- サラリーマンだけど節税はできる?
- なにをしたら節税対策に効果的か知りたい
そんな人に向けて書いています(◦ˉ ˘ ˉ◦)
今は引退しましたが、私はサラリーマン時代から節税に取り組んでいました。
ちょっと工夫するだけで税金が減り、いままでより豊かな暮らしができるのでやらないともったいないです。
この記事ではFP保有のくまお教授(@kumao__kumao)が解説しています。
この記事のポイント
サラリーマンの節税で取り組みやすく、高価の高い順に方法を紹介
目次
サラリーマンの節税
まず先に言っておくこととして、サラリーマンも節税できます。
節税とは本来取られるべきだった税金を抑えることが出来ます。
たとえば年収500万円の人は税金を120万円くらい持っていかれるのが平均ですが、節税をすることで100万円しか取られなくするみたいなことは可能です。
実際に私がサラリーマン時代にやってみて簡単&効果的だったものからお伝えしますね。
①ふるさと納税
一番簡単なのがふるさと納税です。
わたしも一番最初にやったのがこれ。
ふるさと納税をやることで、寄付した金額分の毎年の所得税と住民税が安くなります。
簡単に言うと「寄付した金額から2,000円を差し引いた金額」が節税額です。
寄付できる上限は所得によって決まっています。
上限額は目安表をみればすぐわかります。
たとえば年収500万円を例に取ると毎年6万円近くは寄付が可能。
6万円近く寄付すれば、ざっくり5.8万円分は税金という形で返ってきます。
一方、6万円で2万円分くらいの返礼品はもらえるので、
「特産品2万円ー2千円」でトータル約1.8万円のプラス収益になります。
ネット上でふるさと納税ができて、今はたくさんのサイトがありますが、おすすめは楽天ふるさと納税です。楽天ポイントが溜まったり使えるので。
返礼品は米、肉、海産物、スイーツ、飲料品、野菜、日用品などほぼなんでもあります。昔ほど返礼品は豪華ではないですが、いまでも十分お得な制度ですよ。
ポイント
気軽さ:
節税コスパ:
確定申告:不要(ワンストップ特例を使った場合)
ちなみに控除とか意味不明という方はこちらの記事を読んでください。
-
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②親族を扶養に入れる
引退した両親、祖父母、親戚などを扶養に入れることでサラリーマンの所得が控除されます。
同居していない親族でも所得の要件などを満たせば、扶養に入れることが出来ますよ。
扶養に入れれば、サラリーマンとして働いている人の節税になります。
控除額は以下のとおりです。
【引用】国税庁
ポイント
気軽さ:
節税コスパ:
確定申告:不要(年末調整をすればOK)
③株・FXなどの損失を通算
株で損をしたときは、利益に対して帳消しに出来ます。
たとえば100万円の株で利益がでた場合、普通は約20万円が税金で取られます。
しかしもし別の株などで100万円の損失をした場合、0円の利益とみなし税金は取られません。
確定申告をすれば無駄な税金を取られずになり節税になります。
ポイント
気軽さ:
節税コスパ:
確定申告:必要
④iDeCo
いわゆる確定拠出年金と言われているものです。
毎月つみたてで投資信託などを運用し、60歳になったら元本+得た利益を受け取る制度です。
運用して得た利益は非課税になるのはもちろん、投資した金額分が毎年所得税から控除されます。
たとえば年収500万円の人が毎年20万円を運用した場合、4万円ほど税金が安くなります。
最近年々やる人が急増しています。
くわしくは以下の記事をご覧ください。
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ポイント
気軽さ:
節税コスパ:
確定申告:不要(年末調整をすればOK)
⑤つみたてNISA
つみたてNISAは毎月決まった金額を投資信託として積立し、利益が出た場合にかかる税金が安くなります。
本来1000万円の利益が出たら200万円の税金が取られますが、つみたてNISAだと0円となるため節税の効果があります。
投資できるのは最大20年間で、いつでも好きなときに引き落とすことができるのがメリット。
サラリーマンの投資では一番人気だと思います。年々やる人が急増しています。
