「イデコでは信託報酬は重要なの?」「安くするおすすめの方法を比較した上で知りたい」
そんな人に向けて書いています。
イデコにとって信託報酬はコストを抑える上で非常に重要です。
そして答えから言ってしまうと、信託報酬を安くするおすすめの方法は、SBI証券でeMAXIS Slimという投資信託を買うこと。
以下に改めてこの記事でお伝えすることをまとめます(・ิω・ิ)
伝える内容
- イデコにおける信託報酬率の重要性と意味
- 安い投資信託とは!それはどこで買うのがいいか
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イデコ比較!どこがいいか運用中の私が読者目線で解説
「iDeCo(イデコ)を比較したときにどこがいいの?」 「色々みてみたものの実際に使っている人の意見を聞きたい」 という人向けです。 iDeCo(イデコ)は1つの金融機関でしか選べないため、絞らないと ...
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目次
イデコでかかる信託報酬ってなに?
まず信託報酬についてざっと説明します。
信託報酬がイデコにどう関係するか
イデコでも信託報酬が発生します。
これは実質的に毎日投資家が支払うコストです。
証券会社の投資信託の項目を見ると、必ず年率◯◯%とあるやつになります。
例えば上図のような信託報酬が年率0.162%の投資信託の場合で計算してみましょう。
※ちなみに今は0.09372%とさらに安くなっています(記事更新時点)
信託報酬の計算方法
先ほど説明したのは、あくまで年率なので、日に直す必要があります。
計算方法はシンプルです。
年率に対して365日で割ってあげれば、1日あたりのコストが出せます。
【計算式】信託報酬0.162%÷日数365=0.00045634%です。
およそ信託報酬として0.00045%が1日あたり引かれています。
続いてパーセントでなく、円で出したい場合を説明します。
その方法は「基準価額×1日あたりの信託報酬率」をすれば出ます。
基準価額とは、シンプルに言うと「投資信託の価格」ですね。
今回例に出したeMAXIS Slim S&P500は基準価額が以下の通り
だから基準価額10,946×信託報酬0.00045634%/日=0.04995円
つまり1日あたり約0.05円ほどのコストになります。
この値を引いた額が毎日更新の上で基準価額として反映されています。だから基準価額は、投資の利益だけでなく、コストも折り込んだ上での値付けということです。
ちなみに今回紹介したS&P500というのは信託報酬が最安クラスです。
もし高い投信(ひふみプラス)だと1%超えもあるので、そうするとかなり変わってきますよ。
一応そのあたりは信託報酬率とは!計算方法や目安・いつかかるかも解説【図解あり】でシミュレーションしています。
どこに払っているのか
支払先は以下の図の運用会社というところ。
※本当はもっと間にいろいろな業者がいるものの、分かりづらいので重要な箇所だけ抜粋しています。
運用会社は投資信託を発行している機関になります。
証券会社はただそれを販売しているだけなので、同じ投資信託であれば会社によって手数料はかわりません。
しかし扱っている投資信託は、証券会社によってけっこう違います。
だからより良い商品を扱っている証券会社を選ぶことこそが最適解となります。
信託報酬率が安い証券会社を選ぶのが正解
答えとして、イデコでは信託報酬が一番意識すべきコストだといっても間違いありません。
銀行は色々コストが高すぎるので選ぶのは問題外として、選択肢に残るのはネット証券。
ほとんどの人は
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
の3つに絞られると思います。
これらの証券では、加入金手数料2,777円と毎月かかる口座管理手数料167円がかかります。ただどこの金融機関でイデコをするにも100%かかる費用です。
その証拠として、厚生労働省のパンフレットにもちゃんと手数料がかかることが書いてあります。
先程あげた証券会社が、記載していない他社よりコストが高いことはまずありません。
あと他に考えられる手数料として、販売手数料がありますが、いずれもかかる商品を扱っていません。
だから、結論として「証券会社によって変わってくるコストは信託報酬率」であり、これだけ意識すればOK。
そしてその信託報酬は「投資信託の種類」によって変わります。
で投資信託の種類って、証券会社によってけっこう違うんですよね。選択ミスをしてしまうと、信託報酬が高い商品しかないなんてことになりかねません。
1人1つの金融機関でしかイデコは登録できないため、しっかり選びたいところです。
