「確定拠出年金にだまされるな!ひどい制度だ!」
という人がちょこちょこいるみたいなので、本当にひどい制度なのか気になる人向けに真実を書きます(*´ω`*)
正直デメリットより、メリットのほうが多いです。
だから株式・FXの投資歴10年のわたしは今「確定拠出年金」をSBI証券で運用しています。
ちなみに元々は企業型確定拠出年金にも加入し、個人型に移管しました
今回お伝えすることは
- 確定拠出年金にだまされるなは真実か
- 確定拠出年金のデメリット・メリット
ですっ!
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YouTubeではもっと具体的な数字を使って詳しく解説しています。
目次
確定拠出年金のデメリット|「だまされるな」と言われる理由
確定拠出年金には以下のデメリットがあるからです。
- 60歳まで受け取れず中途解約はできない
- 手数料がかかる(個人型のみ)
- 元本割れリスクがある
- 受け取りのときに結局税金がかかる
順番に説明していきます。
60歳まで受け取れず中途解約はできない
確定拠出年金はよっぽどの理由がない限り、99%の人は中途解約はできない仕組みになっています。
(超例外的に解約できる人はいなくもないが諦めたほうがいい)
だからもし途中でお金が必要になったというときには、引き出すことができないというデメリットがあります。
手数料がかかる(個人型のみ)
コスト | |
初期手数料 | 2,777円 |
毎月の手数料 | 171円 |
これはどの銀行、証券会社を選んでも絶対にかかってくる費用です。
むしろ銀行とかによっては、別に手数料をとってくるところもあります。
私も手数料がかかることをiDeCo(個人型確定拠出年金)に加入する直前で知りましたね。
ある意味だまされたといってもいいでしょう。もっとデカデカと書いてほしいですね。
初期費用はまだしも、さすがに毎月167円は痛いですから。
元本割れリスクがある
確定拠出年金では、株などの投資商品を扱うため運用次第ではプラスだけでなく、マイナスになることもありえます。
これは投資の世界では当たり前のはなしではあるのですが、馴れていない人からしたら「だまされた!ひどい!」となるのはわからないわけではないです。
しかしかなり変な投資の仕方をしない限り、マイナスになる可能性は極めて低いでしょう。
どうしても元本割れが嫌なら、定期預金のように円を運用する確定拠出年金の商品もあります。おすすめはしませんが。
受け取りのときに結局税金がかかる
確かに毎月、毎年は税金がかかりませんが、最終的にもらうときにかかります。
特に「だまされるな!」と言っていている人は、この点に対していっている人が多そうですね。
という感じでなかなかデメリットが有るなと感じていただけたかと思います。
以下からは逆にメリットを説明しますね。
確定拠出年金の真のメリット|だまされるな!が嘘の理由
- 60歳まで引き出せないことはむしろ好都合の人もいる
- 手数料は安くできる
- 元本割れを超える利息を得るチャンスがある
- 受け取りのときの税金はかなり少なくできる
- 毎年税金が控除される
1つずつ説明します。
60歳まで引き出せないことはむしろ好都合の人もいる
貯金が本当に苦手な人はiDeCo最強では(﹡´◡`﹡ )
途中でやめようにもやめられないから強制的に資産増えてくよね(゚o゚;;
— くまお@健全な投資をするクマさんぞ (@kumao__kumao) 2019年6月12日
投資信託を継続して積み立てることができる人はほとんどいないらしいです。
あるデータによると、投資信託の平均積立年数は数年。
つまりほとんどの人は途中でやめてしまいます。
本来投資というのは10年、20年、30年と長期で積み立てることで本来の複利というメリットを得られます。
貯金するのが苦手という方には、確定拠出年金はむしろ最適です!