くわしくは以下の記事で解説しています。
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ポイント
気軽さ:
節税コスパ:
確定申告:不要
⑥医療費控除
家族の医療費の自己負担が10万円を超えた場合、超えた分だけ控除されます。
たとえば年間で夫が5万円、妻が10万、合計15万円の医療費を支払った場合、「15万円ー10万円-5万円」が控除されます。
ただ年間で10万円を超えるサラリーマン世帯はそう多くはないと思うので、実際は適用者数はそこまで多くなりです。
ポイント
気軽さ:
節税コスパ:
確定申告:必要
⑦セルフメディケーション税制
最近始まった制度で、ドラッグストアなど市販の医薬品を買った場合に、12,000円を超えた分が控除されます。
上限は88,000円までです。
たとえば年間3万円の医薬品を買った場合、「3万円ー1.2万円=2.8万円」が節税金額となります。
ただし医療費控除と併用できない点に注意が必要です。
ポイント
気軽さ:
節税コスパ:
確定申告:必要
⑧住宅ローン控除
マンションや一軒家などを買ったり、改築した場合でローンを組んでいる人に減税がされる制度です。
控除はローンの1%で最大10年間適用されます。
たとえば3,000万円のローン残高なら、毎年30万円が控除されます。
ただし支払限度額が一般的に4,000万円となっている点に注意です。
また節税額が大きいように見えますが、それ以上に支出(負債)が大きい点は意識しておく必要があります。
ポイント
気軽さ:
節税コスパ:
確定申告:必要(2年目以降は年末調整でOK)
特に新築の家は買った瞬間に売値の半分になるとも言われている高い買い物ですから慎重になりましょう。
以下の動画でくわしく解説されています。
⑨生命保険料控除
民間の生命保険料を払っている場合に適用される控除です。
そもそもの保険料という支出があるので、基本的には節税目的で入るべきではありません。
控除額は保険ごとに若干異なります。また所得税と住民税にわけて引かれます。
所得税 | 住民税 | |
生命保険料控除 | 40,000円 | 28,000円 |
個人年金保険料控除 | 40,000円 | 28,000円 |
介護医療保険料控除 | 40,000円 | 28,000円 |
ポイント
気軽さ:
節税コスパ:
確定申告:不要(年末調整で可)
⑩副業を経費にする
副業で得た収益は経費が使えますので、節税はかなりしやすいです。
まず開業届を出して青色申告を使うと必ず65万円が控除されます。
また家で仕事をすれば家賃・水道光熱費などが使えます。
外でやるなら交通費・場所代・会食など。
PCやスマホを副業で使うのなら、それらも経費にできます。
サラリーマンの給与所得に比べて、節税の幅は断然広がりますよ。
ポイント
気軽さ:
節税コスパ:
確定申告:必要
サラリーマンに特におすすめの節税対策
今回挙げた中で特におすすめのものは以下です。
- ふるさと納税
- iDeCo
- つみたてNISA
これらは節税金額が支出を上回ることが極めてまれだからです。
簡単に始められて、しかもけっこう美味しい節税になります。
しかし他の住宅ローン控除や生命保険控除とかはそもそもの支払いが大きすぎるので、節税より支出のほうが断然大きくなります。
こっちはどちらかというと新たに入るというよりは「すでに支払っているから節税しよう」というのが正解です。
ふるさと納税は1万円から、iDeCoは月5,000円から、つみたてNISAは月100円から始められます。
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まとめ|節税はしたもの勝ち
このブログではサラリーマンの節税対策を解説してきました( ◌•ω•◌ )
記事内容をまとめると以下のようになります。
- サラリーマンの節税対策はそこまで多くないけどちゃんとやるべき
- 多くは年末調整だけで足りる
- 節税のために余分な支出は避けよう
くまお教授のツイッターもみてね(@kumao__kumao)
※質問やコメントもお気軽にどうぞ
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今度は確定申告の方法でも書こうかなあ。はじめてやるときすごい悩んだし。