「iDeCoを続けたら将来どれくらいの金額を受け取れる?」
そんな人に向けてFP保有のくまお教授(@kumao__kumao)がお届けします(灬ºωº灬)
iDeCoをやる方は実際に資金が増えるかどうかは気になるポイントですよね。
答えを先にいうとちゃんとした選択をすれば増えます。
この記事のポイント
- iDeCoの運用金額ごとの利益をシミュレーション
- 税金がどれだけ減るか
- 少しでも得られる金額を増やす方法
iDeCoの運用金額ごとの利益をシミュレーション
もし毎月2万円ずつ運用していった場合、まずざっと試算をお見せすると以下のようになります。
データでみるとこちらです。
10年 | 20年 | 30年 | 40年 | |
現金(元本) | 240万 | 480万 | 720万 | 960万 |
iDeCo年率3% | 280万 | 658万 | 1,168万 | 1,856万 |
iDeCo年率5% | 309万 | 818万 | 1,657万 | 3,038万 |
iDeCo年率7% | 345万 | 1,039万 | 2,433万 | 5,235万 |
※1万円以下は四捨五入
iDeCoでは投資信託または元本保証型の商品のみ選択できます。
利益を増やしたいなら投資信託一択です。元本保証型の商品とはつまり預金を指すので、多くても年率0.1%とかしか増えません。
一方で投資信託であれば年率3%〜7%を目指すことは普通にできます。
今回はいつも私が推奨している「eMaxis slim先進国株式インデックス」または「eMaxis slim米国株式(S&P500)」を運用した場合でシミュレーションしています。
ここからはもう少し細かいパターン別にシミュレーションをお見せします。
年率のパターンは以下の3つ
想定年率
- 0.1%
- 3%
- 5%
- 7%
上記で0.1%を加えたのは定期預金と投資信託で比較するためです。
毎月の投資金額のパターンは以下の4つにします。
想定年率
- 5,000円(最低投資金額)
- 1万円
- 2万円
- 3万円
手数料は業界最安のSBI証券で171円/月なので、毎月の積立金額から171円を引いた数で計算します。
たとえば毎月5,000円積み立てるとしたら、5,000円−171円=4,829円を実質積み立てていることになります。
関連記事:iDeCo手数料って?無料の会社を比較!
✓年率0.1%で運用した総資産
預金で預けたときの数字の参考にしてもらうために、毎年仮に0.1%ずつ増えたら資産総額がどうなるかをシミュレーションしました。
月5千 | 月1万 | 月2万 | 月3万 | |
10年 | 58万 | 119万 | 239万 | 360万 |
20年 | 117万 | 238万 | 480万 | 723万 |
30年 | 176万 | 359万 | 725万 | 1,090万 |
40年 | 236万 | 481万 | 971万 | 1,461万 |
✓年率3%で運用した総資産
かなり消極的な数字で3%ずつ年々成長していった場合の資産総額が以下のとおりです。
月5千 | 月1万 | 月2万 | 月3万 | |
10年 | 70万 | 140万 | 280万 | 420万 |
20年 | 165万 | 329万 | 658万 | 987万 |
30年 | 292万 | 584万 | 1,168万 | 1,752万 |
40年 | 464万 | 928万 | 1,856万 | 2,785万 |
※信託報酬が今回扱う商品では少ないので加味していません。また今後下がる可能性も高いですし。
✓年率5%で運用した総資産
年で5%ずつ伸びるのは十分可能です。やや控えめな数字と言ってもいいくらい。
月5千 | 月1万 | 月2万 | 月3万 | |
10年 | 753万 | 153万 | 309万 | 465万 |
20年 | 199万 | 406万 | 818万 | 1,231万 |
30年 | 403万 | 821万 | 1,657万 | 2,493万 |
40年 | 740万 | 1,506万 | 3,038万 | 4,571万 |
✓年率7%で運用した総資産
先進国やアメリカ株式に連動する投資信託ではいままで、年間で平均7%ずつ伸びていっているので現実的に可能な数字だと思っています。
月5千 | 月1万 | 月2万 | 月3万 | |
10年 | 840万 | 171万 | 345万 | 519万 |
20年 | 253万 | 515万 | 1,039万 | 1,563万 |
30年 | 593万 | 1,206万 | 2,433万 | 3,660万 |
40年 | 1,275万 | 2,595万 | 5,235万 | 7,575万 |
シミュレーション結果によるとかなり大きく資産が増えているのがわかります。
金額が大きいほど伸び率も高く、年数が後半になるほど加速度的に増えていますね。
iDeCoで税金がどれだけ減るか資産
なんといってもイデコの魅力と言えば税金対策。
iDeCoでは投資信託を積み立てた投資利益以外にも、節税効果というお得要素があります。
関連記事:iDeCoの節税や所得控除を運用者がわかりやすくブログで解説
以下にシミュレーションしました。
✓年収・毎月の運用金額ごとの1年間あたりの節税金額
✓30年間あたりの節税金額
節税10万円ということは実際に10万円儲けたのと同じ効果があります。
たとえば年収500万円の人が月2万円を運用していたら、144万円もお得になるんです。
iDeCoは先ほどお伝えしたとおり手数料がかかりますが、それを大きく上回る効果があるのがおすすめする理由の1つ。
会社員は2万円ほどや公務員1万円ほどと上限金額が少ないです。
くわしくはiDeCoの上限金額やどんな人が運用すべきかを徹底解説でまとめているので見てくださいね。
少しでも金額を増やす方法
以下の条件でiDeCoを運用すれば利益は出ます。
- 長期投資をする(最低10年以上)
- ちゃんとした金融機関を選ぶ
- 商品選択を間違えない
このあたりの詳細は以下の記事でまとめています。
関連記事:iDeCoのおすすめ商品3選と7つの条件
さいごに
iDeCoの将来に得られる金額のシミュレーションをしてきました(*´ω`*)
まとめると以下の感じになります。
記事内容まとめ
- 理論上は銀行に預けるよりiDeCoに回したほうが資産は増える
- 長期で積み立てるほど効果は加速度的に伸びていく
- 手数料を大きく上回る節税効果がある
将来老後生活がどれだけ続くかわかりません。
そんなときに強制的に着実にためられるiDeCoは便利です。
将来に向けて少しでも運用しているという実感があるだけでも大きな安心材料になるんですよね。
おすすめの口座は以下のとおりです。
楽天は積立NISAだとポイントが付くのでおすすめですが、iDeCoではつかないので、私は商品で優位性があるSBI証券のセレクトプランでやっています。
詳しくは以下でも解説しました。