信託報酬率についてもっとくわしく知りたい方はこちらの記事をみてください。
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イデコで信託報酬を安く抑えるおすすめ方法を比較
ちょっと前置きが長くなりましたね。
とりあえず今までお伝えしたかったのは、イデコで気にするべきは信託報酬が安い投資信託を扱っている証券会社を選んでください。ということでした。
冒頭でお伝えしちゃいましたけど、オススメの証券会社がSBI証券です。
理由を説明します。
SBI証券がおすすめな理由
結論は以下の表を見ていただければわかるはずです(๑•̀ㅁ•́๑)
各社が、最も安い信託報酬を誇る投資信託を比較したものになります
資産の種類 | SBI証券 | マネックス証券 | 楽天証券 |
新興国株式 | eMAXIS Slim 新興国株式 0.1859% |
eMAXIS Slim 新興国株式 0.1859% |
DCインデックス 海外新興国株式 0.3740% |
先進国株式 | eMAXIS Slim 先進国株式 0.09889% |
eMAXIS Slim 先進国株式 0.09889% |
たわらノーロード 先進国株式 0.09889% |
全世界株式 | eMAXIS Slim 全世界株式 (オールカントリーor除く日本) 0.1133% |
eMAXIS Slim 全世界株式 (オールカントリー) 0.1133% |
iTrust世界株式 0.979% |
国内株式 | eMAXIS Slim 国内株式 (日経平均) 0.143% |
DCニッセイ日経225インデックスファンドA 0.1859% |
三井住友・DC つみたてNISA 日本株 0.1728% |
米国株式 | eMAXISSlim 米国株式 (S&P500) 0.09372% |
eMAXISSlim 米国株式 (S&P500) 0.09372% |
楽天 全米株式 (楽天VTI) 0.13200% |
※記事更新時点
信託報酬率が安い順に
SBI証券>マネックス証券>>楽天証券
というのがおわかりいただけるかと思います。
正直にこの3社はどれも結構いい線いってますけど、SBI証券がすごすぎるだけです。
証券会社の比較をもっとしたいという方は以下で解説しているのでどうぞ
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イデコ比較!どこがいいか運用中の私が読者目線で解説
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楽天証券が残念な点はeMAXIS Slimシリーズを扱っていない点。
この銘柄は現状の成績も現状良いですし、評判もピカイチです。
しかもライバルが値下げすると、それに合わせて随時値下げするんですよね。
詳しくはeMAXIS Slimはおすすめ?11種類の違いを比較で説明しました。
セレクトプランがおすすめ
ちなみにSBI証券には「オリジナルプラン」と「セレクトプラン」のどちらを選ぶ必要があります。
セレクトプランだと、上記の図で示した優秀な投資信託があるのでおすすめです。オリジナルプランは微妙ですね。
→いまはオリジナルプランの新規申込は停止し、セレクトプランだけ選べる形になりました。
詳しくはiDeCoはSBI証券のセレクトプランをおすすめする理由で書いています。
始めかたについてはiDeCoのSBIでの始め方・口座開設の流れ|確定拠出年金をどうぞ。実体験を交えて解説しました。
まとめ|イデコで信託報酬を安く抑えるおすすめ方法を比較
そんな感じで、イデコで信託報酬を安く抑えるおすすめ方法を比較してきました(*˘︶˘*)
ちょっと説明が細かくなってしまいましたが、結論としてはSBI証券のセレクトプラン、次点でマネックス証券にしておけばまず失敗しません。
なぜなら一番信託報酬が安くて優秀な投資信託を扱っているから。
実際に私はSBI証券のセレクトプランで運用していて、とても満足しています。
とはいえ最終的にはご自身が選んだところが正解ですけどね。
おすすめの銘柄については元々はNISAの記事ではありますが参考になるので、積立NISAおすすめ銘柄とファンド3選【今買うべき投資信託】も見てみてください。
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今回はiDeCoの運用益・実績について、このブログで書いていきます。 ちなみにコストが最安かつ商品の質・量ともにすごいSBI証券で運用してるよ(*´꒳`*) 実績は随時更新していきますね。 iDeCo ...
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