- つみたてNISAのポートフォリオってどうやって組むべき?
そんな人に向けて書いています(◦ˉ ˘ ˉ◦)
私個人の独断と偏見でお届けしますね。
この記事ではつみたてNISA運用中&FP保有のくまお教授(@kumao__kumao)が解説しています。
記事のポイント
積立NISAのポートフォリオでおすすめを年代別・経験別に解説
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積立NISAおすすめ銘柄とファンド3選【今買うべき投資信託】
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動画でも解説しています。
目次
年代別:つみたてNISAのポートフォリオ
「ポートフォリオ」って言葉に反応してこの記事にたどり着いているってことは、ある程度投資に慣れている方でしょうか?
投資をこれから始めるとか、始めたばっかりという方は「ポートフォリオ」って言葉を普通使わなそうですからね。
でも復習を兼ねて解説しておくとポートフォリオとは「資産配分」のことです。
「どの試算をどれくらいの割合で組み込もうかな〜」と考えるあれです。
定食のメニューで肉だけじゃなくて、健康も考えて野菜と味噌汁も注文しておこうかなっていう配分と同じですね(๑•̀‧̫•́๑)
肉、味噌汁、野菜でバランスの良いポートフォリオって感じで。
年代ごとで違うかなと思うので、分けました!
大前提
若い人は株式に全力投球
60歳まで投資し続ける前提で話します。
その場合、20代とか30代、40代の人であれば貯金などの生活資金以外は全部株式でいいです。
「株式100:それ以外0」で!
(もちろん全資産のポートフォリオではなく積立NISA内のポートフォリオの話です)
具体的にいうと、とりあえずeMAXIS Slim先進国株式かeMAXIS Slim S&P500米国株式のどちらか、もしくは両方を買っておけばいいでしょう。
なぜなら株式のほうが長期だと儲かるから。
株は短期だと上下の変動が激しいですが、長期だと右肩上がりになっています。
参考までに過去の平均年利は以下の通りです。
過去10年 | 超長期(参考までに) | |
日本株式 | 3.7% | 2.40%(1998年〜) |
先進国株式 | 11.07% | 8.57%(1994年〜) |
米国株式 | 11.26% | 11.48%(1987年〜) |
新興国株式 | 5.38% | 10.42%(1987年〜) |
データは海外の本家英語サイトから持ってきた( ・`ω・´)キリッ
手数料などは加味していません
※データ参考:MSCI、macrotrends、investropedia
たとえば先進国株式なら、過去10年の間であれば1年に平均11.07%ずつ上がっているんですね。
現金だと横ばいで、債券なら株式の半分以下くらいですから成果でいえば断然株式です。
でも実際は株式だって、毎年綺麗に11.07%も上がっているわけじゃありません。
年によってプラス30%のときもあれば、マイナス20%のときもあります。その点だけご認識ください。
ちなみにeMaxis Slimとついた投資信託は信託報酬率というコストが安い&純資産総額も上がっているのでおすすめです。
くわしくは以下記事でも書いています。
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eMAXIS Slimはおすすめ?11種類の違いを比較
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中年はバランスを取る
50代くらいなら60歳の引退まで後10年しかないので、株式全力はあまりおすすめしません(๐•̆ ·̭ •̆๐)
株式メインで程々に債券にバランス配分しましょう。
最初は「株式5:債券5」くらいでいいんじゃないでしょうか。
そして53歳、55歳と年齢が上がっていくにつれて株式比率をどんどん落として行くのが望ましいと思います。
株式はeMAXIS Slim先進国株式かeMAXIS Slim S&P500米国株式で、債券はeMAXIS Slim国内債券かeMAXIS Slim先進国債券がおすすめです。
経験別:つみたてNISAのポートフォリオ
今度は投資の経験別にお伝えします。
超初心者
とりあえず投資はよくわからないし、今後もあまり勉強するつもりはない人はこちらを参考にしてください。
年齢や時期によってポートフォリオを変える必要がない前提で考えますから。
そうするとおすすめはeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)です。
これは株式・債券・REITを国内・先進国・新興国でそれぞれ均等にポートフォリオを組まれたものです。
とりあえずこちらの商品を思考停止して持っておけば全世界の色々な試算に分散できるので、長期で持って失敗はまずないでしょう。
ただし今後しっかり投資を勉強していきたいなら以下の方法がおすすめです。
初心者〜中級者
とりあえずeMAXIS Slim先進国株式かeMAXIS Slim S&P500米国株式に投資しておくのが無難です。
これ1つだけでもかなり分散されています。
どっちがいいかは好みの問題です。
「米国株だけとか怖すぎ」という人もいますし「結局米国株だけ持っておけば問題ない」という人もいます。
一応過去のパフォーマンスだけで見れば米国株のほうがやや高いです。かと言ってそこまで代わりませんから好きな方を選べばいいです。
迷ったらこう選ぶのはいかがですか?
