- 「iDeCoと付加年金は併用できる?」
- 「両方運用するのってどうなの?注意点とかは?」
そんな人に向けて書いています(◦ˉ ˘ ˉ◦)
この記事ではiDeCo運用中&FP保有のくまお教授(@kumao__kumao)が解説しています。
わかること
付加年金やiDeCoに関して、両方の加入を考えている人向けに注意点などを解説
付加年金とiDeCoの併用はできる
✓併用可否
付加年金とiDeCoは制度上どちらも併用可能です( ˃̶͈ ᴗ ˂̶͈ )
両方運用することで、将来もらえる年金額を最大限に増やすことが出来ます。
ただし併用できるのは自営業者、学生などに限定されます。
いわゆる第一被保険者という人たちで、直接国民年金を支払っている人たちだけ。
理由として、iDeCoは誰でも基本的に加入できる一方で、付加年金は自営業者などしか入れないからです。
整理すると
加入できる人 | |
付加年金 | 自営業者、学生など |
iDeCo | 自営業者、学生、会社員、公務員、主婦など |
✓支払金額
それぞれ支払う金額はけっこう違います。
支払金額(月) | |
付加年金 | 400円 |
iDeCo | 5,000円〜68,000円(付加年金併用時は67,000円まで) |
注意したいのは、2つ合わせて毎月の拠出上限が68,000円な点です。
併用した場合のiDeCoの上限は67,000円までなります。
厳密に計算すると68,000円-400円=67,600円となりそうですが、制度上1,000円以下は切り捨てられるため、67,000円となるんです。
付加年金は400円で一律料金となります。
付加年金とiDeCoの運用方法と受取金額
付加年金とiDeCoでは運用や受け取り方が異なります。
それぞれ説明していきます。
✓運用方法
付加年金とiDeCoでは運用方法が違います。
商品 | 特徴 | |
付加年金 | 自分で選ばない | 資産の増減はない |
iDeCo | 自分で選ぶ | 資産の増減がある |
付加年金は年金としてしか運用でできません。
選ぶ商品というのは存在しないです。
一方でiDeCoは元本保証型の定期預金か、元本保証なしの投資信託を選べます。
投資信託で利益を出した分は、そのまま運用益として60歳以降に受け取ることが可能です。
よっぽど変な商品を選ばない限り、10年以上運用期間があるのであればマイナスになることは考えづらいです。
基本的には実際に積み立てた金額より、大きな金額にすることができますよ。
その上で金融機関や商品選びがかなり重要になります。
くわしくは以下でまとめています。
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✓受取金額
受取金額について比較していきます。
受取開始年齢 | 受取金額 | |
付加年金 | 65歳以降 | 年額として毎年200円×納付月を生きている間ずっと |
iDeCo | 60歳〜70歳 | 積み立てた金額を一括または分割(年金形式) |
付加年金は65歳以降に、積み立てた分だけ一定の額を生きている間ずっともらえます。
67歳で元は取れ、そこから長く生きれば生きるほどお得になります。
iDeCoはちょっと複雑で、受け取り方法が複数あります。
- 一度にまとめて受け取る一時金
- 5年から20年といった期間にわたって毎年受け取っていく年金
- 一時金と年金の組み合わせ
わたしのおすすめは一度にまとめて受け取る方法です。
そのほうが退職金控除がたくさん受けられ、基本的に貰える金額が大きくなるため。
くわしくは以下の記事を見てください。
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ちなみに付加年金と国民基金年金との併用はできません。
まとめ|付加年金とiDeCoの併用可否や注意点
このブログでは付加年金とiDeCoの違いや併用について解説してきました( ◌•ω•◌ )
両方とも運用すれば老後が他の人よりも圧倒的に余裕が生まれるのでおすすめです。
記事内容をまとめると以下のようになります。
- iDeCoと付加年金の併用は可能(ただし自営業者・学生だけ)
- 運用の上限金額は2つあわせて月6.8万円まで
- 最低金額は付加年金が400円+iDeCoが5,000円〜
- 積み立てた分は、すべて所得控除になる
付加年金は地元の役所に問い合わせればすぐ利用できます。
iDeCoの実際の流れは以下で実体験を元に作りました。SBI証券の事例ですが、どの金融機関でもほぼ同じです。
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