「つみたてNISAは外国株式に投資したほうがいいの?」「日本と海外どっちのほうが株価伸びてる?」
そんな人に向けてFP保有のくまお教授(@kumao__kumao)がお届けします(ㆁωㆁ*)
目次
積立NISAは外国株式に投資したほうがいい理由
積立NISAをなぜ海外株式のほうがいいか理由を2つ紹介します。
理由1:外国株式のほうが儲かる
1つ目はシンプルで、そのほうが利益が出る可能性が高いからです。
資金を増やすのが投資の最大の目的の人が多いはずなので、より効果の高い投資対象にお金を預けるのが正解だと思います。
じゃあ実際に過去どれくらいの違いがあるのか比較してみましょう。
比べるのは日本の代表的な指数であるTOPIXと、先進国株式の代表格であるMSCI Kokusaiにします。
※一応おまけで米国や新興国も載せます。
主な投資国 | 代表的な指数名* | |
日本株式 | 日本 | TOPIX |
先進国株式 | 米、英、仏、カナダ等 | MSCI Kokusai |
米国株式 | 米国 | S&P500 |
新興国株式 | 中国、韓国、台湾、インド等 | MSCI Emerging Markets |
で、上記での指数における過去の1年あたり平均利回りがこちら↓
過去10年 | 超長期(参考までに) | |
TOPIX | 3.7% | 2.40%(1998年〜) |
MSCI Kokusai | 11.07% | 8.57%(1994年〜) |
S&P500 | 11.26% | 11.48%(1987年〜) |
MSCI Emerging Markets | 5.38% | 10.42%(1987年〜) |
データは海外の本家英語サイトから持ってきた( ・`ω・´)キリッ
手数料などは加味していません
※データ参考:MSCI、macrotrends、investropedia
一方で海外株式は1年ごとに約10%ずつ成長していることがわかります。
過去の実績を参考にするならば、断然海外の株式のほうが伸びしろがありますね。
「でも今後も同じように伸びるかはわからないよね」という意見もあると思います。
正直それは私にもわかりませんし、専門家も予想を当てるのは簡単ではありません。
しかし経済成長率や人口推移などを見ても、今後日本よりは海外株式のほうが成長する可能性は非常に高いと考えています。
上記はJetroより抜粋したデータ。
日本よりも海外の伸び予想が高いのがわかります。
ちなみに先進国よりも新興国のほうが高いですが、新興国は成長率に実際の株価がついてこないのが常なのであまり本気で手を出さないほうが懸命です。
安定感にも欠けますし。
理由2:分散効果が強いから
海外株式を推奨するもう1つの理由。それは分散にあります。
日本の資産はみなさん日本円や不動産、モノなどですでに持っています。
ソフト面でいうと、職場とか、生活空間とも含みます。
その状態でさらに日本株を持つということは日本への強烈な依存に他なりません。
せめて株式(実際には投資信託という形で持つが)だけでも外国に分散しておいたほうが、健全じゃないでしょうか。
「日本の資産+積立NISAの外国株式に連動した投資信託」という組み合わせにして少しでもリスクを減らしましょう。
外国株式に連動する投資信託の推奨銘柄
積立NISAで投資できるのは投資信託(一部ETFも)だけで、個別の株式を直接買うことはできません。
だから外国株式の指数に連動した投資信託を購入することになります。
それぞれの投資信託は指数という数値と成績が連動するように運用されます。
たとえば重複しますが、
- 日本だと日経とかTOPIX
- アメリカだとS&P500
- 先進国全般だとMSCIコクサイインデックス
といった具合に。
この中で一番おすすめはS&P500やMSCIコクサイインデックスです。
そしてこの指数に連動した投資信託は以下の通りたくさんあります(実際に購入できる金融機関は数がそこまで多くはないですが)
MSCIコクサイインデックスに連動する投信をざっと並べてみます。
信託報酬(年率税込) | 純資産総額(億円) | ||
1 | eMAXISSlim先進国株式インデックス | 0.10615% | 809.01 |
2 | ニッセイ外国株式インデックスファンド | 0.10989% | 1611.33 |
3 | たわらノーロード 先進国株式 | 0.10989% | 28.66 |
4 | たわらノーロード 先進国株式<為替ヘッジあり> | 0.22% | 65.76 |
5 | eMAXIS 先進国株式インデックス | 0.66% | 442.66 |
6 | iFree外国株式インデックス(為替ヘッジあり) | 0.209% | 11.06 |
7 | SBI・先進国株式インデックス・ファンド | 0.1027% | 18.8 |
8 | 野村インデックスファンド・外国株式 | 0.605% | 139.23 |
9 | つみたて先進国株式 | 0.22% | 95 |
10 | Smart-i 先進国株式インデックス | 0.22% | 24.56 |
※掲載順は1月22日時点の楽天証券の人気順です。
これらは同じ指数をターゲットとしているため、どれも成績はほぼ変わりありません。
しかし信託報酬が大きく変わります。
信託報酬とは購入者側が投信を管理している人たちに支払う手数料です。
持っている間は記載の通り、年辺り0.1%〜0.6%程度かかるものになりますので、安ければ安いほど優秀な商品になります。
もう1つ大事なポイントは純資産総額!
これはその投資信託がどれだけ買われているかの指標です。
これが多いほど健全な運営ができるので、多めの物を選びましょう。
ただし出て期間が浅いものは少ない傾向があるので、きちんと右肩上がりに伸びている物を選ぶのがベスト。
これらの数値を総合して評価すると、一番おすすめなのは「eMAXISSlim先進国株式インデックス」です。
eMAXIS slimシリーズは競合が信託報酬を値下げするとあわせて下げてくるので、長く持っていても安心です。
スーパーや家電量販店の近隣対抗価格と似たような感じですね。
積立NISAの外国株式ラインナップが豊富な金融機関
積立NISAは金融機関で取扱銘柄の数が大きく異なります。
平均的な銘柄数としては以下の通り
- 銀行:3〜10
- 保険会社:5〜20
- 証券会社:10〜20
- ネット証券会社:20〜150
特に銀行とかだと先進国に連動する銘柄にに関していえば、1つくらいしか扱っていないことがほとんど(ネット銀行だともう少し多い傾向)
しかもコストの高いやつだけとかが一般的。
と考えたときにラインナップの数の質の両面で、おすすめはネット証券です。
その中で特におすすめなのが以下になります。
わたしはポイントがたくさん貯まり、商品も充実している楽天証券を使っています。
最近一番人気なのも楽天です。
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まとめ
この記事ではつみたてNISAの海外株式について書いてきました(๑•̀‧̫•́๑)
整理すると以下になります。
記事内容まとめ
- 日本株式より海外株式のほうが成果を見込める
- 同じ指数に連動しているものは成績はほぼ同じ。基本は信託報酬等で決めるべき
- 証券会社などによって取り扱いの銘柄数はぜんぜん違う
つみたてNISAをやろうと考えるだけでも他の人より一歩進んでいるすごい人達なので、胸を張って前を歩いていきましょうっ!
基本的に投資時間が長いほど利益も増えるので早めがおすすめです。
将来お金に困らないためにも少しずつ資産を増やしていくことをオススメします。
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