設、維持費、解約料は一切かからないので、試しにやってみるといいです。
実際に少額でやってみないとリスクの感覚もわからないと思うので。
特に口座を作るデメリットがないので(時間がかかるくらい)、気になっている方はとりあえず開設しておくのもありかなと思います。
口座開設をしてデモ取引も出来るので、いきなりじゃこわいという方はデモから始めるのもいいですよ。
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