60歳まで引き出せないということは、つまり60歳まで強制的に貯め続けることができるということでもありますから。
年金も今より給付額が減っていて、まともに生活できなくなる可能性も十分ありますので確実に貯めておける手段としてはありがたい存在です。
手数料は安くできる
個人型確定拠出年金(iDeCo)に入るときに、初期費用と毎月の手数料がかかるとお伝えしました。
特に負担が大きいのは毎月の手数料171円です。
それは一括で引き落とすことです。2018年から一括で拠出することが可能になりました。
一括を使えば、もともとは最低でも毎月171円かかっていたものが、年に1回だけ171円かかり、残りの月は毎月66円の負担だけですみます。
つまり本来は171円×12回で年間2,052円かかっていたものが、一括にすることで年間897円で済みます。
私もこの方法で手数料を安くしています。詳しくは以下をご覧ください。
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元本割れを超える利息を得るチャンスがある
具体的には世界に分散投資できる「インデックス投信*」に投資できることが強みです。
*インデックス投信とは
『日経平均(日経225)、MSCIコクサイ指数など市場の株価指数に連動した運用成績を目指す投資信託』のことです。
世界のインデックス投信を何十年と長期で運用していれば、元本割れはほぼないと言っていいでしょう。
理由を説明します。
インデックス投信は海外の株価指数と同じ値動きをします。だから、元本が割れるとしたら世界経済がオワコンになったときくらいです。
世界経済は人類が生まれてからずーっと右肩上がりで、今後GDPも何倍も伸びていく試算がされています。(日本は保証できないけどね笑)
その一部は先進国のメインどころのチャートを見ればわかります。
例えば海外の有名どころのMSCIコクサイ指数に連動した投資信託を買えば、過去の平均で7~9%前後の利回りを出しています。
こうやってちゃんとした商品を選べば大丈夫だよ、というのが私の意見です。大多数の投資家も同じ考えを持っていますし。
もちろん投資なので絶対はないですし、短期では確実上げ下げを繰り返します
受け取りのときの税金はかなり少なくできる
60歳で一括で受け取ったときの税金は、確定拠出年金で受け取る場合、かなり優遇されます。
具体的には、退職所得控除額によって以下の税金が安くなります。
加入期間 | 控除額 |
10年 | 400万円 |
20年 | 800万円 |
30年 | 1,500万円 |
※国税庁の計算式を元に当サイトで計算
普通に投資信託をやるよりも上記の税金がかからなくなるわけです。
「結局、税金取られるからだまされるな!」という人の意見は半分本当で、半分嘘になります。
一応おまけで計算式も載せておきますね。気になる方だけ見てください
勤続年数 | 退職所得控除額 |
20年以下 | 40万円×勤続年数 |
20年超 | 800万円+70万円×(勤続年数-20年) |
※参考:国税庁
毎年税金が控除される
- サラリーマンの場合:給料から引かれる税金が減る
- 自営業の場合:売上から引かれる税金が減る
以下で具体的な金額を試算してみましょう。
年収600万円の場合、所得税率は20%+住民税が10%
→180万円が税金として持っていかれる
ここで毎月3万円(年間36万円)を確定拠出年金をしていた場合、10.8万円(36万円×30%)の税金を払わなくてよくなります。
10.8万円も安くなれば 、年間のスマホ代が0円になったようなもんです。
また先ほどお伝えした「毎月167円の手数料」が可愛く見えてきませんか?
確定拠出年金はどこでやるのがお得か
SBI証券が商品のラインナップ、諸々の費用の安さ、人気度で一番おすすめです。特にSBIのセレクトプランが最強。
楽天証券はあまり良い商品がないのでおすすめできません。楽天のつみたてNISAは最高なんですけど。
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楽天証券の積立NISAで毎日ポイント無双する始め方・買い方
どうもくまおです!(@kumao__kumao) 「楽天証券のつみたてNISAでどうやったらポイントを沢山もらえるの?」 そう思っている人に、最近楽天証券で積立NISAを始めたわたしが、最も多く楽天ポ ...
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確定拠出年金の始め方についてはiDeCoのSBIでの始め方・口座開設の流れ|確定拠出年金で詳しく書いてます。
まとめ|確定拠出年金にだまされるな!は嘘。本当のメリット・デメリットを運用中の私が語る
正直ものすごく貯金がある人を除いて資産運用をしていかないと、老後に生きていくのはかなり厳しいと思っています。
だから何かしらは始めるべきです。
そのときもっとも堅実なのがつみたてNISAとiDeCo。
投資なので一時的にはマイナスになることもありますが、自分の意志と関係なくiDeCoでは淡々とつみたてが可能なのでオススメします(*˘︶˘*)
なんせ60歳になるまで途中で引き出すことができないため、意思が弱く貯金が苦手な方におすすめですっ!
また給与などの税金が安くなるメリットもありがたいな(*´∀`*)
ただし毎月5,000円も出せないって人はおすすめしません。生活費を削ってまで投資はするものではないので。
ちなみに私は両方やってます。
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iDeCoのSBIでの始め方・口座開設の流れ|確定拠出年金
どうもくまおです! 私はiDeCo(確定拠出年金)の口座をSBI証券で作りました╰(*´︶`*)╯ iDecoって始め方がわかりづらいと思いませんか? そんな方向けに申し込みや口座開設の流れをちゃんと ...
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【おまけ】どの商品買っていいかわかんないという方はeMAXIS Slimシリーズがおすすめです。