- 米国だけだと恐い人→eMAXIS Slim先進国株式
- 米国の未来に書ける人→eMAXIS Slim S&P500米国株式
あと過去のパフォーマンスは上記2つに劣りますが、先進国にも期待している人は:eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)もありでしょう
先進国+新興国の株もポートフォリオに組み込まれているからです。
もう選べないという人は、それぞれ全部均等に買えばいいと思いますよ。
くわしくは以下記事もみてくださいね
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eMAXIS Slim米国株式(S&P500)と先進国どっちが良い?両方運用中
どうもくまおです!(@kumao__kumao) eMAXIS Slim 米国株式(s&p500) とeMAXIS Slim 先進国株式インデックスを両方運用しています゚(๑•̀ㅁ•́๑)✧ ...
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上級者
「いやわたし上級者だから」という人はこちらをおすすめします。
いや正確に言うとおすすめしませんが。
方法は以下です。
- 株安のときにはeMAXIS Slim先進国株式かeMAXIS Slim S&P500米国株式といった株式に集中
- 株高のときにはeMAXIS Slim国内債券かeMAXIS Slim 先進国債券などの債券比率を増やす
先ほどお伝えしたとおり、株のパフォーマンスが長期では一番いいといえど、リーマンショックのような恐慌が10年1度くらいおきていて、その年は20%〜一時的に最大50%くらいは株価が下がっています。
世界中のすべての株が下がり、当然株価に連動した投資信託も同じように下落。
だからその短期に一時的に下がった時に、株の比率をあげ、株が高いときは下落率の低い債券の比率を増やせばたしかに一番儲かります。
でもいつが安くていつが安いかなんて、なかなか判断がつかないから上級者向けというわけです。
株があがったときは買い煽りが増えるし、下がったときは株なんてオワコンみたいな雰囲気になりますから手を出しづらいんですよね。
ロジャーズ氏は言います。
「株を買うときは、誰もが絶望に打ちのめされ、『株の話などもうごめんだ。聞きたくもない』などと口にしているときがいい。そうしたときの株式市場は底であり、上がるのを待つだけだ」https://t.co/L0qU358amV
— くまお教授@損失もさらす人 (@kumao__kumao) November 17, 2019
以前こんなツイートをしたようにかなりの精神力を持ち合わせていないとなかなか出来ない所業だったりします。
私のポートフォリオ
ちなみに私は積立NISAは初心者〜中級者向けとして書いた手法(株式)で投資しています。
iDeCoは上級者向けの方法(株式と債券)でトライしている状況です。
イデコはスイッチング(資産移動)ができますが、積立NISAはできないので売らないといけないからです。
売ってしまうと非課税分が消えてもったいないので。
スイッチングをすれば消えずに資産移動ができるんですが。
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まとめ|つみたてNISAのポートフォリオ
このブログではつみたてNISAのおすすめポートフォリオを解説してきました( ◌•ω•◌ )
記事内容をまとめると以下のようになります。
- 若い人は先進国や米国株の投資信託にフル投資でいい
- 中年以降になったら株式比率を減らす
- 超初心者はバランス型、初心者〜中級者は先進国や米国株、上級者は株と債券を組み合わる
くまお教授のツイッターもみてね(@kumao__kumao)
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